アンデルセン公園ハンギングバスケットコンテスト2018

2018年アンデルセン公園ハンギングバスケットコンテスト受賞全9作品を紹介します。

平成30年5月6日(日)までアンデルセン公園内にある太陽の橋の欄干に飾られています。

アンデルセン公園大賞（最優秀作品賞）

タイトル「オーデンセの晩春」

実はこの作品、私の知人の方が受賞しました！おめでとうございます！そこで作品について少しお話を聞きました。

タイトルの“オーデンセ”とはデンマーク・フュン島の町名。アンデルセンが生まれ育った町だそうです。

冬から春にかけて咲く花と、春から初夏にかけて咲く花の両方を入れることで季節の移り変わりを表現したのだとか。

なるほど、だからシーズンが終わりかけのビオラが入っているかと思えば、これから咲くゼラニュームやバラが入っているんですね！

春の中にも「早春」「仲春」「晩春」とありますが、コンテストが行われる4月末から5月初めの“晩春”を表現するには非常によく考えられている組み合わせです。

ドイツのフラワーデザイン論の中に「１つ前の季節に咲く植物を入れることで時間の経過を表現する」方法があります。

まさにこの考え方を応用しているのかもしれません。

また背景の板の色に注目するとクリーム色が使われています。赤や緑が映えるという単純な理由もありますが、私はこの色を見て気付いたことがあります。

下写真をご覧ください。

これはデンマーク、オーデンセに現存するアンデルセンの生家です。

壁色に注目すると作品に使われているクリーム色に近いですね！

ここまで意識されているのかはわかりませんが、作品を作る上で大切なことは単に花がきれいというだけでなく、

タイトルと作品の関連性を人が気が付かないレベルまで掘り下げ、表現することで作品に深み(ストーリー性など)が出ます。

やはり最優秀作品賞に選ばれるのはそれなにり理由があるということですね。

船橋市長賞

タイトル「小悪魔の誘惑」

日本ハンギングバスケット協会理事長賞

タイトル「静寂・期待」

日本ハンギングバスケット協会千葉支部賞

タイトル「キューティ・グリーン」

GAちば・花緑の会賞

タイトル「ミックスベリーパフェ」

審査員特別賞

タイトル「夢見るメアリー妃」

優秀作品賞

タイトル「風薫る」

優秀作品賞

タイトル「癒しの時間」

優秀作品賞

タイトル「親指姫の花畑　晴れやかな春の日に」