家庭菜園のきゅうりが曲がる原因とまっすぐに栽培する方法
家庭菜園で人気の野菜にきゅうりがあります。
そしてきゅうりは育てやすい野菜のひとつでもあり、なんといっても生育期間が短いため収穫が早くできるという利点があります。
しかし、栽培管理を間違うと形が曲がったりすることがあります。
今回はきゅうりが曲がる原因とまっすぐ栽培する方法についてご紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
きゅうり栽培のポイント
きゅうりはインド北西部などを原産地とする野菜で生育適温は22℃~28℃くらいです。
東京などの中間地を基準とした場合植え付け時期は4~5月で収穫期は6~8月です。
きゅうりが他の野菜と比べて特質する点は冒頭でもお話ししたように生育期間が短く、だいたい植え付けてから約40日で収穫できてしまいます。
初心者の人が栽培する場合、やはり簡単で早く収穫できる野菜の方が楽しいですよね?
そのため、きゅうりは生育期間が短い分最初から正しい栽培管理をしないと奇形果などが生じてしまうのです。
栽培のポイントとしては、いつも言っているように丈夫な苗を選ぶことが重要です。
きゅうりの苗にはタネから作った実生苗と丈夫な台木に作られた接ぎ木苗がありますが、値段が若干高くても接ぎ木苗を購入して下さい。
接ぎ木苗は病気や害虫にも強く収穫量も圧倒的に多いため初心者だけではなく家庭菜園で育てるならこちらをおすすめします。
水やり、肥料とも好む野菜のため乾燥させずこまめな水やりと2週間に1回のペースで追肥(ついひ)を行って下さい。
追加で肥料をやるから追肥(ついひ)です。
「花工場」「ハイポネックス」等の液体肥料、化成肥料などの固形肥料のどちらでも構いません。
速効性を求めるなら液体肥料です。
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おそらく6月の時点でもうすでにキュウリがくるんと丸まってしまう「曲がり果」や「先細り果」などの奇形果(きけいか)が成っているのであれば追肥をしていない可能性が高いです。
きゅうりが曲がる原因
では、上記のように正しくきゅうりを栽培しているつもりていても、なぜきゅりが曲がってしまうのでしょうか?
株の老化
まず、一般的にキュウリが曲がる原因として挙げられるのは株の老化です。
奇形果(きけいか)はもう栽培終了のサインの1つなのですが、水やりだけでなく追肥を忘れている可能性があります!!
きゅうりは成長が早いため水分や肥料も適宜与えないと、どんどん減っていきます。
またたくさんの実を短期間でつけるため体力も使うのです。以前にナスの栽培管理のお悩みの中に、色が悪くて艶がない「ボケナス」という現象がありました。
そのボケナス同様、きゅうりもいつまでも株に成らせたままにしておくと、最終的に株自体を弱らせてしまいます。
つまり、株に負担をかけると正常に最後までまっすぐ実を付けることができず途中で曲がってしまうのです。
日照不足
基本的に日陰でキュウリを栽培する人は少ないと思いますが、2019年のような記録的な日照時間の減少が続くような年は畑であってもプランターであってもキュウリが十分に生育せず、曲がってしまうことがあります。
日照不足が原因の場合はどうすることもできません。
キュウリはトマトやナス同様、初心者でも簡単に栽培できる野菜の1つですが、このような特殊な気候条件下ではプロの農家さんでも栽培に苦労し、収穫量が少ないためスーパーでも例年より価格が高騰してしまいます。
曲がっていると商品として販売するのは難しくなりますが、家庭菜園であれば自分で食べるだけなので早めに収穫して食べましょう。
まっすぐに栽培するには早採りと追肥
きゅうりの栽培のコツは、もちろん、日当たりや水やり、肥料などの基礎管理を徹底したうえの話ですが
成長が早い性質を考慮してとにかく実が若いうちにどんどん収穫することです。
そうしないときゅうりは実を多くならせるため株が弱ってしまいます。なので株を弱らせないためにも早い収穫が必要なのです。
そうすればまっすぐなきゅうりを成らせることができます。
追肥と水やりを続けても真っ直ぐのキュウリが成らなくなったら収穫の終了時期と考えて下さい。
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