イチゴの袋栽培!初心者がいちばん簡単に収穫できる育て方
- 子供と初めて育てたいけど簡単な方法はある?
- 一人暮らしで手をかけられないが、ベランダで育てたい!
- 簡単なイチゴ栽培セットはないか?
など、とにかくいちばん簡単にイチゴを栽培~収穫できる方法を探している人は多いと思います。
しかし、実は初心者でも超簡単にできる方法があります。
それは“袋栽培”です。イチゴの苗を栽培に適した土や肥料がすべて配合されており、これ1つで植え付けから収穫まで簡単です。
この記事ではプランターすら使用しない、いちばん簡単に収穫できるイチゴの袋栽培について記しています。
もくじ(タッチすると移動します)
イチゴの袋栽培が一番簡単な理由
イチゴの袋栽培がいちばん簡単な理由はズバリ、袋1つでイチゴを収穫することができるからです。
イチゴ栽培に必要な土の質や量、配合されている肥料の成分、水やりをしても根腐れしない構造、空中に成るから衛生的など
育てやすいように計算されています。
だから初心者の方は土や肥料など難しいことを考える必要がないため、簡単にイチゴを収穫できるようになります。
イチゴの栽培方法別難易度
以下は初心者にとってのイチゴの栽培方法別難易度です。
難易度の基準は作業量の多さです。
袋栽培はセットを購入して苗を植えればほぼ無事に収穫を迎えられますが、プランター栽培や畑栽培では作業量が増えます。
栽培方法 | 難易度 | 理由 |
袋 | 極易 | 収穫に必要なものが揃っている |
プランター | 易 | 追肥などの手間がある |
畑 | 難 | 畝作りやマルチングなど作業が多い |
イチゴの袋栽培に必要なもの
- イチゴの袋栽培セット
- ジョーロ
- 梵天(ぼんてん=耳かきについているフワフワ)
イチゴの袋栽培をするためには、イチゴ栽培専用の商品が販売されています。
今回、使用したのはデルモンテアグリから発売されている「キッチンガーデンイチゴ用」です。
他には水やりに必要なジョーロがあると良いですね。
最後に挙げた梵天(ぼんてん)とは耳かきの反対側についている白い綿のようなふわふわしたやつです。
マツキヨなどで売っています。
梵天はイチゴの人工授粉に使います。
ただ、ミツバチなど虫がくる環境であれば自然受粉するため、必要ありません。
やらなくても実がなる可能性は高いけど、やった方が確実に実がなるというイメージです。
もし、マンションの高層階や虫をみかけない場所にお住いの場合は、梵天を使って人工授粉することをおすすめします。
やり方は後半で紹介しますね。
実践!イチゴの袋栽培の手順
苗の植え付け
では、私が実際にやってみたイチゴの袋栽培の画像を使って解説します。
このように基本的にやり方は袋のうしろに書かれています。
袋を置いて、水が抜ける場所を作るため袋に書かれているキリトリ線をハサミやキリを使って穴をあけます。
袋の上部もハサミで切り、苗を植えます。
今回植えるイチゴの品種はカレンベリーです。
カレンベリーは食感が良く甘いため、家庭菜園の域を超えた味を楽しむことができます。
個人的には近年いちばんおすすめの品種です。
苗を植えるときの注意点は、深く植えてはいけません。
深く植えてしまうと成長点が土に隠れることで日が当たらず、育ちません。
そのため、苗の根本と土の位置が平行になるように浅く植えて下さい。
袋栽培で注意すべき水やり方法
イチゴの根は乾燥に弱いです。そのため水やりをしないと枯れてしまいます。
しかし、ここだけが難しいのですがだからといって、毎日じゃぶじゃぶ水をやると根が腐って枯れます。
では、水やりのタイミングはどうすればいいのか?というと、
土の表面が乾いたら次の水やりをします。
袋栽培はプランターと違い、そこまで水はけがよくありません。
ですのでやり過ぎには注意です。
追肥
イチゴの袋栽培セットにはイチゴが収穫できるための肥料が最初から含まれています。
そのため、栽培途中に追加で与える肥料=追肥(ついひ)はする必要がありません。
袋栽培の人工授粉
イチゴの実を成らせるためには、花が咲いたときに受粉が行われることが必須です。
一般的にミツバチなどの虫によって自然受粉が行われるのですが、虫がいない環境で育てる場合は人工的に受粉作業をしなければなりません。
イチゴの人工授粉のやり方は>>イチゴの人工授粉の仕方|受粉のコツと実を成らせる方法を図解&動画解説をご覧ください。
収穫
日当たりの良い場所に置いて、水やりをしていけば花が咲き、受粉が行われ、花が散った後の場所が実に変わります。
赤くなったものからヘタの部分の上をハサミで切り取り、収穫してきましょう。
赤い実は鳥に目を付けられやすいため、食べられないように注意してください。
必要であれば網などで袋ごと覆う方法もあります。
イチゴの株からツルが伸びてきたなら、それは根元から切ってください。
“ランナー(ほふく枝)”と呼ばれるもので、イチゴの苗を増やしたいときに利用しますがそうでないときは、切ります。
まとめ
イチゴの袋栽培について紹介しました。
多くの野菜がある中でイチゴは基本的に栽培がカンタンな方ですが、それでも全くの家庭菜園初心者には難しいと感じるはずです。
しかし、袋栽培セットを使うことで栽培の難易度はかなり下がります。
土や肥料を別々に用意する必要もなく、置き場所と水やりさえ間違わなければ実は成ります。
袋栽培よりちょっとだけ難易度が上がりますが、たくさん収穫したいのであれば2苗以上栽培できるプランター栽培にチャレンジしてみてください。
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