【春の鉢植えバラの育て方】初心者必見！夏まえの花後の管理方法

母の日や国際バラと
ガーデニングショウなどの
イベントなどで咲いている
鉢植えのバラを貰ったり
購入したりする人も多い
と思います。

日頃バラ栽培に凝っている
趣味の人はいいですが
プレゼントされり、これから
バラを育てたい人にとっては
来年以降の咲かせ方が
まったくわかりませんよね？

そこで、今回は、主に
春（４月中旬～５月）や
秋（１０月～１１月中旬）に
かけて手に入れた

既に花が咲いた状態の
鉢植えバラを来年以降
も咲かせるための
花後の管理方法について
ご紹介したいと思いますが

もしバラ栽培の基本をまだ確認
していない場合は以下の記事
をサラッと確認して読み進めると
理解が深まります。

⇒【初心者でも出来る鉢植えバラの育て方】バラの基本をマナブ！

⇒【初心者でも出来る鉢植えバラの育て方】良い苗を選ぶポイント

またこの記事では春から夏前
までの【四季咲き木立性バラ】
の管理方法について解説します。
【一季咲きつるバラ】については
別記事でご紹介します。

春の開花株の花後の管理方法

５月一杯にかけて花が次々
と咲いてきます。
開花している間は花のほうに
養分が回っているため
株自体の成長はあまりしません。

水やりは鉢土が乾いたら
鉢底から水が出るまで
たっぷりあげます。

肥料に関してですが
５月の下旬～６月上旬にかけて
固形の緩効性化成肥料を
月１回与えればいいでしょう。

プラス一番最初に咲く花（一番花）
が咲き終わる前の満開の時に
「お礼肥」としてバラ専用の
液体肥料７月まで１週間に
１回ペースで与えましょう。

花がら切り

【花がら切り】とは
「花がら（咲き終わった花）
を摘み取ること」
と「枝を切り戻すこと」の両方
を合わせた言葉です。

本によっては花がら摘みと
切り戻しをわけて説明して
いる場合もあります。

６月になると花が咲き終わって
きたら、放置せずに花がら
切りをしましょう。

バラに限りませんが植物は
花を咲かせたあとタネを
作ろうとします。
それにはエネルギーや
養分を使うため体力が
消耗してしまうんですね。

そのため放置していると
その後の花付きが悪く
なってしまいます。

また切る位置ですが品種に
よって枝の伸び方が異なる
のですがだいたい
枝の下から１/２～１/３辺り
で切ると樹形が整います。

秋の管理の項でもお話ししますが
花がら切り作業は６月～１１月まで
行うことにより５月に咲いた一番
最初の花（一番花）に続き２番花
３番花と咲きます。

植え替え

花が一通り終わったら、株を
さらによく成長させるために
６月半ばまでに一～二回り
大きい鉢に植え替えましょう。

バラは風通しのいい環境を
好むため通気性のいい深鉢
の素焼き鉢（テラコッタ）を
使うのがおすすめです。

土はバラ専用土を使用
しましょう。

シュートをピンチする

「シュートをピンチする・・・」
初心者には何のこっちゃ
わかりませんが

シュートとは６月に入って
株元は枝の途中から出てくる
若い枝のことです。

シュートは新しい枝になるので
大切なのですが放っておくと
養分が分散されて樹形が
乱れる原因になります。

そこでピンチ（＝摘芯）する必要
があります。ピンチとは解り
やすく言えば「切ること」です。

いつ切ればいい？

シュートを切るタイミングは
シュートに５枚葉が６～７枚
くらい付いたら切る（ピンチ（摘芯））
するタイミングです。

「５枚葉」とはバラの葉の数え方
に関係している呼び方で、バラ
には３枚葉と５枚葉があります。
詳しくはこちらの記事を参考
にして下さい。

⇒【初心者でも出来る鉢植えバラの育て方】バラの基本をマナブ！

シュートのピンチに関して
ひとつ注意しなければ
ならないことがあります。

それは「シュートを切る」と
表現しましたが、ハサミを
使ってはいけません。
正確にいうと切るので
はなく手で折ります。

５枚葉が６～７枚くらいに付いた
状態になった頃に芽の先を
ポキッと手で折ってください!

なぜハサミを使ってはいけない
のかというとシュートは水分を
豊富に含んでいるため

切り方が悪いと樹液の流出
により水分が蒸発し
立ち枯れ病の原因になるからです。
また手折りの方が刃物により
傷より治癒が早い理由もあります。

いかがでしたでしょうか。
今回は春から夏前までの
【四季咲き木立性バラ】の
管理方法について解説しました。

バラは管理方法が少し難しい
ためまだまだお伝えすること
がたくさんあります。