ミニトマト 葉に白い線|ハモグリバエの食害と対処方法
ミニトマトを栽培していると葉っぱに筋状のうねうねとした白い波線のような模様が付いていることがあります。
この記事では原因であるハモグリバエの食害とその対処方法について紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
白い線の正体はハモグリバエが葉の中を食べた跡
具体的にいうとハモグリバエ、別名エカキムシの幼虫が葉の中に入って葉の組織を食害した痕跡です。
うねうね、くねくねと白い線が蛇行しているのはハモグリバエが葉の中にある組織を食べ歩きしているためです。
食べた跡が白くトンネル状に空洞になっているとイメージすれば分かりやすいかもしれません。
よく葉を観察すると見えるのですが、白い線のわきに黒い汚れが列になっていることがあります。
これはハモグリバエの幼虫の排泄物です。
ハモグリバエ=エカキムシ
葉に潜るハエなのでハモグリバエと言います。また白い線が真っすぐではなく波線にくねくねとしている様子が絵を描いているように見えるためエカキムシという別名もあります。
ハモグリバエといっても以下の通りたくさんの種類います。
- ナモグリバエ
- キツネノボタンハモグリバエ
- マメハモグリバエ
- ヨメナスジハモグリバエ
など、だいたい大きさは2ミリ程度です。
ハモグリバエとハモグリガは似て非なるもの
この辺りは害虫マニアの方以外は読み飛ばしてもらっていいのですが、葉に白い線を残す害虫にはハモグリバエ類とハモグリガ類がいます。
蛾とハエなので全く違う虫なのですが、やることは似ているんですね。
ちなみにハモグリバエ類はミニトマト、ナス、コマツナ、パンジー、ビオラなど多くの植物に被害を及ぼすのに対し、
ハモグリガ類はミカンなどの柑橘類やバラ科の植物に被害を与えることが多いです。
対処方法
白い線の葉を見つけたら、すぐにハサミなどで切って取り除いて下さい。
放っておくと他の葉も食害してしまい、最終的に葉が真っ白くなって枯れてしまうからです。
被害の拡大を最小限にとどめるのがハモグリバエの対処方法になります。
予防策として、葉に浸透する薬剤を散布する方法もあります。
ミニトマトの収穫への影響
葉が食害されるということは、ミニトマトの成長に欠かせない光合成に影響が出るということです。
ミニトマトに限らず植物は光合成をすることで糖やデンプンなどの養分と酸素を作ります。
葉が少なければ当然光合成ができず、養分が作れないため花が咲かず、そのあとにできる実もできない、つまり放っておくと収穫量が減ります。
ですので、ハモグリバエが直接的にトマトの実を食害するということはありませんが、間接的に着果に影響します。
見つけたらすぐに葉を摘み取ることで被害を最小限に抑え、光合成できる葉を多くしておくことが大切です。
まとめ
写真のような葉に白い線が現れたらハモグリバエが原因です。
ミニトマト、トマト、ナス、コマツナ等など多くの野菜で被害を受けます。
対処方法として見つけたらすぐにハサミなどで摘み取ってください。
放っておくと被害が広がり、収穫に影響します。
家庭菜園やプランター栽培など、野菜を栽培していると必ず出会ってしまう害虫被害なので、ぜひ覚えておいてほしいと思います。
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