10月のイチゴの育て方!栽培管理と作業
10月のイチゴ栽培の管理と作業について紹介します。
9月下旬から10月上旬にかけては苗の植え付け時期です。
イチゴ苗は春にも販売されていますが、自分でしっかりと寒さに当てて冬越しさせたイチゴは実成りも良く味もより美味しく感じられると思います。
畑(露地)栽培とプランター栽培では植え付け方が少し違うので参考にして下さい。
もくじ(タッチすると移動します)
10月の畑栽培(露地栽培)の作業
畝点て(うねたて)
一般的にイチゴを畑(露地)で栽培する場合は土を盛って畝を作り苗を植え付けます。
畝の高さの目安は15~20㎝、排水が悪い土地では30㎝程高くします。
畝を立てることで排水性が確保され、水やりや雨などによる泥はねを防ぎ病気予防にもなります。
またイチゴはランナーを伸ばし房状に垂れるように成るため畝があることで実が守られます。(実際に実が成り始める前には敷きワラなどで株元を保護します。)
畝の数は一列にするか二列にするか決めましょう。
畝幅は30㎝で作ります。
苗の植え付け
畑(露地)植えでの苗の植え付けで注意したいのは苗の植える間隔です。
プランター栽培と違い場所が広く取れる分、苗も大きく育てましょう。そのために苗と苗の間隔は30㎝と広めにとります。
苗の植え付け手順
- 植え付け前日に畝にジョウロなどで水をあげてならしておく。
- ポット苗を畑に並べて植える位置を決める
- 1つずつ取り出し植えて行く
- 植えたらジョウロで水やりをし完了。
- 植え付け後1週間は2日間隔をあけて水やりをする
- 霜が降りる11月中旬までは週1日水やりをする
あまりに畝が乾燥しているようなら、植え付ける前日などに水やりをしておいて、土をならしておくと良いです。
こんな感じで植える場所にビニールポットを仮置きします。
そしたら、ビニールポットから苗を取り出してください。
イチゴは浅く植えるのが原則なので、手、もしくはスコップで軽く穴を掘り、苗を植えて下さい。
株の中心にあるクラウンと呼ばれる部分には土をかけないようにして、植えることがポイントですよ。
植え付けた状態。
そして最後に水を与えて完了です。
10月の鉢植え促成栽培の作業
プランター栽培でも植え付け時期は同じです。
畑(露地)栽培と違うのはプランターの大きさと植える苗の数によって植え付け間隔も変わってくることです。
一般的な横長のプランター(長さ60㎝×幅15㎝×高さ20㎝)の場合、
- 苗数:3個
- 苗と苗の間隔:20㎝
畑(露地)栽培では植え付け間隔30㎝でしたがプランターは植えられる空間が限られているため植え付け間隔は20㎝と狭めましょう。
たくさん植えたいからといって間隔を空けずに植えると株が成長できないので注意です。
鉢植えの植え付け手順はこちらの記事を参考にして下さい。
苗を植え付け時の2つの注意点
- 浅く植える!クラウンを埋めない
- ランナーを畝の内側に向ける
浅く植える!クラウンを埋めない
イチゴの植え付け時の1つめの注意点は浅く植えることです。
イチゴは根が浅く張る野菜なので反対に深鉢に植えてしまうとうまく成長できません。
1つのポイントとしてイチゴの株元には王冠を逆さまにしたような形をしたクラウンという部分があります。
クラウンとは葉と根がくっついている部分で葉や花の成長点があります。
成長点を土で埋めてしまうと成長できなくなります。
だからクラウンが埋まらないよう浅く植える必要があります。
ランナーを畝の内側に向ける
ランナーとはイチゴの株元から出る弦(つる)のようなものですが、秋に販売されている苗にも切られたランナーが残っている苗があります。無いものもあります。
ランナーが付いている苗を購入したら、ランナー側を畝の内側に向けて植え付けましょう。
プランターの場合も同様です。
新しく成る実は残っているランナーとは反対側から出るため、向きを整列させることができます。
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