プランター菜園で栽培しているイチゴの実が大きくならない理由
自宅のベランダでプランター菜園のイチゴの実が大きくならない・・・
スーパーで売っているような大きいイチゴが出来ることを想像して楽しみにしていたのに
なぜか実が大きくならなくて小さいまま。
そんなお悩みはありませんか?
もし、イチゴの実自体がちゃんと成っていない場合はまずこちらの記事から確認して下さい。
今回は、なぜプランター菜園で育てたイチゴの実が大きくならないのか?についてその理由を解明し来年大きいイチゴを育てる方法を紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
株間が狭かった
市販されているごくごく一般的なプランター(横約65㎝×縦24㎝×高さ18㎝(容量13ℓ))を使った場合
あなたは何株イチゴの苗を植えるのが正しいと思いますか?
正解は3株です。
イチゴ苗は通常直径3号ポットに植えられた状態で販売されています。
そのため横の長さが65㎝もあると詰めて植えれば6個くらい植えらる計算になりますがやってはいけません。
また3株ではスペースが広すぎではないかと思うかもしれませんが適切なスペースなのです。
なぜならイチゴは成長すると株張りが横30センチくらいになるので最低、株間は30センチ空けて植えましょう。
受粉がちゃんと出来なかった
イチゴの花はハチなどによる虫によって自然受粉するものなのですが
マンション高層階や虫がいない環境だと、うまく受粉できず実が成りません。
そのため筆や耳かきのふわふわしたところ(梵天)などで花粉をなでるように人工授粉してやる必要があります。
その際にちゃんと受粉ができないと実が小さくなったり形が色が悪くなってしまうことがあります。
イチゴの実はどこ?大きくするには人工授粉が欠かせない理由
私たちが食べているイチゴの❝実❞は本当は花托(かたく)=茎の先端部分が肥大したもので、植物学上は果実ではありません。
なので偽果とも言います。では実はどこのなのか?というと私たちがタネだと思っている粒々のところがイチゴの実です。
ではタネがどこなのかというと、粒々している実の1つ1つの中に入っています。
そのため受精したタネの数が多いほど1つ1つが実となり肥大しますので結果的に私たちが実だと思っている花托(偽果)が全体的に大きくなるしくみです。
つまり、しっかり人工授粉してあげることで実が大きくなります。
摘花(てきか)・摘果(てきか)をしなかった
一枝に大量に花が咲いた場合は数個摘んでください。
また、実がなる茎が細くて弱々しい場合は大きい実を付ける可能性が低いためそのような茎もカットしてしまいましょう!
小さい実が付き始めている場合はその中で形の悪い実は全て摘み取って下さい。
- 花を摘むことを(摘花(てきか))
- 実を摘むことを(摘果(てきか))
といいます。
なぜこのようなことをするかというとたくさん花や実を付けっぱなしにしておくと全てに養分が分散されてしまい1つの実を大きくすることができません。
そのため形のいい大きな実を付けさせるには摘花・摘果をすることにより、限られた実に多く養分が行きわたるようにする必要があります。
まとめ
以上の主な3つが、イチゴの実が大きくならない理由です。
イチゴを上手に育てるには日当たりや水やりや肥料などいくつかのコツがあります。
イチゴは素人が栽培するには一見難しく見えますが、栽培の基本をしっかり抑えて作業すれば
面白いくらいに立派なイチゴをたくさん収穫することができます。
もし今年、上手にイチゴを収穫できなかった場合は来年に備えてイチゴの基本的な栽培方法を次の記事で復習しておくことをおすすめします。
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