春のパンジー・ビオラの【切り戻し】が出来る時期はいつまで?
4月になり、花壇や鉢には冬に植えたパンジーが満開に咲いていることだと思います。
その分、株もだいぶ伸びているのではないでしょうか?
今回は春になって満開のパンジー・ビオラをさらに長く咲かせるにはいつまで【切り戻し】作業が出来るのか?についてお話していきたいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
【切り戻し】はいつまで出来る!?
結論からいうと、“春の切り戻し”は株を整えるイメージで伸びすぎた茎だけを切り戻し、株の寿命が来るまでこまめに繰り返すです。
パンジー・ビオラの生育適温は4~15℃です。
そのため北海道での栽培はこれからが本番と言ってもいいのですが、東京などの中間地であってもこの温度環境を保つことができれば栽培が可能です。
しかし、パンジー・ビオラは15℃を超えると徒長し始め(=株がだらっとし始める)株も弱ってきます。
なので4月に中旬くらいになってくるとどんどん徒長(とちょう)してきます。
だんだんと花数も減り草姿も乱れますが、東京などでビオラが楽しめるのは頑張っても6月くらいまでです。
株の寿命が終わるこの時期まで春の切り戻し作業を並行します。
春の切り戻し
春からのパンジー・ビオラはまず、株元からバッサリ切らないこと。
伸びた茎だけを選んで切り戻し、間延びさせない(徒長をさせない)ようにします。
冬までに行う切り戻しとは違い、なるべく株を疲れさせないように花を楽しみながら株を整える方法です。
そのためには切り戻しだけでなく、終わった花はすぐ摘む「花がら摘み」作業も並行します。
春に行うビオラの切り戻しは前年の12月までに行う切り戻しとは別物だと考えましょう。
12月までにやる切り戻しは、茎の下から2~3枚の葉を残し、その上の茎はバッサリ切り、株全体の茎を均一にそろえます。
そうすると1ヶ月後くらいにまた花が咲きます。
しかし、東京など中間地と呼ばれる地域で4月に同じように株を根元からバッサリ切り戻してしまうと、5~6月に再び花がこんもりと満開に咲くことはありません。
その理由はビオラは北海道などの寒冷地を除き、そもそも
- 一年草のため5月末までが美しく楽しめる最終時期であること
- 長期間咲き続けたため株が疲れていること
- 低温に当たらないと花芽が作られないこと
などが該当するからです。
切り戻しをして回復したところで、ビオラの終了時期と被ってしまいます。
まとめ
切り戻しをすると新芽が出てまた花が咲きます。
ただ、ビオラにも植物としてきれいに花を咲かせられる限界時期があります。
一般的にはパンジー・ビオラは気温が20℃を超えだすと株が弱るため、5月までが栽培時期の終了と考えましょう。
そこから先の時期は気温が上がり、北ヨーロッパ原産の涼しい環境を好むビオラの性質には合いません。
最後に、
切り戻しは間違えると花が咲きません!
正しい切り戻し方法が曖昧な人はこちらの記事にて解説しています。
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