プランターイチゴの育て方!初心者栽培でも甘い美味しいコツ
はじめて家庭菜園を始める人が育ててみたい人気の野菜はいちごです!
いちごは子どもから大人まで幅広く人気の野菜で見た目もかわいらしく食べても甘くておいしいためウエディングケーキ等で良く使われています。
今回はプランターを使ったおいしい、いちごを誰でも簡単に栽培できる方法をご紹介していきたいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
イチゴ栽培基本データ
科名 | バラ科 |
食用部分 | 花托(果実) |
生育適温 | 17~20℃ |
発芽適温 | 18~23℃ |
スタート方法 | 苗 |
株サイズ | 高さ20~30㎝ 幅30㎝ |
病害虫 | アブラムシ、ハダニ、ナメクジ、うどんこ病、灰色かび病等 |
イチゴの栽培時期と3つの栽培方法
素人でも出来るイチゴ栽培には以下の3つの栽培方法があり、これらの方法を組み合わせると年に3回収穫することができます。
- 露地栽培
- 鉢植え促成栽培
- 夏採り栽培(四季なりイチゴのみ)
栽培方法 | 植え付け | 収穫 |
露地栽培 | 10月 | 5~6月 |
3~4月 | ||
鉢植え促成栽培 | 10月 | 12~1月 |
夏採り栽培 | 10月 | 6~9月 |
4~5月 |
露地栽培(ろじさいばい)
露地というと畑でないと栽培できないと思うかもしれませんが、プランターでも栽培できます。
露地栽培とはイチゴ栽培におけるもっとも基本的な栽培方法で、
9月中旬から11月に出回る一季なり性品種の苗を植え、寒さに当てて冬を越させ5月~6月に収穫する方法です。
一季なり性品種のイチゴというのは短日・低温条件といって基本的に寒さに当たることによって花芽が作られます。
花が咲かないと実はなりませんからイチゴを寒さに当てる行為というのはごく自然な行為なんですね。
ですが、実は9月中旬~11月には6月~9月まで収穫できる四季なり性品種も同時に販売されています。
四季なり性品種は寒さに当たらなくても花芽を付ける性質があります。
鉢植え促成栽培(はちうえそくせいさいばい)
促成栽培というとビニールハウスで育てるというイメージがありますが、
この方法は素人でも出来る方法で9月中旬~下旬に出回る苗を気温8℃以下にならないような環境で育て12~1月に収穫します。
初心者には難しいのですが家庭菜園中・上級者であれば可能です。
東京の気温を基準に考えると11月後半になると最低気温が8℃を下回るためこの時期の管理がポイントです。
イチゴは8℃以下、つまり寒くなると自然休眠してしまうため成長が鈍ります。
そのためイチゴに寒さを感じさせなければ成長し続けられるということです。
夏採り栽培(四季なりイチゴのみ)
夏採り栽培とは四季なり性品種を使った栽培方法で、四季なり性品種のイチゴというのは一季なり性イチゴと違って短日・低温条件に関係なく花芽をつけます。
要するに寒さに関係なく成長し実を付けることができる品種群ということです。
夏採り栽培をするには3月~4月に出回る四季なり性品種の苗を植え、6月~9月まで長期間収穫する流れになります。
四季なり性品種は9月中旬~11月、3~4月に苗が販売されますが、初心者が暑い夏を乗り切り秋まで栽培するなら3月~4月に購入した方が
失敗も少ないと思います。栽培期間が長くなればなるほど病害虫に合う確率も高くなるからです。
ちなみに少しややこしいのですが3~4月に出回るイチゴ苗には秋に出回っていた一季なり性の品種「女峰」「紅ほっぺ」「さちのか」等々も同時で出回ります。
これらの苗は生産者によって冬に寒さに当てられた苗なので3~4月から栽培をスタートさせても5月~6月に収穫することができます。
要するに、9月~3月くらいまでの長期間栽培管理しなくても、春先になれば一季なり性品種のイチゴ苗も手に入るということです。
ただし、「桃薫」「白雪小町」等々の秋しか出回らない珍しい品種もあります。
プランター栽培可能なイチゴの品種一覧
繰り返しますがイチゴの種類には大きく分けて「一季なり」と「四季なり」の2つの種類があります。
- 一季なり性・・・秋(9月下旬~11月上旬)に植え付けて5月~6月に収穫するタイプ(ただし3~4月でも苗が出回り栽培、収穫できる)
- 四季なり性・・・春(3~4月)に植えて6月~9月の夏や秋まで収穫するタイプ。(ただし9月下旬~11月も苗が出回り栽培、収穫できる)
私たちがスーパーで見るイチゴの多くは一季なり性品種で特徴は実が大きく甘みが強いこと。
もう一方の四季なりはワイルドストロベリーとの交配で生まれた系統のため夏の暑さや病気に強く次々に実を付け、家庭菜園でも失敗が少ないといえます。
しかし、現在は一季なり性品種のイチゴもホームセンター等で販売されており初心者でも簡単に育てることができます。
品種名 | 種別 | 甘み | 酸味 | 大きさ | 特徴 | 難易度 |
宝交早生 | 一季成り | 中 | 多 | 中 | 果肉柔らかく甘酸っぱい | 簡単 |
女峰 | 中 | 中 | 中 | 程よい酸味があり甘酸っぱい・小粒でよく実が成る | 簡単 | |
さちのか | 多 | 少 | 中 | 酸味があり実は固め | 中 | |
とよのか | 多 | 少 | 中 | 大実で酸味少ない | 中 | |
とちおとめ | 多 | 中 | 大 | 甘みが強く果汁多い・甘みと酸味のバランス良し | 中 | |
章姫 | 多 | 少 | 大 | 細長い実で酸味が少なく甘くてジューシー | 中 | |
もういっこ | 多 | 少 | 大 | 酸味と甘さのバランスがいい・すっきりした甘さ | 中 | |
レッドパール | 多 | 中 | 中 | 果肉も赤い濃厚な味 | 中 | |
アイベリー | 多 | 少 | 大 | 酸味がほどんどない大実 | 中 | |
カレンベリー | 中 | 中 | 中 | 甘味と酸味が程よく病気に強い・初心者向き | 中 | |
まんぷく | 中 | 中 | 大 | 極大実・果肉柔らかくジューシー | 中 | |
紅ほっぺ | 多 | 少 | 大 | 大玉品種の中では育てやすい | 中 | |
ふさの香 | 多 | 少 | 大 | 桃に似た特有の香りで酸味が少ない | 中 | |
密香 | 多 | 少 | 中 | 濃厚な甘さと香り・サントリー品種 | 中 | |
白蜜香 | 多 | 少 | 中 | 蜜香の白品種・濃厚な甘さ | 中 | |
桃薫 | 多 | 少 | 中 | ココナッツのような独特の香り | 中 | |
ローズベリー・レッド | 四季なり | 中 | 中 | 中 | 赤花の鑑賞用・食用を兼ねたサントリーの品種 | 簡単 |
夏姫 | 多 | 少 | 中 | 夏の暑さに強く甘み香り歯ごたえ良し | 簡単 | |
桃娘 | 中 | 中 | 中 | 肉厚で花色が淡ピンク | 簡単 | |
紅茜 | 中 | 中 | 中 | 細長く花色濃ピンク | 簡単 | |
純ベリー2 | 中 | 中 | 中 | 果肉が赤く甘み酸味バランス良し | 簡単 | |
ドルチェベリー | 中 | 少 | 中 | 春秋2回収穫可・サントリーが甘味を追及した品種 | 簡単 | |
めちゃウマ!いちご | 中 | 中 | 中 | 甘味と酸味があり耐病性耐暑性あり | 簡単 | |
めちゃデカッ!いちご | 中 | 中 | 大 | 大実で色鮮やか・育てやすい | 簡単 | |
エンジェルエイト | 小 | 多 | 中 | 甘酸っぱい白イチゴ | 簡単 |
初心者向けの品種苗を選ぶ
はじめてイチゴ栽培にチャレンジするなら上記表の難易度「簡単」な品種を選ぶと良いでしょう。
ただ、正しい育て方を実践すればどの品種でも実を成らすことは可能ですのであまり難しく考えなくても大丈夫です。
甘み強い品種が良いのか?それとも昔ながらの少し酸味の効いた品種が良いのか?お好みで選んでください。
[一季なり]宝交早生(ほうこうわせ)
タキイ種苗から出ている50年以上の歴史をもつ露地栽培用の定番品種
カレンベリー
私がここ数年で甘くて美味しいと感じている品種がカレンベリーです。
正直なところ先にご紹介した宝交早生は、昔ながらの酸味のあるベタな味です。
好みの問題なので決して悪くはないのですが、家庭菜園レベルでもデパートで販売されてるような甘いイチゴの味がするのが「カレンベリー」です。
ホームセンターでも販売されている品種なのでぜひお勧めしたいです。
[四季なり]四季なりいちご 夏姫
病気に強く自然に実がなりやすいため育てやすい。
私たちがスーパーや八百屋さんで買ういちごはハウス栽培で作られているものがほとんどです。
家庭菜園でも、もちろん「とよのか」や「章姫」などメジャーな品種苗も栽培できるのですが、
もしあなたが初めていちごを育てるのなら、家庭菜園向けの品種苗を選んだ方が成功率は上がります。
基本的にホームセンター等で販売されているイチゴであればどの品種を購入しても簡単に育てることができます。
家庭菜園向きの品種苗は実が多く収穫できたり病気に強いといった利点があります。
用意するもの
- 苗
- 培養土(肥料配合済み)
- 鉢底石(排水システムがあれば不要)
- プランター 幅65㎝×奥行20㎝×深さ20㎝ 容量15~20ℓなど
プラスチックの一般的なプランター
苗1個を植えるのであれば苗の大きさより2~3周りくらい大きめの鉢を選びましょう。
ちなみに写真は7号鉢(直径21㎝) ※1号=直径3㎝と決まっているので7号なら3×7=直径21㎝です。
プラスチックの長方形プランター
一般的に苗を3個くらい植えるのであれば長方形のプランターかハーベリーポットがおすすめです。
素焼きでできたストロベリーポットもあるのですが、初心者には少し難しいので避けます。
幅65㎝×奥行20㎝×高さ20㎝くらいのプランターでは3~4苗植えられます。植える間隔は15~20㎝程度なのでプランターの長さに合わせて調整します。
ハーベリーポット
ハーベリーポットもおすすめです。上写真のような長方形プランターに植える場合は、イチゴの実がなる前に敷きわらを敷かなければならないのですが、
ハーベリーポットであれば重ねられ、イチゴの実が土に付かず清潔です。
ストロベリーポット
ストロベリーポットは素焼きでできたイチゴ栽培専用に作られた鉢なのですが、
値段が3000円以上と高いの、土を入れると重く動かせない、苗がたくさん植えられない、イチゴ苗の大きさに対し土が大量に必要なので加湿になり易く初心者には管理が難しいです。
収穫目的より見て楽しむ目的の方が強いです。
イチゴ栽培に適した土の選び方
堆肥や化成肥料なたね油かすなど自分のオリジナルでブレンドしても良いのですが、初心者なら市販の培養土で十分です。
また「イチゴの培養土」という専用の土も販売されているのでそれらを選んで頂いても良いですね。
気を付けなければならないのは安い土です。
ホームセンターなどにいくと培養土も何種類も販売されていますが中には肥料が配合されていない土もあるので
最初は肥料が配合されている培養土を購入しましょう。
鉢底に敷く軽石は必要か?
イチゴを育てる場合、鉢底石(軽石)を敷くべきかどうかについてはプランター次第です。
現在ホームセンター等で販売されているプランターの多くは鉢底が底上げされてネット状になっていたり通気性良い構造に作られています。
野菜の種類によっては深鉢で育てる必要があり、培養土の下に水はけをよくするために鉢底石を敷くのですが、イチゴの場合は水はけが良い構造のプランターを用意すれば必要ないでしょう。
例えば以下写真のように鉢の横にスリットと呼ばれるタテに切れているすき間があるようなものは、水が出やすいので鉢底石(軽石)を敷く必要はありません。
人によって鉢底石(軽石)は必ず入れるべきだという意見もあり、確かにあった方が水はけは良いのですが排水性を考えられた鉢を使うのであれば無くても栽培できるというのが私の考えです。
一方、以下写真のような水の抜ける場所が鉢の中心1か所で小さい場合は鉢底石(軽石)を入れた方が安心です。
1㎝~2㎝ほど鉢底に敷き詰めます。
ちなみに一番最初に紹介したスリットの入った鉢以外にも、以下写真のような底上げ構造の鉢も鉢底石(軽石)を入れる必要はありません。
良いイチゴ苗の選び方
イチゴの苗がホームセンター等で流通する時期は秋(9月中旬~10月下旬)と春(3月~4月)の2回です。
秋に出回る苗のほとんどは冬を越して春に収穫する一季なりの品種です。
一方春に出回る苗には一季なりと四季なりの両方があります。
「女峰」「ふさのか」等々たくさんの品種が販売されていますが、これらの品種に関しては自分が育ててみたい品種を選ぶと良いでしょう。
ホームセンターに行くとこのように沢山の苗が販売されているためどれが良い苗なのか迷うと思います。
その場合は以下の条件に近い苗を選ぶと良いです。
反対にこんな苗は選んではいけません。
葉が黄色く他にも斑点が出ているなど健康的な苗ではありません。
良い健康なイチゴ苗の特徴
- 3枚の小葉の形が揃っている
- 葉の緑が濃く病気になっていない、葉がきれい。
- 株元のクラウンが太い
- 葉が間延びしていない
- 根がしっかり張っている
また、春先に出回る苗の場合は必ず花が咲いている苗を選ぶのがコツです。
一般的に秋に出回る苗の栽培方法は、春の5~6月以降に収穫する方法なので、花が咲いている苗を買う必要はありません。
ただし、12月までに実をならせる鉢植え促成栽培という特殊な育て方をする場合は秋に花が咲いている苗を選ぶと良いです。
実が付いている苗ならさらにラッキーです。
イチゴは寒さに当たって花芽が付くため花が咲いている=寒さに当たって実を付ける準備が出来ている証拠です。
花が咲いていれば必ず実はつきます。9~10月に出回っている苗でも花が咲いていれば実は付きます。
もしどんな苗を選んで良いかわからない場合はお店の人に選んでもらうのも手です。
イチゴの植え付けの流れ
苗1個の場合
鉢の上から3㎝くらいのところまで培養土を入れます。
鉢の上から3㎝くらいあける理由は水やりをしたときに土があふれないためです。
専門用語でウォータースペース(水しろ)と言います。
次に苗をポットごと置き、植える位置を決めます。
決まったらポットを逆さまにして苗を取り出し、置きます。
土に手もしくはスコップで穴を掘ります。
苗の根元の高さと鉢土の高さが同じ位置になるよう穴の深さを調整します。
植えたら周りの土を被せます。そして苗の根元を軽くギュッと押し植え付けて植え付け完了です。
そのときに苗の根元にあるクラウンと呼ばれる場所に土が被らないようにしましょう。
〇 クラウンが出ている
× クラウンに土が被ってしまっている
この部分はイチゴの成長点なので土が被ってしまうと栽培に失敗する可能性が高くなってしまうからです。
さて、植え付けが終わったら、ジョーロで水をたっぷりと与えます。
鉢底から水が出るまであげましょう。
以上で最初の作業は終了です。あとは成長にしたがい水やり、肥料やり、人工授粉などをして実が付いたら収穫の流れに成ります。
水やりのタイミング
基本は鉢土が乾いたらたっぷりです。
あまり水やりが多くても良くないのですが、特に冬場に土をカラカラに何日も乾燥させ過ぎると、その後の成長がいちじるしく悪くなります。
イチゴの水やりのタイミングについて、よく何日ペースであげればいいですか?という質問を頂きますが、育てている環境(地域、天気、気温、置き場所、土質など)によって乾き方が変わるため3日に1回などと決めることはできません。
ただ、毎日じゃぶじゃぶ水やりを続けたら確実に枯れます。野菜も花も土が乾くと水を求めて根が伸びます。
そうやって成長し大きな株になって実を付けるため、常に土が水に浸かっている状態だと通気性も悪くなりますし、根が窒息状態になっているので腐り「根腐れ」という現象が起こります。
ですので、土が乾きイチゴの葉が少し、しんなりとしてきたら鉢底からたっぷりと出るまで水をあげましょう。
肥料を与えるタイミング
イチゴを含む野菜栽培の肥料の種類には大きく分けて2つあります。
- 元肥(もとごえ)・・・植え付けるときに土に混ぜる(ただし肥料配合済み培養土使用なら与える必要なし)
- 追肥(ついひ)・・・生育途中に追加で与える肥料
元肥ですが、初心者の場合「花と野菜の培養土」などのような最初から肥料が配合されたものを使用するため別途購入する必要はありません。畑や露地栽培などプランター以外の場所で育てる場合は必ず必要になりますが。
追肥(ついひ)には固形タイプと液体タイプがあり、どちらを選んでも構いません。
固形タイプであれば2月下旬と3月下旬~4月上旬の2回与えればOKです。分量は10g~20g程度ですが、肥料のパッケージに裏に必ず分量が記載されているのでそちらに従ってください。
液体タイプの場合も2月下旬以降、春に花が咲き始めるくらい2週間に1回ペースで与えます。こちらもボトルの裏に適切な希釈倍率(水でうすめて使うときの割合)が記載されています。
病害虫対策
ミニトマトやナスなど他のメジャーな野菜同様に、イチゴもアブラムシやハダニなどの害虫被害、うどんこ病などの病気にかかることがありまあす。
病害虫対策として風通しの良い場所に置き、カビなどが生えないようにしたり、葉っぱにも散水することで過乾燥によるハダニなどを防ぐなども必要なのですが、それでも防ぎきれないことがあります。
ではどうすればいいのか?というと天然由来成分の殺虫殺菌剤を定期的に散布することで、未然に防ぐあるいは被害の拡大を抑えることが可能です。
住友化学園芸から販売されている「アーリーセーフ」などヤシ油の粘着性を利用して病害虫を防ぐタイプのものであれば、安心です。
細かい使い方に関しては各商品に記載されているのでそちらを参考にしてください。
開花
イチゴの花は房状になってたくさん咲きます。
イチゴの人工授粉の仕方と摘花(てきか)・摘果(てきか)作業
イチゴの花が咲いても蜂などの虫、風などで受粉が行われなければ実はつきません。イチゴの実の大きさは同じ品種であれば受精したタネの数で決まります。
人工授粉はやるべき作業なので動画を参考にして実践することをお勧めします。
ちゃんと受粉されないと小さくて形や色の悪い実がなるため、スーパーで売られているようなイチゴらしい形の実を収穫するには正しい人工授粉のやり方をマスターする必要があります。
ぜひ動画を参考にしてコツをつかんで下さい。
さらに動画では1つの実に養分を集中させ、甘い実を作るために摘花(てきか)と摘果(てきか)作業について解説しています。
これらの作業をしないと養分が分散されてしまいイチゴの実が小さくなったり味が悪いなどイチゴ栽培に失敗します。
収穫
緑色の蕾が膨らんで白い果実に成長します。
そしてだんだんと赤く色付いてきます。
きれいな真っ赤な実になったらヘタの部分を株から切り離して収穫して下さい。
ネットで鳥よけをしよう
赤い実は鳥の大好物!鳥さんもわかるのか、食べごろのイチゴが朝になったら無くなっていたなんてことが良くあります。
せっかくの実が食べられない様に、実が付き始めたら防虫ネットや防鳥ネットを鉢にかけておくと良いでしょう。
Q&A
Q:植え付け方のコツをもっと詳しく教えて下さい。
A:>>イチゴ苗のプランターでの正しい植え付けの向きと時期はいつ?
Q:イチゴが赤いけど酸っぱいです。甘いイチゴを作るコツはありますか?
A:>>栽培しているいちごが甘くないのはなぜ?甘くする秘密の方法とは
Q:イチゴの実が成りません!なぜでしょうか?
A:>>家庭菜園で栽培しているいちごの実がならない理由はなに?
Q:イチゴの実が小さき!大きくならない理由はなんですか?
A:>>プランター菜園で栽培しているイチゴの実が大きくならない理由
Q:イチゴの実が白くて赤くならないのはなぜですか?
A:>>いちごの実が白い状態で赤くならない理由と実を赤くする方法
イチゴの月別!栽培方法
イチゴのプランター栽培のコツ
- 初心者向けの品種を選ぶ
- 苗を3月に購入して栽培スタート
- 正しい大きさのプランターとプランターの大きさにあった苗の数を植える
- 肥料分の配合された新しい培養土もしくはイチゴ専用土を使う
- しっかり寒さに当てる(露地栽培の場合)
- 人工授精・敵花・摘果作業をする
初心者に最もお薦めなのは3月~販売されているすでに花芽が付いている苗を購入し、5~6月にかけて収穫する方法です。
四季なり品種であれば夏まで栽培することができます。
初心者がイチゴ栽培で苦労するのは、秋から冬にかけての育て方。気温が下がってくる秋にしっかり寒さにあてて冬の休眠期を乗り越えないと、花も咲かず実もならない結果になります。
そのため、すでに生産者さんが秋冬の寒さに当てて育てた春先に流通する花芽の付いた苗を購入して栽培スタートすれば、実はなります。
ですが、秋冬の管理がちゃんとできれば実を成らせることは難しくないので人工授粉の動画や月別の育て方も参考にして美味しいイチゴをたくさん収穫してもらえると嬉しいです。
トマト栽培特集!
イチゴの月別!栽培方法
10月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
11月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
12月1月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
冬のイチゴの育て方! 2月の時期の作業と栽培方法 | |
3月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
4月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
5月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
6月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
7月8月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |
9月のイチゴの育て方! 栽培管理と作業 | |