いちごの実にカビが生えていて黒く腐っているのはどんな病気?
スーパーに並んでいる大きくてきれいな
いちごを見ていると、「どうしたらあんなに
きれいないちごを作ることが出来るんだろう。」
と家庭菜園でいちごを育てている人にとっては
憧れですが、現実はなかなか上手くいきません。
病気や害虫に悩むことも多いですよね?
今回は家庭菜園で栽培しているいちごの実に
カビが生えて黒く腐ってしまう原因について
お話ししたいと思います。
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原因は病気?
いちご栽培において必ずといっていいほど
ぶつかる問題として害虫と病気があります。
そして、今回のテーマである
いちごの実にカビが生えて黒く腐っている状態
は灰色かび病といって間違いないでしょう。
いちがかかってしまう病気にはうどんこ病や蛇の目病
など様々な病気がありますが
この灰色かび病はいちご栽培の中でおきる病気
としてよくおこる病気です。
では、灰色かび病はどんな症状なのか?
原因と対策・対処方法はどうすればいいのか
について次の章みていきましょう。
灰色かび病とは
灰色かび病は実だけに感染する病気
ではなく葉などにも感染します。
実が一番被害を受けやすく感染すると
溶けるように腐りはじめ、病気が進行すると
実全体が灰色のカビに覆われてしまいます。
出典http://www.nogyo.tosa.pref.kochi.lg.jp/info/dtl.php?ID=3773
灰色かび病の原因
では、どういった条件でこの灰色かび病が
発症してしまうのかというと
12月~4月に
かけて温室栽培やハウス栽培など温度が
20℃くらいで多湿の環境や水はけの悪い場所
での栽培・雨が多い状況であると発症しやすいです。
露地栽培では3~5月が多いです。
株の状態では肥料過多により葉が茂りすぎていて
株と株が密集していて風通りが悪いとカビが発生
しやすくなります。
対処法としては感染している果実は即取り除きましょう。
また風通りをよくするために葉を間引いたり水のやり過ぎ
に注意して多湿にならにようにしましょう。
病原菌は害虫の食害跡や枯れた花がらなどから
侵入しやすいため、こまめな花がら摘みや枯れ葉
を取り除くのも日頃から行うといいです。
病原菌が残っていることもあるため、
灰色かび病に効く殺菌剤を散布することも大切です。
灰色かび病の予防対策
いちご栽培において病気は避けて通れない
のですが、病気になってから対処するより
病気にかかる前に予防対策を打っておくことが大切です。
そこで、灰色かび病にかからないためには
どうしたらよいのかというと、いちごの実が付く
前に株元にビニールマルチや敷きワラをして
実が土に直接触れないようにしましょう。
そうすれば雑菌に触れる確率も減るため
病気にかかりにくくなります。
また、枯葉や痛んでいる葉はこまめに
取り除いておくことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
いちご栽培によくみられる灰色かび病。
栽培期間も秋から初夏までと長いため病気
にかかるリスクも高く気を付けなければなりません。
しかし、日頃から病気になる原因を取り除く管理
をしていればかかるリスクも減らすことが出来ます。
美味しいいちごを収穫するために手間を惜しまず
いちごの様子を観察しましょう。
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