イチゴと相性のいいハーブボリジ!コンパニオンプランツの混植効果

コンパニオンプランツは一緒に植えることで害虫被害や成長をうながす効果がみられる「共栄植物」です。
イチゴのコンパニオンプランツにはニンニクなどの野菜もありますが、今回はハーブであるボリジの効果について紹介します。
イチゴと相性が良いハーブボリジとは?
地中海沿岸原産、ムラサキ科の一年草でルリチシャという別名もあります。
バジルやローズマリー、ミントなどのメジャーなハーブと比較するとやや地味目なボリジですが、「ブルースター」と呼ばれる青い星型の花をサラダや砂糖菓子などにして食べることができるエディブルフラワーです。
カリウム、カルシウム成分やアドレナリン分泌作用があり発汗作用や抗炎症作用があるため妊娠中・授乳中の摂取は避けましょう。
栽培面ではその他多くのハーブと同じく蒸れに弱いので水はけのよいハーブ専用土や場所で育てて下さい。
イチゴとボリジの混植効果
ボリジはイチゴと一緒に植えると風味や甘みが増すと言われています。ただ、具体的にどの成分がどう風味や甘みの増加に関係しているのかは科学的に証明されていません。
ただ、ボリジの花が咲くと蜜を求めてミツバチがやってきます。
ミツバチは花から花へと移動するのでミツバチの足や体についた花粉も同時に移り、受粉が行われます。
イチゴ栽培でよくある失敗は受粉できずに実が成らないことですが、ボリジを混植してあげれば人工授粉をしなくても実が成りやすいです。
確実にイチゴの実を成らせたいのであれば人工授粉をおすすめします。
イチゴとカモミールの混植効果
ボリジのほかにイチゴと相性のいいハーブのコンパニオンプランツにはカモミールがあります。日本名でカミツレです。
カモミールは“畑のお医者さん”とも呼ばれ発汗・消炎作用があるとされて古くから薬草として利用されてきました。
ドイツの入浴剤クナイプなど一般的な入浴剤の香りのバリエーションにもよく取り入れられています。
カモミールには病害虫予防の効果があるのですが、面白いことにカマキリやテントウムシを寄せる代わりに天敵であるモンシロチョウやアブラムシ予防に使われます。
アブラムシはイチゴに限らず多くの野菜や草花に被害を及ぼすためカモミールを混植することで天然の防虫効果を期待できます。
コンパニオンプランツの植え方
イチゴとボリジやカモミールなどのコンパニオンプランツをどのように植えればいいのか?わからないと思います。
一緒に植えて良いのか?
それとも別のプランターに植えてとなりにおいておけばいいのか?
受粉や害虫予防という面だけで考えればどちらでも良いのですが、風味や甘みを増す可能性があるのは1つの鉢に植えることです。
ボリジは草丈が50~100㎝程度と背が高くなるハーブなのに対し、イチゴは高さ10~15㎝程度と低いため隣に植えても成長の邪魔をしません。
ボリジは開花後、主茎を切るとその下から2つの枝分かれし花を咲かせます。背を低くする効果と花をたくさん咲かせる2つの効果があるのでぜひ試してみて下さい。
まとめ
ボリジはバジルやローズマリー、ミントなどのメジャーなハーブではありませんが、ホームセンターのハーブコーナーやネットでも普通に販売されています。
花を食べられるハーブはボリジやナスタチウムなどごく少数のため貴重なハーブでもあります。
赤いイチゴと青紫のボリジ、ホワイト&イエローのカモミールの組み合わせは見た目もかわいくオシャレです。
コンパニオンプランツ効果と合わせて見て食べて美味しいイチゴ栽培に挑戦してみて下さい。
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