ナバナの育て方!プランター栽培で初心者が収穫できる方法

ナバナとはアブラナ科野菜の中で花茎やつぼみを食べる野菜の総称です。
10月から種まきをスタートさせ春に収穫できるナバナ(菜花)をプランターで栽培できる方法とコツを紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
ナバナの栽培時期や期間
ナバナの生育適温は18~20℃のため9~10月の秋にタネまきをし、2~4月の春に収穫するのが栽培サイクルです。
タネまき | 収穫 | |
中間地 | 9~10月 | 3~4月 |
寒冷地 | 7~8月 | 9~11月 |
暖地 | 9~10月 | 2~3月 |
ナバナの種類・系統
系統 | 収穫時期 | 種類・品種 |
中国系 | 年内取り可 | コウサイタイ、サイシン、オータムポエム等 |
日本在来系 | 2月下旬~4月上旬 | 「早陽一号」、「冬華」、「CR華の舞」等 |
西洋系 | 3月下旬~5月上旬 | 三陸つぼみ菜、のらぼう菜、チーマ・ディ・ラーパ等 |
用意するもの
- タネ
- プランター(幅65㎝×奥行20㎝×深さ20㎝、容量15~20ℓ)
- 培養土(肥料配合済み)
- 防虫ネット
- 肥料(液体OR化成肥料)
タネまき
まずは中国系、日本在来系、西洋系など自分が栽培してみたいタネを購入して下さい。初心者でどれがいいかわからない場合は、いわゆるスーパーなどで見かける“菜の花”の日本在来系を選ぶと良いでしょう。
培養土を入れたプランターに割りばしなどで深さ1㎝程度のまき溝を作り、1㎝間隔ですじまきをします。すじまきとは筋状になるようにタネをパラパラと播いていくことです。
タネを播き終わったら土を優しく被せ、ジョーロのシャワーで水やりをします。
シャワーヘッドを付けないジョーロで水をやると、土にかかったときにタネが掘り出されてしまうことがあります。
害虫対策
ナバナに限らず葉物野菜全般に言えることですが、必ず防虫ネットを被せて栽培して下さい。
害虫は柔らかい葉を好むため発芽段階で被害に遭うとその後の成長が悪くなるからです。
防虫ネットを被せるタイミングはタネまきと同時にしましょう。
プランターごと保護できるタイプだと管理がしやすいです。
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間引き
双葉が開いてきたら株の間が3㎝間隔になるように間引きます。
さらに成長し、本葉が3~4枚になったところで株の間が8~10㎝間隔になるように間引きます。
草丈20~25㎝になったら、株の間が15~20㎝間隔になるように間引いてください。
プランターサイズ(幅65㎝×奥行20㎝×深さ20㎝、容量15~20ℓ)で栽培する場合、最終的に3株残るようにして育てましょう。
もし、もっとたくさん栽培したいのならプランターサイズを大きいものにするか、同サイズで複数栽培すると良いです。
ナバナは畑で栽培すると草丈50~60㎝程度になる野菜ですが、プランター栽培だとどうしてもスペースの問題でそこまで大きくなれません。
追肥
追肥は液体肥料もしくは化成肥料(1株につき3g)を2週間に1回のペースで与えて下さい。
与え始める時期は本葉が3~4枚になったくらいからです。
収穫
収穫のタイミングはつぼみがわずかに開き始めたらつぼみの下の花茎を約15~20㎝つけてハサミで切り取りましょう。
そうするとそれより下のわき芽が次から次へと出てくるため、どんどん収穫できるようになります。
わき芽を切ればその下からわき芽がでる性質を知っていれば、収穫できる量も増えるのでぜひ挑戦してみて下さい。
一点注意点として、花が完全に咲いてしまうと茎も堅くなり味も落ちます。
一般的に葉物野菜は「とう立ち」といって花が咲くと茎が堅くなり味が落ちることも覚えておくと良いですね。
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