シソの葉が大きくならないのはなぜ?上手に大きくする栽培方法
夏になると、そうめんやひやむぎの薬味として欠かせないシソ(大葉)。夏に限らずお肉や魚料理でも香味づけに欠かせません。
そんな用途の幅が広いシソですが自宅のベランダでプランター栽培が出来るほど初心者におすすめの野菜です。
本来シソは放っておいてもこぼれダネで増えるほど丈夫なのですが、育てているシソの葉が大きくならないというお悩みがあります。
いつまでたっても小さいままで思うように収穫できないのでは思う存分食べられませんよね?
今回はシソの葉が大きくならない理由と、上手に大きくする方法をご紹介したいと思います。
シソ栽培の基本を知る
皆さんはシソをどのように育てていますか?
まずは簡単にシソの育て方の基本を確認しましょう!
シソの基本栽培方法
まずシソは5月~6月にタネをまくか買ってきた苗を植え付けるかどちらかの方法を選びます。
タネの場合は畑やプランターにまく場合は深さ5mmくらいの溝をつくり1センチ間隔でまき上から土を被せます。
苗の場合は深植えしないよう横の苗と苗の間隔は20センチくらいです。
また植える場所は半日陰がベストです。というのもあまり日当たりが良いとぐんぐん大きくなり葉が固くなります。
食したときにあまり美味しくないので柔らかいシソの葉を作るならば半日陰に植えましょう。鉢植えなら半日陰に置きます。
水やりはシソは乾燥が苦手なので土の状態をよくみて触って、乾いていたら鉢の下から水が流れ出るようにたっぷりと与えましょう。
葉が大きくならない理由と大きくする方法
基本的な栽培方法を見てきたところであなたのやっている栽培方法と違うところはありましたか?もしあればそれがシソの葉が大きくなっていない理由かもしれません。
肥料不足
まず、植え付ける土にちゃんと肥料は含まれていますか?
シソに限りませんが野菜を育てる場合必ず「元肥」といって堆肥や化成肥料を混ぜた土に植える必要があります。
植物に必要な肥料の3大成分はチッ素・リン酸・カリです。葉を大きくしたいならチッ素の割合が多く含まれている肥料を、花はリン酸・根はカリウムです。
葉が大きくならない理由のひとつに考えられるのが肥料不足、大きくするためにチッ素分の多い肥料をあげましょう。
タネの深まき
次に考えられるのが、タネをまいたときに深くまきすぎた場合。シソは光好性種子といって光に当たらないと発芽率が悪くなるため浅くまいて土を被せる程度にまかないとうまく発芽しません。
発芽しても成長率が悪いため葉が大きくなりにくいでしょう。
水のやり過ぎ
初心者の多くはほとんどこれが原因です。例えば毎日1回とか何日に1回という感じで与えていると根腐れします。
本来植物というのは水を求めてぐんぐん根を伸ばします。したがって常に水分が与えられていると根が発達するのをやめてしまい伸びません。
したがって株自体も弱くなってしまいつける葉も小さく、最悪枯れてしまうのです。
植え付けにも関係するのですが、株の大きさに対して鉢が大きすぎるというケースも考えられます。
いづれ大きく成長するからと思って最初から7号~8号鉢(直径21~24センチ)の鉢に植えてしまうと買ったばかりの苗に対して大きすぎます。
ということは水をたっぷりと与えてると乾くのにも時間がかかりますし量が多すぎるため根が育ちません。
したがってシソの場合、確かに乾燥を嫌いますが、だからといって毎日水をあげるのではなく必ず土の状態を見て、触って乾いていることを確認してからあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シソは初心者でも簡単に育てられる野菜です。しかしタネのまきかたや育てる環境、水のやり方次第ではうまく育ちません。
大きく立派なシソを育てるためにも今までご紹介してきた対策方法を参考にして頂き、やわらかくておいしいシソを作りましょう!
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