実がならないミニトマトをたくさん実がなる大きな株にする育て方
トマト栽培は基本的に共通していますが、ミニトマトは大玉や中玉のトマトに比べ実もなりやすく育てるのも簡単です。
しかし、育て方を間違えてしまえば、実がならない以前に花が咲かなかったり、株自体が枯れてしまうことがあります。
今回はミニトマトの実がならない理由を考え、たくさん実がなり大きな株に育てるにはどうしたら良いのかについて解説していきたいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
実がならない原因
ミニトマトの実がならない原因には以下のようなことが考えられます。
一番最初に咲く花がうまく受精できなかった
ミニトマトを含めたトマト全般に言えることなのですが
1番最初に咲く花(1番花)に上手く授粉させ実をつけるかつけないかにより、その後の着果に大きな影響を与えます。
トマトの1番花が咲く頃はまだ気温が低く花粉を運んでくれる昆虫たちの活動が活発でないため自家受粉ができない場合があります。
つるボケ
「木ボケ」ともいいますが一番花を含んだ最初に実がなる予定の房に実がならないと養分が葉や茎に回ってしまい以後実付きが悪くなる
ことがあります。
わき芽かきをしない
茎とは別に葉の付け根からはたくさんのわき芽が出てくるのですがこのわき芽を放置して伸ばし放題にしておくと枝葉がどんどん伸びていき、花芽がつきにくくなってしまいます。
葉が込み合って風通しが悪くなると病気は害虫被害にも遭いやすくなるので対処する必要があります。
実がなる株にする方法
実がならない原因がわかったところで実がなる株に育てるには
人工授粉する
一番花に実を付けさせるにはホルモン剤を使って人工授粉させる必要があります。
ホルモン剤というとプロが使う危険な農薬と思う人もいるかもしれませんがこれはトマトなどの実付きをよくするための成長調整剤というもので人体に害はありません。
商品名で住友化学園芸から出ている「トマトトーン」というものが市販されているので、それを一番花を含む最初に花をつける房に花が2~3輪咲いたら散布して下さい。
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ここでちゃんと実が付けば「つるボケ」にはなりません。
わき芽かきをする
前章3で、葉の付け根からわき芽がたくさん出てくる話をしましたがこれらをすべて摘み取りましょう。
主枝1本を残しわきから出てくる芽はすべて摘み取るというイメージです。
わき芽は一度取り除いても次から次へと出てくるので最低でも1週間に1回はわき芽かきの作業をすることが大切です。
詳しいわき芽かきの方法はこちらの記事を参考にして下さい。
⇒ミニトマトのわき芽はどこ?トマト栽培に必要なわき芽かきとは
追肥をする
ミニトマトに限らず野菜全般に言えることですが、追肥は必ずやりましょう。
植えたっきり肥料をやらなかったりすると、株は体力がなくなっていく一方です。
1回目は植え付け後20日くらいしたら与え、2回目は初収穫の後に、その後は3週間に1回ペースで与えるといいです。
ミニトマトの肥料についてはこちらの記事を参考に
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