パンジーやビオラと相性のいい春から初夏の寄せ植え植物の育て方

前の記事ではパンジー・ビオラと相性のいい植物の組み合わせ方の基本やあの王道の花や球根植物についてご紹介しました。

⇒パンジーやビオラと相性のいい冬から春の寄せ植え植物の育て方

今回は前回のパンジーやビオラと相性のいい冬から春の寄せ植え植物の育て方につづき

春から初夏のパンジーやビオラと相性のいい寄せ植え植物の育て方についてご紹介したいと思います。

3月くらいになるともう、夏の花も流通し始めます。例えばペチュニアやマリーゴールドあります。4月になれば日日草も出てきて花が途切れる季節はもうなくなりましたね。

パンジー・ビオラは5月、もっても6月で終了ですのでこの時期に夏の花に植え替えます。

パンジー・ビオラと相性のいい植物

スイートアリッサム

本来スイートアリッサムは春から出回る花なのですが、段々流通時期が早まり、現在では11月には流通しています。そのため秋から植えても良いのですが、春から初夏にかけても涼しげな印象を与えてくれるのでパンジー・ビオラの寄せ植えにお勧めです。これは王道といってもいいでしょう。

では、なぜスイートアリッサムがパンジー・ビオラと相性が良いのかというとパンジー・ビオラとスイートアリッサムの開花時期が11月～6月と同じこと。また日当たり・水やりなどの育て方が同じこと。

そして、デザインとしてパンジー・ビオラはこんもりと上に茂ります。

一方スイートアリッサムはグラウンドカバーに使われるように地面を這（は）う性質があるためこんもりと茂りながらも垂れるように形作られます。

そのためパンジー・ビオラと寄せ植えした場合、寄せ植え全体のフォルム（形）がドーム状になり美しく見えるからです。

最近、スイートアリッサムには「スーパーアリッサム」という斑入り品種もあるためより明るいイメージの寄せ植えを作ることが出来ます。

チューリップ

パンジー・ビオラはチューリップなどの球根植物と寄せ植えしてもいいです。

秋にビオラ植える場合は一緒に球根も植えておきは4月頃になったらパンジー・ビオラとともにチューリップが咲く仕組みです。生育環境も同じなため安心ですね。

しかし、春になるともう球根は販売されていないのですが、花が咲いた状態の鉢植えが販売されているのでそれらを寄せ植えに使うことができます。

チューリップは品種にもよりますがたいたい草丈15センチ～60㎝くらいですのでパンジー・ビオラと高低差がつきます。

例えばプランターなどで後ろ側にチューリップ、前にパンジー・ビオラを植えれば写真のように小さな立体花壇の完成です！

マーガレット

12月～5月くらいまで苗が流通しており、パンジー・ビオラよりも少し花が大きく合わせやすい花です。

白だけでなく、ピンクや黄色、八重咲きがあり次から次へと花を咲かせてくれます。

ディモルフォセカ

マーガレットに似ていますが違う花で、オステオスペルマムとも言います。

ディモルフォセカの面白いところは夜は花を閉じ日光が当たると開きます。

そのため曇りの日に花を咲かせないこともあるのですが、現在は品種改良により曇りや雨でも関係なく開花する品種も登場しています。株が大きくなるのも特徴ですね。

ノースポール

マーガレットに似た小さな白い花を咲かせるキク科の花で、パンジー・ビオラのようにこんもりと広がり咲き続けます。

白は他の色と合わせやすいこともあり初心者には扱いやすいのもポイントです。

ブルーデージー

キク科が続きますが、夏に向けて咲く薄紫色の可愛らしい花です。1つの株でも大きく成長します。

ダイアンサス(ナデシコ)

ナデシコという名前で流通している品種とダイアンサスで流通しているものがあります。

意味は同じなのですが、カワラナデシコのようにある特定の品種は和名で販売されています。ダイアンサスはビオラと花の大きさは一緒くらいですが、花形が違うのでまた違った趣が楽しめます。

ニチニチソウ

何もパンジー・ビオラに日日草を合わせる必要はないのでとにかく丈夫で花期が長いのがこの花々。

秋から春にかけてパンジー・ビオラを植え、春から秋にかけて日日草を植えれば、年間花が咲いている花壇を作ることができます。

寄せ植え鉢の場合は途中、入れ替えるのが楽しみでもあるのでこの2つのサイクルでは楽しくありませんが、手間をかける必要のない花壇を作りたければパンジー・ビオラと日日草の組み合わせは最もおすすめです。

他にもパンジー・ビオラの寄せ植えと相性のいい植物はたくさんあります。

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⇒パンジーやビオラと相性のいい冬から春の寄せ植え植物の育て方

にあるように置き場所と植物本来の生育環境（原産地の環境）と同じもしくは似たような環境の植物同士を寄せ植えすることが、上手に育てられるコツです。