ミニトマトに小さな穴があく原因と対策
※この記事には害虫の写真は一切出てきませんので安心してご覧ください!
ミニトマトを栽培していると、初心者には分からないことがいくつか起こりますよね?
その1つに「果実に針で刺したような小さな丸い穴があいている」ことがあります。
この記事ではミニトマトにあく小さな穴の原因と対策について詳しく解説しています。
もくじ(タッチすると移動します)
原因はオオタバコガによる食害
結論から先にいうと、ミニトマトに小さい穴があく原因はオオタバコガによる食害です。
虫に食われたということですね。
この記事では写真は載せませんが、ケムシだと思ってください。
以下写真は赤や黄色など色付く前の緑色の未熟果が被害に遭った様子。
さらに、青い未熟果だけでなく熟した果実にも穴をあけます。
下の写真はオオタバコガが侵入して食害するために開けた入口の1か所と出口の2か所、穴があいています。
たいてい1つだけではなく複数の実を食害するので、被害も大きいです。
オオタバコガとは、その名の通り「蛾」の仲間で、ミニトマトの実を食べる害虫です。
害虫にはおおまかに分けると3つに分類することができます。
- 吸汁(きゅうじゅう)性害虫・・・アブラムシ等
- 食害性害虫・・・アオムシ等
- 不快害虫・・・ワラジムシ等
このうちミニトマトに小さな穴をあけるオオタバコガは食害性害虫になります。
小さな穴をあけるだけでなく、果実の中に侵入します。
中に侵入した形跡のある場合、フンがされているため果実は食べずに処分しましょう。
オオタバコガから被害を予防する方法
オオタバコガのような食害性害虫は見つけたら捕殺するのが良いのですが、幼虫は小さいですし、株が成長して方々に伸びていると、探すのも容易ではありません。
そのためオオタバコガによる食害を予防する方法は薬剤散布になります。
例えば家庭菜園用の住友化学園芸から販売されている殺虫剤には以下の商品があります。
- ベニカベジフルスプレー・・・野菜&果樹用
- パイベニカVスプレー・・・天然成分由来
どちらも野菜や果樹に使用できるため安全なものです。
まとめ
ミニトマトの栽培期間は栽培環境にもよりますが、4月~10月までと長いためその分害虫被害に遭うことも多いです。
また梅雨のジメジメした季節を通らざるを得ないため、カビなどの病気にかかることもあります。
しかし、ベランダなどの家庭菜園レベルでも、しっかりした予防をすれば害虫や病気の被害を最小限に抑えることも可能です。
例えば今回ような、「果実に小さい丸い穴があく=オオタバコガによる食害」という知識を持っていれば、穴があく前に薬剤散布や捕殺によってきれいな果実を収穫できます。
ぜひ少しずつでもミニトマト栽培のコツを覚え、楽しい菜園ライフを送ってくださいネ!
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