栽培しているいちごが甘くないのはなぜ?甘くする秘密の方法とは
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初めていちごを育てて花が咲き真っ赤な実がなってさぁ収穫!やったー!とあま~いイチゴを想像し口にほおばってみたら・・・甘くない!むしろ酸っぱい!!
なんて経験をした方も多いかもしれません。確かにイチゴ栽培のプロではないし市販されているものとは違って当然!と半ば無理やり諦めているかもしれまんせが、半分当たっていて半分間違いです。
もちろん農家さんはいちご栽培で収入を得ているわけですから栽培技術は私たちよりは高いですし当然です。
したがって農家さんが作るものと全く同じあま~いイチゴをつくるのは難しいです。
おそらく育てる土づくりにポイントがあると思っています。
堆肥や肥料などを使い独自の土を作っているのだと思いますが、これは各農家さんにとっては企業秘密なので詳細内容まではわかりません。
しかし、そもそも今あなたが育てているいちごが甘くない原因をご存知でしょうか?
今回はその原因といちごを甘くする秘密の方法をご紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
いちごが甘くない原因
栽培しているいちごが甘くない原因は主に
- 品種の問題
- 土の問題
- 肥料の問題
- 日当たりの問題
- 株の手入れの問題
が関係しています。
ここでひとつ混同してほしくないのは、市販されているいちご(=株から切り離された実)が真っ赤なのにぜんぜん甘くないむしろ酸っぱいと感じたことはありませんか?
それはいちごは赤いからといっても必ずしも甘いというわけではないのです。
確かにいちごは赤くなると甘味が強くなるのですが品種によっては先に赤く色づきはじめ、赤くなった後でも甘さである糖分が増してくる場合があります。
スーパーなどで市販されているいちごは完全に赤く色づく前に摘み取られ出荷されます。
いちごは葉で糖分が作られ実に貯められますが、株から摘み取ってしまうと当然糖分はもう供給されなくなります。
しかし、色づきは果実単体でも進むので真っ赤なのに甘くないという現象が生じるのです。
ですから株から摘み取る前の状態で色も赤くなれば、糖分と色づきのタイミングも合致しているため甘いわけですね。
いちごを甘くする5つの方法
では、実際にどうすれば栽培しているいちごが甘くなるのかというと次の5つが有効だといわれています。
1、甘くなる品種を選ぶ
甘いいちごを収穫する大前提なのですが、ちゃんと甘くなる品種を選んで栽培することです。
本来甘くなるいちごを酸っぱくすることは可能ですが酸味が強い品種を甘くすることは難しいです。
したがって、市販されている苗を購入する際に、甘くなる品種を選びましょう。
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初心者でも育てやすく甘くておいしいイチゴが収穫できます。その他には「夏姫」「カレンベリー」「あまおう」や「女峰」もおすすめです。
2、摘花(てきか)と人工授粉をする。摘果(てきか)も必要なケースあり
いちごを甘くするには管理も重要になります。
いちごは沢山の花を咲かせそれが実になるわけですが、すべての花を咲かせ実をつけさせてはいけません。
できれば実に変わる前に花を3~5輪残し(摘花)養分を集中させたほうがいいのですが小さく実を付けた段階になっていれば、その実も3~5個残し他の実は取り除きましょう(摘果)。
養分を集中させることにより糖度を高め甘いいちごを作ります。
しっかり実をならせるための人口授粉・摘花(てきか)、摘果(てきか)のやり方を動画で丁寧に解説していますので上手くイチゴの栽培が出来ずに困っている方はぜひ参考にして下さい。
3、いちご栽培に適した肥料を与える
肥料といっても種類や成分によってまったく異なります。よく言われるのはいちごの花が咲かなかったり、果実自体がならない原因のひとつのに誤ってチッ素成分の多い肥料を使っていること。
チッ素成分が多いと株は大きく葉ばかり茂って、花や実に栄養分が回りません。
したがっていちごを甘くするには発酵油かすや骨粉、バッドグアノなどのリン酸成分の多い肥料やいちご栽培専用の肥料を用法・容量を守って使用することです。
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守らないと逆に樹勢が強くなりすぎて果実が酸っぱくなることがあり、肥料やけといって株に悪影響を及ぼします。
※トマトを甘くする肥料の知識と共通しているのでぜひ参考にしてみたください。
⇒トマト・ミニトマト栽培で実を大きく甘くするための肥料の種類
4、日当たりのよい場所で育てる
いちごは夏から苗を育てる場合を除き日照時間が長く日当たりの良い場所で育てるのが基本です。
日照時間が長ければ株も丈夫に生育し花つきもよく結実するため、日陰で育てたいちごよりも甘いのです。
5、水分を控える
いちごは実が付くまではたっぷりと水を与えて育てるのが基本ですが、冬期に水を控えめに与えると糖度が高まると言われています。
6、ハウス栽培・トンネル栽培
家庭菜園ではハウス栽培は難しいですが、ビニールなどでトンネル栽培をすることは可能です。露地栽培で育てるよりも甘くなるようです。
しかし、気温が上がってくる春先などにトンネル内が蒸れることにより病気が発生する可能性もあるため注意が必要です。
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