イチゴの実ができない理由とならせる方法を徹底解説!
初心者でも育てやすく赤く輝く宝石ともいわれるほど栽培・収穫を楽しませてくれるいちご。
しかし、そんな楽しみに栽培しているいちごの実がならないというお悩みがあります。
今回はなぜいちごの実がならないのかという理由と実のならせ方をご紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
花が咲いて実がなる
いちごは初心者でも簡単に栽培できる野菜で栽培から収穫の流れとして、
いちごの植え付けは中間地では10月~11月初め、収穫は5月~初夏にかけてです。
⇒プランターを使った美味しいいちごの誰でも簡単に出来る簡単な育て方
まず、いちごは花が咲いた後それが実になるため花が咲かなけれ実はなりません。
(正式にいえば私たちが“実”と思っている部分は果実ではなく花托(かたく)といってめしべの土台部分です)
いちごは日当たりが良くなかったりすると花が咲かないことがあります。
またいちごに限らず植物全般について言えますが肥料分がない土で育てたりしても生育が悪いため、
花が咲いても少なかったり小さい実しかできないことがあります。
いちごの実がならない理由
では、花は咲いたけど実がならない、または実つきが悪いのは何が原因なのでしょうか。考えられる理由は以下です。
1、受粉がうまくできていない
いちごは虫媒花といって蜂やハエなどの虫によって受粉されます。
したがって肝心な虫がいないと受粉できないので実がなりません。
例えば高層住宅では虫が来ませんよね。蚊がこなくていいこともありますがいちご栽培には少し不利な点もあります。
しかし虫がいないからといって諦める必要はありません!
ではどうすればいいのかというと「人工授粉」させればいいのです。
花が咲いたら花の中心(おしべとめしべ部分)をいったりきたりさっさっさっと撫でて授粉をさせましょう。
筆でなくても綿棒や耳かきのふわふわしたしたところなどを使ってもいいですね。
人工授粉はしっかり行うことがポイントです。
授粉がいいかげんだとうまく受精できないため実が小さかったり形が奇形になったり、色も悪かったりなどきれいないちごの実がつきません。
イチゴの人工授粉の仕方は以下動画をご覧ください。
2、肥料成分のチッ素過多
肥料の問題でチッ素成分の多い肥料を知らずに誤って与えていると、葉ばかり茂ってしまって
花や実を充実させるための養分が不足してしまいます。
リン酸成分の多い肥料やいちご専用の肥料を与えましょう。
また肥料に関してはあげ過ぎても逆効果になりますので用法・容量を守って適切に与えることが重要です。
3、ランナー(ほふく枝)と悪い実を取り除く
いちごの実がたくさん成る頃はランナー(ほふく枝)も旺盛に伸びます。
しかし実に栄養分が行くようにするためランナーはカットしましょう。
また花はひとつの茎に3~5個くらい付きますが、形が悪く小さい実などは取り除いて他の実に栄養分を行きわたらせ充実させましょう。
ついつい実を取るのは気が引けてしまいますが、
全部つけていると栄養分が分散されてしまい結果すべての実が中途半端になってしまいます。
まとめ
いちごは比較的手のかからない初心者でもプランターなどで簡単に栽培できる野菜ですが
人工授粉など私たちの手助けがあった方がより充実した実をならせてくれます。
上記を参考にしていただき美味しいイチゴを収穫しましょう!
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