【母の日に贈りたい！】カラーの鉢植えを選ぶコツと育て方

母の日のギフトの中でも
ひっそりとロングランを
誇っているのが「カラー」です。

カラーは1本でも存在感があり
ナチュラルウェディングブーケ
にも使われるほど広く知られて
いる花です。

母の日前になるとピンクやオレンジ
ブラックなど、色のあるカラーの
鉢植えがたくさん出回りますが

カラーに関しては情報が少ない
ことから間違った情報によって
プレゼントされている方も多いです。

そこで今回はプロが教えるカラー
の鉢植えを選ぶ際のコツと育て方
についてお話ししたいと思います。

カラーには2種類ある

カラーは南アフリカ原産の
球根植物ですが

実はカラーは多湿の土壌を好む
湿地性種と水はけのよい土壌を
好む畑地性種の2種類に分ける
ことができます。

そのため自分が購入した鉢植え
がどちらの種類なのかを
きちんと理解していないと
生育方法の間違いにより
枯らしてしまうことがあります。

湿地性

こちらは、写真にあるように
真っ白で大きい花（正確には
苞（ほう））が特徴で

多湿の土壌や水を張った鉢
に浸けておけばそれほど
手を掛けなくても翌年以降も
花を咲かせることができます。

鉢植えでもわずかに出回り
ますが、2月～3月のため
母の日の5月には流通していません！

【ウェディングマーチ】

【グリーンゴッデス】

畑地性

同じカラーであるながら畑地の
ような乾いた排水性のいい
土壌を好むのが特徴で

母の日にギフトとして出回る
ピンクやイエロー、ブラックなど
色が付いているカラーは全て
この畑地性種です。
（一部白色もある）

畑地性種は真夏の直射日光
をさけ、それ以外は日当たり
のいい場所で育てるのですが

過度の乾燥と水のやり過ぎや
梅雨の多湿環境に弱いため
球根が腐ってしまう軟腐病を
引き起こすこともあります。

さらに湿地性と異なり難しい
のは寒さに弱いため10月に
球根を掘り上げ涼しい場所
で乾燥させて室内で保管し

3月～4月に球根を植え直さない
といけないので、よほど花が好き
でない限り、翌年以降も花を咲か
せるのは大変です。

【ガーネットグロー】

【クリスタルブラッシュ】

【フローレックスゴールド】

【ピカソ】

【シュワルツワンダー】

母の日ギフトとして贈るなら

今見てきたように母の日用ギフト
として流通しているカラーの品種
はすべて畑地性種です。

ですから、初心者の人でも
翌年以降も花が楽しめる
ような鉢植えではないことを
覚えておきましょう。

だいたい夏前に花が終了
して終わりというイメージを
もって頂ければ結構です。

ということは、母の日に贈る
カラーの鉢はできるだけ
その時に花が開いて咲いて
いて茎が太くて花も大きいもの
を選びましょう！

畑地性のカラーに関しては
つぼみが多い鉢は買うのを
避けた方がいいです。
たいして開かないですし
開いても色が薄いからです。

今回は母の日ギフトに贈るカラー
の鉢植えを選ぶコツと育て方を
ご紹介してきました。

カラーはスタイリッシュなイメージ
があり、ファンも多い花です。

独特の存在感をもつカラーは
母の日ギフトとしては
カーネーションやアジサイほど
人気はありませんが

カラーが好きな人は
めずらしい鉢植えも好きだと
思いますので、ぜひ次の記事
もギフト選びの参考にしてください。

⇒【花屋が教えます！】母の日に贈る鉢植えでめずらしい花はなに？

⇒【花屋が教える】母の日に喜ばれる育てやすい鉢植え種類ベスト３