ベランダ菜園のナスに注意！栽培プランターを襲う害虫ハダニ対策

ナスの原産地はインドです。
インドの気候は雨季と乾季があり

日本でナスを栽培する期間がは
ちょうどインドのモンスーン
（季節風）にあたる６月～９月の
雨季に当たります。

つまり、高温多湿の環境なのです。

日本の場合は夏は暑いですが
雨季はありません。
そのためナス栽培の中で気を
付けなければならないことは

乾燥です！
ナスは乾燥を嫌うんですね。

そこで、今回は以上のことを踏まえ
なぜタイトルのようにベランダ菜園
のナスに注意しなければならない
のか？

そして害虫ハダニがどう関係
しているのかについてお話し
しいたいと思います。

“ベランダ”に注意する理由　

もう、お気付きかもしれませんが
ナスは乾燥に弱い
つまり雨が当たらない場所は
乾燥しがちになるということです。

もちろん、こまめに水やりをして
いればいいのですが、夏は乾く
のも早いですし１日朝夕の２回
水やりをする必要があるため

仕事をしていれば忙しくて
なかなか管理できないってことも
ありますよね。

また、ベランダといってもお住まい
の家によってベランダの広さや
作りも違います。

フェンスもコンクリートで高く
雨が入りにくい構造も多いです。

では、乾燥が続くとナスにとって
はどうなるのかというと生育不良
と害虫、特に【ハダニ】が発生しや
すくなります。

ハダニの被害

ハダニはほ高温乾燥を好み
葉裏に寄生して養分を吸う
吸汁性害虫です。

吸われた部分は葉緑素が
なくなり白っぽいかすり状の
斑点が生じます。

養分を吸われてしまうわけです
から当然株が弱り生育不良に
陥ります。

梅雨明けから夏に多発するため
ナスを含む夏野菜には大敵です！

ハダニの対策

では、どう対策すればいいのか
というと、乾燥を好むわけですから
逆に多湿にすればいいわけです。

実際に被害が広がっている場合
は野菜に使用してもＯＫな殺虫
殺菌剤を散布しましょう。

おすすめは住友化学園芸からでている

• ベニカグリーンVスプレー

• ベニカマイルドスプレー

です。ベニカマイルドスプレーは
食品成分の還元でんぷん糖化物
を使用しているタイプなので

自然派志向の殺虫殺菌剤
だといえます。

たいていの説明はここまで
なのですが、このサイトでは
もう少し詳しく説明すると

還元でんぷん糖化物とはオリゴ糖
を高温高圧下で水素還元して得ら
れた多糖類のことで
還元みずあめとも言われています。

これは清涼飲料水やお菓子など
の甘味料として使われているのです
が、粘性があるためこ

れをハダニに散布するとハダニの
気門を塞ぎ窒息死するんですね。

しかしもっとも大切なのは予防です。

日頃の対策として葉っぱにシリンジ
といって霧吹きで水をかける作業
をすれば予防効果があります。

ハダニ同様にナスに寄生する害虫
にアブラムシがいます。アブラムシ
も大量発生するとたいへんなこと
になってしまうのでこちらの記事で
対処法を確認しておいた方がいいです。

⇒なすを栽培する時に気を付けるべき害虫アブラムシの原因と対策