ビオラの花が咲かないまたは花が小さい、少ないなどの原因その2
ビオラの花が咲かないという悩みや花自体が小さい
次から次へと花が咲かず少ないなどビオラを育てる
上で初心者の誰もがぶつかるこれらの悩みについて
引き続き解説していきたいと思います。
まだビオラの花が咲かない、小さい、少ない原因と
対策その1をご覧になっていない方は
原因その1の記事では、花が小さい、少ない理由
として肥料不足をあげましたがその他にも2つの
大きな原因があります。
もくじ(タッチすると移動します)
摘芯(てきしん)
ビオラは早いものでは9月最盛期は10~12月にかけて
たくさんの品種苗が販売されており、あなたも購入して
すぐに植え付けると思います。
花も咲いていてたいへん綺麗なのですが
そのままにしていませんか?
実はビオラは前回の記事でもお話している
ように晩秋から春までと非常に花期が長いので
購入してからずっと花を付けっぱなしでいると
株自体も疲れてきます。
したがって買ったばかりで大変もったいないぁ
と思われるかもしれませんが
咲いている花を株元の枝分かれしているところから
2~3枚葉っぱを残して全部カットしてしまいましょう。
これは「摘芯(てきしん)」といって枝数を増やし
花数を多くするための方法です。
しかし、咲いている花を切ってしまうことから
初心者の人にはもったいない、かわいそうと
いう気持ちがはたらきなかなか思いきって出来ません。
ですが、この摘芯作業をしてあげることにより株も
大きくこんもり成長することが出来るため結果的には
株にとってもよい影響を与えます。
摘芯してから1ヶ月くらいは花がない状態ですが
これは寒い冬から春にたくさんの花を付けさせる
準備段階だと思って9~11月までに作業を完了
させることが大切です。
花がら摘み(はながらつみ)
花がら摘みとは、花の終わりかけや
花が終わったあと(花がら)を摘むことです。
では、なぜこの花がら摘みの作業がビオラの
花が小さくならず、花数を増やすことに繋がるのか
というとそれは植物本来の生理現象が関係しています。
植物は花を咲かせると種子(タネ)を付けます。
タネを付けると一年草の場合その役目は終わり
枯死するのですが
植物はタネをつけるにエネルギーや養分もタネに
集まるので株自体は非常に疲れている状態のため
新たに花を咲かせる作業を少なくします。
この状態が花が小さく、少なくなっている原因です。
十分種子が作れたら余計な労力を使いたいくないのが植物です。
ということは、逆にタネを作らせないようにすればいいわけです。
花がらを頻繁に摘むことにより、ビオラはタネが作れないため
どんどん花を咲かせてタネを作ろうとするわけです。
ビオラの気持ちになれば、なんだかかわいそうな気が
しますが園芸としてビオラを長く、たくさんの花数を楽しむ
ためには心を鬼にして花がら摘みをしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ビオラの花が咲かない、小さい、少ない理由
を2回にわけてご紹介してきました。
誰にでも育てられるビオラですが、育て方によって
開花時期や大きさ、花数、株の丈夫さなどが全然
違ってきます。
あなたも園芸のプロ、上級者を目指し、
様々な育て方のコツを覚え園芸を楽しみましょう!
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