ピーマンの実が曲がる・しわが寄る4つの原因
家庭菜園でピーマンを栽培していると、スーパーで売っているような真っ直ぐの実ではなく、途中からひん曲がってしまったり、しわが寄って形が悪い奇形果(きけいか)と呼ばれる実が出来ることがあります。
それぞれ原因、理由を紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
ピーマンの実が曲がる・しわが寄るワケ
- 肥料不足
- 水分不足
- 夏の暑さ
- 実の成り過ぎによる株の疲れ
まず、6月、7月に既に実が曲がったりしわが寄っているようであればそれは肥料と水不足が原因と考えられます。
ピーマンは6月に入ると次から次へとたくさん実をならせます。
ピーマンに限らずミニトマトやナスなど実をならせるためには養分とエネルギーを使います。
私たち人間が食べ物や水がなければ元気に生きていけないのと同じく、野菜は肥料と水がなければちゃんとした実がなりません。
肥料は人間でいうところの食事です。
そしてピーマンはナスと同じく大食いで肥料をたくさん必要とします。
なので植え付け直後の元肥だけでは足りず、その後も追肥(追加で肥料を与える)をしなければいけません。
肥料と同じく水分も多く必要としますので、過乾燥にしない程度に水を与えましょう。
次に8月、9月など猛暑、酷暑を過ぎたころに実が曲がったりしわが寄ってきているなら、夏の暑さや実の成り過ぎによる株の疲れが原因です。
ピーマンは生育温度が23~30℃と高く、中南米原産の野菜なので暑さに強い野菜なのですが、それでも人間と同じように暑さによって株は疲れます。
そして、先程も言いましたが実を成らせるためには養分とエネルギーを使うので、実が沢山なればその分株も疲れます。
ピーマンは4月から10月までと約半年間と長期にわたって栽培できる野菜なので9月後半~10月にかけて株はかなり疲弊しています。
引き続き、肥料と水は与えますがこの時期の実の曲がりやしわの寄りはある程度仕方ないと割り切りましょう。
ピーマンの実が2つに分かれるのはなぜ?
1つのヘタから2つの実が成ってしまうことがあります。
これは夏の暑さによって受粉がきれいにできず花芽が異常についた結果です。
猛暑、酷暑を過ぎ、気温が下がってくればこのような奇形果は少なくなってきます。
真っすぐな実がなるための対策
- 2週間に1回ペースで追肥をする
- 乾燥させ過ぎない
猛暑、酷暑に耐えられる丈夫な株を作るためにも、苗を植え付け後2週間に1回のペースで追肥をしましょう。
固形肥料でも液体肥料でも構いませんができれば即効性がある液体肥料が良いですね。
夏は過乾燥にさせないように1日朝夕2回程度水やりをしてもいいです。
ただし、常に土が湿っているようだと加湿になり株が根腐れを起こすこともあるので気を付けて下さい。
まとめ
実が曲がっていても、しわが寄っていても食べる分には全く問題ありません。プロの農家さんであれば出荷にあたり規格外のため処分されてしまいますが、家庭菜園で栽培した野菜ですから安心安全ですね。
最後にもう一度ピーマンの実が曲がる、しわが寄る原因を紹介しておきます。
ピーマンの実が曲がる・しわが寄るワケ
- 肥料不足
- 水分不足
- 夏の暑さ
- 実の成り過ぎによる株の疲れ
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