【パクチーの育て方】ベランダプランター菜園での簡単な栽培方法
私「すみませーんパクチーの苗ありますか?」
店員「あ、コリアンダーですね」
私「いや、ハーブのパクチーなんですが」
店員「あーはいはい、シャンツァイですか」
私「あ、いやぁ、はぁ・・・・・・」
とホームセンターでのやり取りなんですが今回ご紹介するのはパクチー。
パクチーは店員さんの言うとおり
- 英語ではコリアンダー
- 中国語ではシャンツァイ
- タイ語でパクチー
と呼ばれる3つの別名をもつハーブです。
最近は“パクチスト”などというパクチー愛好家を指す言葉まで誕生しパクチー専門店があるほどです。そんな人気のハーブ野菜であるパクチは自宅のプランターで簡単に栽培することができます!
今回はエスニック料理には欠かせない香味野菜であるパクチーをベランダのプランター菜園で作る栽培方法についてご紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
パクチーとは
パクチーはサラダ、スープ、炒め物に使われる香味野菜で主にタイインド、ベトナム料理で重宝される
地中海沿岸地域原産のセリ科1年草のハーブです。
生育適温は18~25℃で東京などの中間地では
4~6月初めにタネもしくは苗を植えると5月末~10月まで収穫ができますし、
9月の中旬くらいからタネまくと11月くらいから収穫ができます。
種から育てる方法
ホームセンターやネット通販など今やパクチーの種を手に入れることは簡単です。有名な種苗(しゅびょう)メーカーには以下のような種が売られています。
ポットとタネも一緒になったこれ1つでパクチーを栽培できる商品もあります。土をわざわざ買う必要がないので取り敢えず挑戦してみたい人にはおすすめですよ!
パクチーは株張りが幅30~40センチ、高さ40~50㎝程に成長するのでプランターは以下写真のような
丸い浅型の容量12~13リットルくらいのものを用意するといいです。
パクチーの種は硬い殻に覆われており、発芽率が高くないため種まきをする前に水の入ったコップにタネを入れ1日ほど浸けておきます。
もしくはタネをまく際にタネを指先でひねるように押して2つに分けてまけばどれかは出ます。(パクチーの1つの種には2粒の種が入っているためばらけさせた方がいいです。)
野菜専用培養土かハーブ専用土を使用し、種をまきます。
発芽には2週間くらいかかるため土を乾かさないようにこまめに水やりをするのですが、だからといって鉢の土がじゃぶじゃぶになるくらい水がたっぷりあると、それほそれで発芽しないので湿っているなぁくらいがちょうど良いですね。
日当たりのいい場所で育てましょう。1か月くらいすると葉が茂ってきます。
株が混み合って来たら1センチくらい間隔をあけて間引きましょう。間引くことによって1つの株が大きく成長します。ちなみに間引いた葉も食べられますよ。
肥料は葉色が悪くなったら与えるか、2週間に1回ペースで液体肥料を与えます。
株元から次々と葉が伸びてきてだいたい長さ20㎝くらいになったら収穫し始めましょう。あまり長く置いておくと今度は葉が硬くなって食感が悪くなります。
苗から育てる方法
今回は初心者でも簡単に栽培できる方法をご紹介しているのでより簡単にパクチーを育てるには苗からの方がおススメです。
苗の植え付け
パクチーは野菜でありハーブでもあるのでホームセンターではどちらかのコーナーで販売されています。
良い苗を選ぶポイントは葉が間延びしていなくシャキッとしていて、また病害虫の被害がない青々したものを選びましょう!
苗を植える手順
種から育てる際に説明した際と同じく、丸い浅型の容量12~13リットルくらいのものを用意するといいです。野菜専用培養土かハーブ専用土を用意し、陽当たりのいい場所に置いて育てます。
苗を植え付ける際の注意点
パクチーは直根性(ちょくこんせい)といって太い根が1本茎が伸びる方向とは180°真逆の地下に伸びる
性質をもつ植物です。
他にダイコンやゴボウ、タンポポなどが直根性です。ちなみに普通の植物のように細かい根が分かれる性質を散根性(さんこんせい)といいます。
話を戻しますが直根性は根を傷つけてしまうとその後の成長が不良になってしまうため植え替えの際に根を傷つけないように慎重に作業することが大切です。
収穫
苗から育てる場合、植え付けてから
およそ1ヶ月くらい経つと葉が次々
と伸び、長さが20cm程度になった
ら収穫していきましょう。
ばっさり切ってしまうと次に出てくる
までにまた時間がかかりますので
使う分だけカットして収穫しましょう。
種取り
パクチーは夏に花が咲いたあと株をそのままにしておくと種ができます。朝顔のように鞘(さや)が茶色くなったら茎を切り取り、種が完全に乾燥したら手で茎からはずします。この種を取っておけばスパイスとしても使えますし、まけばまた栽培できます。
コンパニオンプランツ
パクチーは料理だけではなくその独特の香りがパクチーの周りに植えた直物につくアブラムシやハダニなどの害虫を防いでくれます。
このように農薬などを使わずに相性のいい植物群をコンパニオンプランツといい害虫予防だけでなく、病気予防生育促進など様々な植物にとって良い効果を発揮します。
葉ネギなどその他のコンパニオンプランツの育て方やパクチーのコンパニオンプランツとしての役割については以下の記事を参考にして下さい。
⇒庭に【パクチー&ネギ】を植えると植物がスクスク育つのはなぜ?
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