ミニトマトのわき芽はどこ?トマト栽培に必要なわき芽かきとは
ミニトマトを含むトマト栽培で必ずやらなければならない作業に「わき芽かき」があります。
しかし、言葉で説明されてもよくわかりませよね?
そもそも“わき芽”がどれなのかわからなければ元も子もありません。
今回はトマト栽培に必要な「わき芽かき」のすべてについて解説したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
わき芽と「わき芽かき」
まず、言葉の解説から。「わき芽かき」とは漢字で書くと“脇芽掻き”で主枝の脇から出てくる芽を取り除くという意味です。
そして肝心なわき芽はどこかというと下の写真を見て下さい。
まず、うっすら出てきますが初心者の場合気が付きにくいです。
だんだん伸びてきます。
このくらいになったら初心者でもわかりやすく、また摘み取り頃です。
そして伸びすぎたわき芽です。
このように葉の付け根=脇から出てくるので“わき芽”といいます。
わき芽をかく理由
わき芽がどこかわかったところででは、なぜ「わき芽かき」作業をする必要があるのでしょうか?
それはわき芽は放っておくとどんどん茂って密生してしまいます。
そうすると風通りが悪くなり病害虫の発生原因になったりします。
トマト栽培で気を付けたい病気に関してはこちらを参考にして下さい。
またわき芽が多いと栄養分が分散されてしまい実付きが悪くなったり実が小さくなってしまうからです。
実付きが悪くなる原因はこれだけではありません。実がたくさんなるトマトに育てるにはこちらの記事を参考にして下さいね。
⇒実がならないミニトマトをたくさん実がなる大きな株にする育て方
わき芽かきの方法
では、実際にわき芽かき作業のやり方について写真とともに見ていきましょう。
まず、わき芽を見つけます。葉の付け根から出ている芽です。
注意したいのはわき芽は小さいうちに摘んでおかないと主枝と見分けがつかなくなってしまいますので早めに摘みましょう。
摘み方は以下写真のようにわき芽をもって手でつまんで横にポキッと倒せば簡単に取り除くことができます。
※万が一、わき芽ではなく主枝を折ってしまったら
主枝を折ってしまっても慌てることはありません。わき芽は次から次へと延びてくるため、勢いのあるわき芽を主枝に代わりにして成長させて下さい。
わき芽は摘まずに放っておけばそこからも花が咲き実がなります。ですがトマト栽培ではわき芽をすべてかき、「一本仕立て」にするのが一般的です。
わき芽かきはいつまでやるの?
わき芽は生育中は次から次へと出てくるためこまめに摘み取りましょう。
また一度摘み取った同じ場所からも出てくるので油断大敵です。
そのためできれば毎日観察して3日1回くらいのペースで作業をするといいですね。
最低でも1週間に1回は作業をしましょう。
冒頭でも言いましたがそれ以上期間を開けると、どれが主枝でどれがわき芽なのかわからなくなってきます。
一生懸命見分けて取り除けばいいのですが、初心者の場合間違えますしわざわざそんな面倒な作業をするなら日頃から作業しておいた方が得策です!
美味しいミニトマトを育てるには水やりのタイミングも重要です。よく本に書いてある「表土が乾いたらたっぷり与える」は半分正解で半分間違いです。
この機会にプロが教える実践的なミニトマトの水やり方法を習得しましょう!
⇒プランター菜園で育てるミニトマトにやってはいけない水のやり方
切っても大丈夫?わき芽を摘みを忘れて枝が大きくなった時の対処法
7月、8月になり株が成長してくるとわき芽があちらこちらから出てきて、訳が分からなくなってしまうことがあります。
うっかり忘れてわき芽が太いわき枝に成長してしまい、株が暴れてどうしようもなくなっている方もいるでしょう。
特にミニトマト初心者栽培ではよくあるお悩みです。
詳しいやり方は>>ミニトマトのわき芽が大きくなった!切っても大丈夫?を参考にしてください。
わき芽を摘まない放任栽培とは?
わき芽を摘むことで養分を実成りに回すことができますが、わき芽を摘まない放任栽培という栽培方法もあります。
放任栽培のメリットは文字通り、わき芽作業をせずそのまま栽培できるので作業が楽です。
わき芽かきだけでなく摘心(てきしん)もせずどんどん伸ばして寝かせて栽培したりもできます。
デメリットはたくさんのわき枝にたくさんの花が咲くので養分が分散され実が小さくなりがちです。
わき芽かきを忘れたら半放任栽培もおすすめ
ミニトマト栽培を仕事としてやっているのであれば別ですが、多少わき芽かきを忘れてわき枝を成長させてしまったところで、がっかりする必要もありませんし、神経質になる必要もありません。
家で楽しむために育てているのですから、実がなればOKです。
ですので、成長してしまったわき枝の部分は早めに摘心(てきしん)といって枝の先端をハサミで切りましょう。
そうすることで成長を止めることができます。
なるべくわき芽かきをし、忘れてしまった部分は仕方ないと割り切り、ゆるくやれることはやる半放任栽培で育てていきましょう!
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