ミニトマトの茎が折れたらどうすればいい?4つの方法
主に台風などによってプランターが倒れてしまったのと同時にミニトマトの茎が折れてしまうことがあります。
一瞬、「あ~やってしまった」と泣いてしまうくらいショックを受けると思いますが、ミニトマトの場合は再生することが可能です。
そこでプランターのミニトマト栽培で茎が折れてしまったときの対処方法について紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
ミニトマトの茎が折れてしまったときの4つの方法
- 接ぎ木テープでくっつけて修復する
- わき芽を伸ばして主枝にする
- 挿し木をして発根させ新苗を作る
- 苗を買いなおして栽培しなおす
接ぎ木テープでくっつけて修復する
茎の折れ方によも寄るのですが、ボキッと折れて垂れさがってしまっていても、折れた部分を接ぎ木テープをまいて修復すれば、くっついて再生できることがあります。
春から夏にかけてはどんどん成長する時期なので、多少ダメージを受けても復活します。
接ぎ木テープとは
折れた部分をテープくっつけるといっても、何でもいいわけではありません。
できれば初心者こそ園芸専門用品である「接ぎ木テープ」を使うことをおすすめします。
ダイソーなど百均ショップやホームセンター等の園芸コーナーでも販売されています。
接ぎ木テープは本来、丈夫な原種系品種に園芸品種をくっつけて病気になりにくくしたりするためのものです。
特徴は茎に巻いても通気性が良いためテープを巻いた部分が乾燥して枯れてしまうことを防ぎます。
ミニトマトの茎が折れてしまったときもなるべくスムーズに修復できるすぐれものです。
まずは接ぎ木テープで折れてしまった部分をまいて接合して下さい。
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接ぎ木テープを巻き、折れた部分より上の茎が成長し始めたら無事に接合した証拠です。
一方、テープでくっつけたけど、折れた茎が元気がなくしぼんできた、茶色くなって枯れてしまったなどうまく行かなかった場合は、折れた茎がうまく接合せず失敗しています。
そいうう場合はわき芽を伸ばして主枝に差し替える方法をとります。
わき芽を伸ばして主枝にする
下写真をご覧ください。
このように茎が完全に折れていますが、折れた部分より下からわき芽が出ているのがわかるでしょうか。
折れた茎の下の主枝からはわき芽がどんどん出てきます。しっかりとしたわき芽を選び、主枝に成長させます。
あとはこのままわき枝が成長するのを待ちます。
写真はプランターを回してしまったので左右逆になっていますが、わき芽が順調に成長しています。
さらにぐんぐん伸びて蕾を付け始めました。
あとは花が咲き実が成るのでここまでくれば安心です。
挿し木をして発根させて新苗を作る
ミニトマトの折れた茎をバーミュキュライトのような発根促進用土に挿し木として茎を挿すことで、新しい苗を作ることができます。
ただ、この方法は理論的には可能なのですが、家庭菜園初心者の方が果たして簡単にできるかという正直、難易度が上がります。
挿し木に苦労して結局、ミニトマトの成長時期を逃し、収穫できなかったのでは元も子もないです。
初心者向けではないので挿し木をして復活させる方法はおすすめしません。
苗を買いなおして栽培しなおす
テープで修復する、あるいはわき芽を伸ばして主枝にする方法もダメなのであれば、思い切って苗を買いなおし栽培しなおす方法がおすすめです。
ミニトマトの苗は接ぎ木苗(つぎきなえ)なら1個300円前後、タネから育った実生苗(みしょうなえ)なら100円以下で購入できます。
ちょっと高いけど耐病性があったり、収穫量が多い方が良ければ「接ぎ木苗」を、
とりあえず、安く今年だけベランダにあるプランターでミニトマトを栽培したいのであれば「実生苗」を選ぶといいでしょう。
ミニトマトの苗選びについては以下の記事を参考にしてください。
最後に
ミニトマトの茎が折れてしまったときの4つの対処法
- テープでくっつけて修復する
- わき芽を伸ばして主枝にする
- 挿し木をして発根させ新苗を作る
- 苗を買いなおして栽培しなおす
折れたら期間を空けずに修復作業しましょう。
完全に折れてしまうと茎元で吸収した水分や栄養分が届きません。
昔理科の授業で習いましたが、専門的な園芸用語でいえば導管(水分を運ぶ管)と師管(栄養分を運ぶ管)が切断された状態です。
折れた茎の断面はだんだん乾燥して乾いてきます。長期間放置してしまうと切り口から雑菌が侵入してしまったり、テープで補強してもくっつきにくくなります。
それだけ再生が遅れてしまうという点でも接合作業は見つけた時点ですぐにやってください。
ベランダなどプランターが簡単に動かせる場所で栽培していても、台風などの強風によって茎が折れてしまうことがあります。
プランター栽培の場合はまだ、玄関など風雨の当たらない場所に移動することが可能ですが、畑で栽培している場合は避けようがないこともあります。
ミニトマトは茎が折れてしまっても茎が腐らないうちであれば修復できる可能性が高いです。
ですので、繰り返しますが、折れたのを発見したらまずは接ぎ木テープで修復し、それでもダメそうなら早めにわき芽を伸ばして主枝にさしかえましょう。
その方が生育が早く栄養が行き渡りちゃんとした実が収穫できます。
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