キュウリが雄花ばかりで実がならないときの栽培ポイント
きゅうりの実がならないといったお悩みは結構あります。
そもそもきゅうりには雌花(めばな)や雄花(おばな)が咲くのですが家庭菜園初心者の場合、雄花(おばな)と雌花(めばな)の区別がつきにくいので
どのようなしくみできゅうりの実が出来るのかを知らないケースも多いです。
今回は、きゅうりの実ができるしくみを踏まえてどうして雄花(おばな)ばかり咲いて実がならないのか?についてお話ししたいと思います。
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きゅうりの実ができるしくみ
きゅうりは5月~7月にかけて花を咲かせます。
雄花(おばな)と雌花(めばな)とも花を咲かせるのですが通常多くの野菜の場合、雄花(おばな)と雌花(めばな)の間で受粉、受精が行われ実が成ります。
しかしきゅうりの場合は受粉しなくても実が出来てしまう「単為結果(たんいけっか)」という現象が起こるため雄花(おばな)と雌花(めばな)間で受粉がないから実が出来ないわけではないのです。
つまり実が出来ない原因は他にあります。
雄花ばかり咲く理由
きゅうりを植えて1ヶ月くらい経ってやっと花が咲いたけど雄花(おばな)ばかり・・と言うケースがあるのですが、そもそもきゅうりは最初のうちは雄花(おばな)ばかりが咲きます。
株も大きくなりツルもぐんぐん伸びてくるとちゃんと雌花(めばな)も咲いてきます。
これはよく言われていることなのですが、つるの先端を少しカットしてあげると雄花(おばな)ばかりでなく雌花(めばな)も咲いてくるようになります。
実がならない理由
先ほどきゅうりは単為結果(たんいけっか)といって受粉しなくても単独で実をつける性質があるという話をしました。
ただここで間違えてほしくないのは実が出来るのは雌花(めばな)です。
ですから雄花(おばな)ばかり咲いていては実はならないのですが、普通に育てていて最初から最後まで雌花(めばな)が咲かないなんてことはありませんので安心して下さい。
むしろ心配すべきは花が咲いても結実するまえに落ちてしまったり、実になっても途中で落ちる場合です。
これは基礎管理である水やり、肥料、日照の不足が原因で起こります。
2019年のような記録的な日照時間が少ない年はプロの農家さんでさえも栽培に苦労されています。
そのため日当たりの良い場所でこまめな水やりと2週間に1回の追肥をおこない、花が多い場合は間引いて栄養分を分散してあげる工夫も必要です。
きゅうりの場合は梅雨時期のうどんこ病にも注意したいですね!
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