冬のイチゴの育て方!2月の時期の作業と栽培方法
冬のイチゴの育て方についてネットで調べてもあまり出てこない理由はなぜでしょうか?
それは2月もイチゴの生育サイクルの中では休眠期にあたるからです。
要するにあまり変化がない状態です。
しかし、初心者の人にとって秋に青々としていた買ったばかりの苗が成長せず、葉が赤くなったり、小さくなったり、茶色く枯れてしまったりするととても不安です。
今回は2月のイチゴ栽培と作業方法について紹介します。
またこの記事ではいわゆる家庭菜園レベルのイチゴの育て方を解説していますのでイチゴを屋外(畑・もしくはプランター)で育てる「露地栽培」を前提とします。
もくじ(タッチすると移動します)
イチゴ露地栽培の2月の作業
作業内容
- 枯れ葉取り(下葉取り)
- 摘花
- 追肥
- マルチング
枯れ葉取り
まず、赤くなっている葉や枯れている葉を取り除く作業をします。
イチゴは11月くらいから2月までは休眠期といって寒さにじっと耐え、ほとんど生長しない時期です。
そのため余分な栄養を使わないように、株はまるでタンポポのように地面にべったりとつくような形(ロゼット状)になり葉を枯らすなどします。
枯れ葉は病気の原因になるので詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
摘花(てきか)
摘花とは花を摘むことですが、寒い時期の花は咲いても実が大きくなるまで成長しないので摘み取りましょう。
むしろつけていると栄養分がそちらに取られ株全体が弱るので必ず取ります。
赤い実をつけるためには3月半ばくらい咲く花を人工授粉などする必要があります。
追肥(ついひ)
追肥とは追加する肥料のことですが、
- 畑の家庭菜園で栽培
1㎡あたり化成肥料12g・油粕10g、または緩効性化成肥料20~25gのみを畝の両脇(肩)の部分にばらまき通路の土を被せて完了。
- プランター栽培
発酵油かす(粉状)+リン酸肥料(バッドグアノがおすすめ)を株の周りに一握り撒き、土と混ぜ合わせて完了。あまり株元に近いと肥料焼けを起こして枯れるので鉢周りが良いですね。
マルチング(2月下旬~3月上旬)
イチゴの実が直接地面に触れたりすると雨で泥が跳ねたりしたときに病気に感染しやすくなってしまいます。
そのため防止策として苗を黒いフィルムでマルチングする必要が出てきます。
マルチング資材はホームセンター等で販売されており、黒色フィルムやシルバーポリフィルム、敷きワラなどがあります。
畑で栽培している方は地温上昇効果のある黒色フィルムを張りましょう。
まず畝の周囲に溝を作って、畝の上からフィルムを被せ、一方の溝に土を入れフィルムの片方を押さえます。苗の位置を十字にハサミでカットし株全体を出します。次に畝にフィルムを密着させながらフィルムをピンと張って、もう片方の溝に土を入れ押さえて完了です。
プランター栽培をしている場合は、3月下旬頃までに藁(わら)を株元に敷いておけば良いです。
藁はホームセンターの園芸コーナーで販売されています。
ちなみにイチゴは低温に強いためマルチングをしなくても栽培することは可能です。
なので畑の場合は本格的なのでぜひフィルムによるマルチングをおすすめしますが、プランター栽培の場合は藁を敷くのが面倒であればなくてもOKです。
藁を敷くメリットはイチゴの実がなったときに土に付かないので清潔なのが一番の理由です。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は冬のイチゴの育て方2月編を紹介しました。
2月は生育が止まっていますが根はしっかりと生きています。
春から花を咲かせ赤くて甘い実を付けるためには寒さに当てることが重要なのでこの時期も下葉取り作業などこまめに行いましょう。
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