【実がならないのはなぜ?】簡単プランター栽培のゴーヤの育て方
毎年のように5月初めになると夏に向けてゴーヤーの苗がホームセンターなどで出回りますが、ゴーヤーは家庭菜園などの畑に地植えされるよりも【グリーンのカテーン】としてベランダなどでも簡単に育てられるプランター栽培の方が主流です。
ゴーヤは同じ果菜類(果実を食べる野菜)のスイカやメロンなどに比べると初心者でも簡単に育てることができます。
しかし、初めてゴーヤーを育て始めた人に多いお悩みとして葉は茂り花も咲いているのになぜか実がならない!簡単だって聞いたのになぜ?という問題があります。
そこで、今回は家庭菜園で育てているゴーヤの実がならない理由を解明したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
ゴーヤーの栽培サイクル
ゴーヤー寒冷地、温暖地、東京などの中間地であっても5月~6月中旬に苗を植え付ければ7月~10月まで実を収穫することができます。
ゴーヤーの基本的な栽培方法があやふやな方はこちらの記事で詳しく解説していますので確認してみて下さい。
⇒【簡単プランター栽培】マンションのベランダでのゴーヤの育て方
実がならない理由
前章でゴーヤの基本的な栽培サイクルは確認できたと思いますが、ではなぜ実がならないのかというと、ゴーヤーは雌雄異花(しゆういか)といって雄花(おばな)と雌花(めばな)が別々に咲きます。
【実が付く原理】
- 基礎の基礎ですがゴーヤーの実がなるには、オスの花の花粉がメスの花の柱頭に受粉(受粉)することにより実がなります。
ゴーヤーは雄花(おばな)と雌花(めばな)が別々に咲く雌雄異花(しゆういか)ということがわかりましたが、じつは最初に咲くのは
実をつけない雄花(おばな)ばかりです。
雄花(おばな)と雌花(めばな)の違い
以下の写真でゴーヤの雄花(おばな)と雌花(めばな)の違いを確認してみましょう!
【雄花(おばな)】
【雌花(めばな)】
ご覧のように雌花(めばな)は花首にゴーヤの小さい実が付いていますよね。
これが大きくなります。
ゴーヤーは5月に苗を植え付けますが、実がなる雌花(めばな)が咲き始めるのは東京などの中間地ではだいだい7月下旬以降で開花の最盛期は8月以降になります。
つまり、6月7月初旬に黄色いゴーヤの花が咲いたからといってそれはほぼ実を付けない雄花(おばな)なのです。
栽培初心者の方はゴーヤの成長に一喜一憂してしまいがちですが、この場合は生育不良ではなく本来の生理現象なので焦らず慌てずに時期を待ちましょう!
しかし、確実に実を付けたいなら次に説明する「人工授粉」をしましょう。
人工授粉で確実に実を付ける
自然に受粉を助けてくれるハチなどの昆虫が少ない環境では実付きが悪い場合があります。
その場合は。雌花(めばな)が咲いたら雄花(おばな)の花粉をめしべ(雌花の真ん中にある)にこすり付けて授粉します。
もう一度雄花(おばな)と雌花(めばな)の違いを確認しましょう。
【雄花(おばな)】
【雌花(めばな)】
やり方は下図のように雄花(おばな)の花びらを取って雄しべの花粉を雌花(めばな)の雌しべに付けます。
花粉がよく出る午前9時までに行い確実に実がつくようにしましょう。
合ってる?ゴーヤの育て方の基本を復習しよう!
冷夏だったり、長雨が続いてからの猛暑などプロの農家さんでも野菜の生育が悪い年があります。
そのような例外もありますが、まずは基本に立ち戻ってこれまでのゴーヤの栽培方法を振り返ってみて下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ゴーヤーは初心者でも簡単に育てることができる夏野菜です。
同じく以下に挙げた夏野菜も比較的初心者でも簡単に育てることができるのでぜひ参考にしてみて下さい。
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