トマトの実が割れる・腐る・落ちる?原因と栽培のポイントとは

家庭菜園でトマトを栽培し、さぁもう少しで収穫!
と思っていたところで、なぜか実が割れている(泣)
白い線が入りひび割れている・・・そんな悲しい経験
をした人も多いと思います。
今回はトマトの実が割れる、腐る、落ちるさまざな原因
についてご紹介します。
実が割れる
トマトの実が割れる原因はぼぼ一つ。
それは烈果(れっか)という現象です。
裂果はトマトだけに起こる現象ではなく
スイカやブドウでも起こります。
キャベツ(劣球)やニンジン(裂根)のパターンもあります。
トマトの場合、裂果は実がまだ青いうちには起こらず
完熟して赤くなってから起こります。
では、なぜこのような現象が起きるのかというと、
果実に直接雨などが当たったり、日差しが強すぎる場合、
果皮の固さ・糖度による問題や土が極度に乾燥した状態
のあと多量の雨などの水が根に吸収されるなどで
起きると言われています。
対処法としては「雨よけ栽培」といって株の上部
をアーチ状のビニールでできた屋根をつくり雨が
直接あたらないようにしてあげます。
実が腐る
(引用 http://jabo.sblo.jp/article/46964625.html)
トマトの実が腐る原因として多いのは「尻腐れ病」(しりぐされびょう)です。
尻腐れ病と聞いてなにかウイルスやバクテリアによる
細菌感染病だと思われるかもしれませんが
この「尻腐れ病」とはそういったウイルス性のものではなく
以下の原因による生理障害です。
1、カルシウム(苦土石灰)とホウ素不足
2、肥料問題によるチッ素過多
3、土が乾燥し過ぎたため
4、強日射で地面の温度が上がり過ぎた
苗を植え付けた際、
土に苦土石灰の量が不足している
場合によく起こる現象です。
また十分に苦土石灰を与えていてもチッ素過多
や水不足、乾燥が続くとうまく根からカルシウムを
吸収できないため尻腐れ病になることがあります。
対処法は、株の根元に藁を敷いて地温上昇を避け、
適度な水やりをする。裂果のところでも説明しましたが
乾燥しているところにいきなり多量の水を与え続ける
と実が割れてしまいます。
またチッ素成分の多い肥料の与えすぎをやめ、
カルシウム分の多い液体肥料を葉面散布するか
根元に苦土石灰をまいてたっぷりと水を与える方法で対処しましょう。
実が落ちる
トマトの実が熟す前に落ちてしまうのは生理落果(せいりらっか)です。
生理落果が起こる原因はチッ素成分の多い肥料の
与え過ぎにより葉や株などの生長に栄養が行ってしまい
受粉など実を付ける力に養分が回らないため落果に至るケースと
摘花(てきか)せずひと房に咲く花を間引かなかったため
実になった際、栄養が分散してい落果する場合があります。
対処法として、「トマトトーン」に代表される
ホルモン剤の散布、摘果、人工授粉を行います。
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