9月のイチゴの育て方!栽培管理と作業
9月のイチゴ栽培の管理と作業について紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
畑(露地栽培)とプランター栽培の共通作業
苗の購入と苗選び
健康なイチゴ苗の選び方はこちらの記事を参考にして下さい。
⇒プランターイチゴの育て方!初心者栽培でも甘い美味しいコツ
9月中旬から下旬に出回るイチゴ苗は冬を越し春に収穫できる「宝交早生(ほうこうわせ)」や「女峰(にょほう)」「カレンベリー」等々の一季なり性品種です。
一季なり性品種は春にも販売されるのですが、家庭菜園では越冬させて春に収穫する露地栽培が本流です。
冬の低温に当てることで丈夫な株に成長し春に立派な実を次から次へと成らせます。
ただし、11月に入ったら8℃を下回らないように管理すれば12~1月に収穫できる鉢植え促成栽培もできます。
イチゴには成長が止まる休眠期間があります。昔から家庭菜園栽培イチゴの代名詞である「宝交早生(ほうこうわせ)」の休眠時間は400~500時間とめちゃくちゃ長いです。
反対にこの休眠期間が短ければ花芽が付きやすく実が成るまでの期間も短いということになります。
以下は露地栽培もできますが、鉢植え促成栽培に向いています。
鉢植え促成向き品種
- とよのか
- カレンベリー
- おいCベリー
- さちのか
- クイーンベリー
- 章姫
- とちおとめ
- あかねっ娘
- アスカルビー
- もういっこ
- レッドパール
- アイベリー
- おおきみ
- ビーナスハート
- 紅ほっぺ
- ふさの香
- まんぷく
- 桃薫
- 蜜香
- 桃香
- 白雪小町
9月の畑栽培(露地栽培)の作業
畑の土づくり
9月は畑栽培(露地栽培)のスタート時期です。土づくりをちゃんとやらないとその後の成長に響きます。
まず苗を植え付ける2週間前までに元肥として牛糞や完熟たい肥、油かすなどを施します。
ただし元肥の段階で油かすのような窒素成分の肥料を過剰に与えてしまうと花芽が付きにくかったり葉先が枯れてしまうことがあるので、成長に伴い施すようにします。
そして酸度調整をするために植え付け1週間前に苦土石灰を1㎡あたり100gを撒きすきこんでおきます。
均一になるように土をならしておきましょう。
植え付ける前に畝を立てます。
9月の鉢植え促成栽培の作業
鉢・プランター選び
イチゴは根が浅く張る野菜なので深すぎないプランターを選ぶことがコツです。
鉢の種類にはプラスチック製のプランターやテラコッタ、木製の樽鉢など色々ありますが、排水システムがしっかりしているものを選びましょう。
野菜栽培用のプランターには排水板などが付いており鉢底石を入れなくても排水できるタイプが多いですが、それでも穴が小さかったり横に付いていて排水しにくい商品があります。
鉢底からしっかり水や空気の流れが良いタイプのものを購入して下さい。
素焼き製のベリーポットやハーベリーポットなどイチゴ栽培専用の鉢もあります。詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
用土選び
☆プロトリーフ いちごの土 5リットル
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初心者がイチゴ栽培で利用すべき用土は「イチゴ専用土」か「花と野菜の培養土」などのような野菜専用の培養土です。
培養土は元肥が配合され、保水性、排水性、通気性のバランスが整えられた土なので自分で土をブレンドする必要がありません。
少し上級になってきたら赤玉と腐葉土を1:1の割合で配合しプラス苦土石灰や化成肥料もしくは有機質肥料を混ぜます。
- 赤玉(小粒)
- 腐葉土(できれば国産の細かい土質のもの)
- 苦土石灰(1ℓあたり1~2g)
- 緩効性化成肥料(10g少々)
腐葉土は枯れた落ち葉が堆積してできる天然の有機質肥料ですが、国産と外国産では質の良さが異なります。
国産の良質な腐葉土は葉が細かく混ぜられさらさらとしています。一方外国産は、枯れ葉がそのまま入っているくらい荒いです。
腐葉土には変わりないのですが、未発酵だとイチゴの生育にマイナスに働くのでおすすめしません。
なのでプランター栽培のような土が少なくて済む場合は価格は高いのですが国産の腐葉土をおすすめします。
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