ラディッシュの育て方!プランターで初心者ができる栽培方法【画像解説】
「さくらんぼ」「フレンチ・ブレックファスト」
「白雪姫」「レッドチャイム」「雪小町」
「VIOLA」・・・・
いきなりですが、あなたはこれらの名前を見てなんのことだかわかりますか?共通点がありそうな、なさそうな・・・実はこれ野菜の「ラディッシュの品種名」なんです。
ラディッシュといってもよくわからない人はハツカダイコン(二十日大根)と言えばわかるでしょうか?
ラディッシュとハツカダイコンは同じ意味なので上記にあげた「さくらんぼ」や「白雪姫」は「さくらんぼ はつか大根」とか「白雪姫20日大根」が正式な品種名になります。
今回はお子様でも簡単に育てて収穫することができるプランター栽培と地植えでラディッシュを栽培するときの種まきのコツと栽培方法を植物のプロの私が教えますね!
もくじ(タッチすると移動します)
ラディッシュの種まきはいつ?
ラディッシュは日本名でハツカダイコンと言われるように“20日”で出来てしまうほど簡単に栽培することができます。(実際には種まきから収穫まで1ヶ月くらいかかってしまいますが・・・)
しかも、年に2回も収穫できます!ラディッシュの種まきには春と秋があります。
春と秋なら種まきから30~40日、
夏なら25日、冬なら50~80日で収穫できますが、
生育適温は17~20℃程のため真夏の栽培だけは出来も悪いのでお勧めしません。
いずれにしろ簡単なのですが、春にタネをまく際は害虫の被害に遭いやすいので虫除け対策を万全にしておく必要があります。
例えば“防虫ネットのトンネル”をつくり栽培することがおススメです!
東京などの中間地であれば3月半ば~4月にタネをまくと5~6月に収穫。
9月~10月にかけてタネをまけば10月~12月初めに収穫できます。
栽培に必要な土・肥料
プランター栽培と畑での栽培とでは土が異なります。
まず、プランター栽培の場合に必要な土は「野菜専用培養土」をおススメします。畑で育てる場合はたい肥等を使い土壌改良しておくことが必要がです。
次に肥料に関してですが、プランター栽培の場合、今説明したように「野菜専用培養土」には肥料成分も一緒に配合されているため別途肥料を買わなくても収穫はできます。
しかし、どんな成分がどのくらいの量配合されているかが明記されていないことがあるため不安なケースがあります。
ですので、以下のような固形状か液体状の肥料を1つ購入しておくことをおすすめします。
ハイポネックス原液 〜Newレイシオ〜 800ml 追肥 液体肥料 速効性肥料 草花 野菜 関東当日便
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プランター栽培の手順
種まき
鉢を用意し培養土を入れます。
タネが横一列になるように割りばしなどをグッと土に押し付け溝を作りタネをまいていきましょう。
ちなみにこのように溝に沿ってタネをまく方法を「すじまき」といいます。
水やりは発芽するまでは土をからっからに乾かさないようにしておきます。
じゃぶじゃぶにあげてしまうと成長しませんし、難しいところですが基本的には鉢底から水がでるまでたっぷりとあげて、
土を触って乾いてきたと感じたら与えるという流れになります。
地植え栽培のでの種まき
一応、畑などの地植えでの種まきのコツもご紹介すると、まずいきなり土にまかず種まき一週間前には幅40㎝位の畝(ウネ)を作っておきます。畝とは図のような盛り土をすること。
そしてタネをまくときに深さ約1センチくらいの種まき用の溝を作ります。種は1センチ間隔ですじまき
(※すじ状に横並びに1粒ずつまいていくこと)し、土をかぶせて手のひらで軽く押さえて完了です!
この手のひらで土をかぶせるのがポイントですよ!どっさりシャベルで土を盛ってはいけません。
初心者が種まきで失敗しがちなのは溝を深く掘ってまいてしまうこと!そうすると発芽しませんのでご注意ください。
発芽と間引き
さて、プランター栽培の続きです。種まきから約20日程経つと発芽します。
今回は2月の寒い時期にまいたので遅めの発芽ですが、ラディッシュの生育適温は17~20℃ですので春先や秋口であればもう少々早く発芽します。
次に間引き作業をします。なぜ、間引きをしなければならないかというと、密集していると株が大きくならないからです。
まず、双葉が開いたら1回目の間引きをしましょう。1㎝間隔になるように間引きます。
次の写真のように本葉が3~4枚になり混み合って来たら2回目の間引きです。
追肥と土寄せ
先ほど栽培に必要な土と肥料の項目でもお話しましたが、通常、野菜専用培養土には肥料が配合されています。
しかし、肥料配合分量が明記されていない場合は別途固形肥料か液体肥料を用意します。
追肥(ついひ)とは生育途中に与える肥料のことでラディッシュの場合、本葉が4~5枚になったら固形肥料か液体肥料を与えます。
固形の場合は1回まけば収穫までもちます。
液体肥料の場合は1週間に1回くらいのペースで与えます。どちらも正確な分量は商品のパッケージに書かれているのでそれらを参考にしてください。
土寄せとは株の根元に土をかけることで、ラディッシュは成長してくると実の部分が土の表面から見えてきます。
実が大きくなるスペースを作るために土を掛ける必要があります。ですが、やり忘れても収穫はできます。
防虫対策
できれば、種まきと同時にプランターごと防虫ネットを被せて栽培することをおすすめします。
そうすれば防虫被害に関してはかなりの確率で防ぐことが可能です。
プランター栽培の場合は以下のような便利なグッズがあるので完全無農薬にこだわりたい場合はおすすめです。
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病害虫
ラディッシュにつく病気や害虫の中で注意するのはアブラムシやアオムシ、コナガなどの幼虫です。
春や夏に栽培する場合は虫がつかないように防虫ネットをかけるとより安全ですが、なくても育てられます。
病気やアブラムシなどが付いてしまった場合は野菜にも使用して大丈夫な殺虫殺菌剤や
でんぷん成分で虫を窒息させるしくみの無農薬殺虫剤もあるのでそれらを散布して対処して下さい。
殺虫剤 ベニカベジフルスプレー 1000mL カイガラムシ アブラムシ 関東当日便
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収穫
収穫近くなると土の表面から赤い実の部分が見えてきます。
だいたい実が直径2~3㎝になったら収穫適期です。
もっと大きくしようと思い放っておくと実に「す」が入ったり実が割れるなどして味が悪くなるので収穫時を見逃さないようにしましょう。
手でそっと引っこ抜けば簡単に収穫できます。
サラダにすれば上出来です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は子供でも簡単に育てられる超初心者向きの野菜、ラディッシュの育て方について解説してきました。
ラディッシュの良いところは簡単で収穫が速くさらにサラダなどに使い勝手が良いのが特徴で年間栽培できるところです。
ちなみにラディッシュをプランターや牛乳パックなどでも栽培できます!
ベランダやキッチンで育てて見たい人はこちらの記事も参考にしてみて下さい。
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