家庭菜園のトマトに発生する赤い虫の正体は?害虫駆除と対策方法
ベランダでプランター栽培している
トマトに赤い虫がついている。
しかもたくさん・・・
家庭菜園のトマト栽培では畑でも
プランターでも害虫や病気の被害
に遭ってしまうことはあります。
なかでも葉っぱに赤い虫が密集
している・・・
そして同時にトマトの生育が悪く
なったり枯れてしまったり
してはいないでしょうか?
今回はこのトマトの葉につく
赤い虫の正体と対策について
ご紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
赤い虫の正体
トマトの植え付け時期は4月末~5月
収穫は7~8月です(関東・近畿など
の中間地)ですが
順調に育ち、梅雨が明けて収穫間近
になると急激にどんどん枯れていき
葉に赤い虫が大量に発生することが
あります。
また大量に発生するため見ていても
気持ち悪いですよね。
この気持ち悪い赤い虫の正体
はハダニです。
“葉につくダニ”なので「ハダニ」と
呼ばれているのですが、
ダニはクモの仲間になります。
ハダニは70種類ほどおり、
黄緑色のナミハダニもいますが
カンザワハダニやリンゴハダニ
にような「赤ダニ」と呼ばれる
種類がトマトの葉に発生する
ことがあります。
ハダニ発生の原因と症状
では、いったいハダニは
どのような環境下で発生して
しまうのでしょうか?
ハダニが発生する原因とハダニ
によるトマト苗の症状について
見ていきしょう。
ハダニは高温乾燥の環境を好む
ため、梅雨明けから夏にかけてが
一番繁殖力が盛んになります。
恐ろしいのはこのハダニの繁殖力
でメス一匹でも子どもを生めること。
そして生んだオスと交尾をして
メスを生む。
生まれたメスはまた単独でオス
を生み・・・という繰り替えしで
どんどん増えていき、だいたい
卵から成虫になるまで10日だ
そうです。
トマト葉裏など葉っぱが乾燥して
いると寄生することが多く、成虫
も0.1ミリほどの大きさのため
気が付きにくいです。
ハダニは吸汁性害虫といって
トマトの葉や花に穴をあけ栄養分
を吸い取ってしまいます。
例えば症状として葉から植物の汁
を吸い取ると葉緑素が抜けて白い
針状の斑点が表れます。
この段階で発見し駆除すれば
良いのですが、なにぶん
気が付きにくいため大量の
ハダニにより株の栄養分が
吸い取られトマト苗自体が
枯れてしまいます。
さらに周辺の植物にまで寄生
してしまうため植物にとっては
非常にやっかいな害虫です。
ハダニの駆除と予防対策
では、ハダニに冒されてしまった
トマト苗は諦めて処分するしか
ないのでしょうか?
駆除方法としてはまず、
ハダニは水に弱い性質があります。
したがって有効な策は水で洗い流す
こと。
水で洗い流すほかには捕殺する
方法がありますが、ハダニ自体
が小さいのと大分繁殖して
しまっている場合はきりが
ありません。
そのためおすすめの駆除方法は
ハダニ専門の殺虫剤の散布です。
住友化学園芸から出ている
ベニカXファインスプレーなど
野菜に散布してもOKな殺虫剤
もありますので安心です。
また、トマトに限らずどんな植物
にも言えることですが、害虫が
付く前に予防対策を打っておく
ことが重要です。
予防対策で有効な方法は高温乾燥
の初夏が始まる前にマシン油乳剤
を散布することです。
いかがでしたでしょうか。
トマト栽培には害虫は付き物です。
害虫がつくということはトマトが
美味しく育っている証拠ですが
放っておけば私たち人間は
収穫することが出来ず、苗
自体も枯死してしまいます。
日頃からの観察が怠ることなく
初夏においしいトマトを収穫
しましょう!
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