北海道でパンジー・ビオラを越冬させる育て方のポイントとは?
パンジーとビオラは全国でも人気の
ある定番の花ですが北海道や東北
北陸等の寒冷地や高冷地に関して
の栽培方法についての情報は
意外に少ないと思います。
今回は北海道(札幌)を例に寒冷地
でパンジー・ビオラの栽培サイクル
と越冬させる育て方のポイントについ
てお話ししたいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
種まき
東京等の中間地では通常種まきは
9月~10月にかけてですが北海道
では3月~4月(玄関フード内や室内)
と7月~8月に播種します。
播き方については同じなので詳しい
作業方法はこちら
⇒パンジーのプランターでの育て方と種から育てる種まきのポイント
パンジー・ビオラはそもそも冷涼な
気温を好み7月~8月の気温20℃
くらいが発芽適温と符合するため
最適なのですが
北海道の場合はこれから極寒の
季節に入るため春に比べれば
素人の場合難しいかもしれません。
だいたい播種から1週間くらいで
発芽するので発芽後は水の量を
少し減らし日当たりのよいところ
で育てて下さい。
本葉が3枚くらい出たところで
3号ビニールポットに移植しましょう。
風通しをよくし水やりの際に速効性
の液肥を一緒に混ぜてやるといい
です。
開花時期
3月~4月に播種する場合は玄関フード
内や室内で行い4月半ばくらいになった
ら外に出して下さい。
開花時期は6月~9月。東京では考え
られませんね!だいたい5月には
株が汚くなっていますから・・・。
そして7月~8月に播種した場合は
3月~6月にかけて開花します。
春に店頭に出ている苗はハウスで越冬
させたものですから北海道は春秋年
2回咲く花なんです。
越冬させるポイント
春に店頭に並んでいる苗や春に種まき
をする場合はあまり関係ありませんが
秋に販売されている苗と秋に種まきを
した場合は、北海道では
「越冬」させるコツがあります。
それは、冬に入る前に株自体を強く
しておくことです。
強くするということはどうゆうことか
というと主に日当たり、水やり、肥料です。
北海道では無加温、つまり屋外に
地植えする場合冬は株が雪の下で越冬
します。
秋のうちにしっかり地に根を張らせる
ことが重要で株が弱々しいとダメに
なってしまいます。
パンジー・ビオラに限らず園芸初心者
が一番忘れやすい管理は肥料(追肥)と
花がら摘みです。
日当たりのいいところにおくことと
植え付けの土(元肥)まではほぼ間違わず
に出来るのですが
間違った水やりをしてしまったりするなど
植え付け後の管理を間違ってしまう
ことが多いのです。
“水やり10年“と言われるほど水やり
のタイミングは植物の観察力が必要です
ので正しい水やりの方法
を以下の記事を読んで身につけて下さいね。
⇒ビオラの水やりの頻度は冬は毎日あげる?正しい水やりの方法とは
追肥は10日に1回くらいのペースで
住友化学園芸の「花工場」
やハイポネックス・ジャパンの
「ハイポネックス原液」など
の速効性の液体肥料を与えてください。
肥料をちゃんと与えないと冬の葉はリンク
先画像のように青黒くなってしまいます。
【画像アリ】⇒冬の時期にパンジーの肥料不足と肥料切れをチェックする方法
また、すでに開花株の場合、花がら
摘みはちゃんとやっておいた方が
良いです。
花がら摘みとは植物が花を咲かせ
タネを作るのにはエネルギーを使う
ため株自体が弱ります。
そのためタネを採取するつもりが
ないのであればしぼんだ花は摘み
取りましょう!
パンジー・ビオラは毎日たくさん次から
次へと花をつけるため結構な
作業量になりますよ!!
強い丈夫な株作りをすることがうまく
越冬させるポイントです。
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