パンジーを切り戻しても花のつぼみが咲かない理由はどうして?
ビオラの花が咲かない花が小さい、少ないといった悩みの解決策の一つに摘芯(てきしん)作業をご紹介しました。
今回はパンジーの切り戻しに
ついてお話ししたいと思います。
摘芯と切り戻し
まず、摘芯と切り戻しの違いから解説します。
摘芯(てきしん)
摘芯とは、苗が若いうちに株元から出ている茎をカットすることにより脇から枝を出させ枝分かれさせること。
枝分かれしてまた茎が伸びてきたら茎の節の上でカットするとまた脇から枝が出てきます。
そうやって枝分かれさせていくことにより株が間延びせずにギュッと締まったこんもりとした株を作ることができます。
結果そのように枝数を増やすことにより花芽を多くつけさせることが出来るのです。
【動画アリ】⇒パンジー・ビオラの摘芯のやり方
切り戻し(きりもどし)
切り戻しとは、株が成長し花もたくさん咲いてくると枝も伸び株の姿も乱れてきます。
そうすると栄養切れと株の疲れにより花が小さくなったり少なくなってきたりします。
一度切り戻しをすることによって株が再生され、新しい新芽や花芽が作られ再び花が咲くようになります。
両者の違いはまず行う時期が違います。
摘芯は幼苗の時のおこなう作業。
切り戻しは株が成長した後に行う作業です。
どちらも目的の花を数多く咲かす株を丈夫にするという点では同じです。
パンジー・ビオラは切り戻しはしてはいけない!?
パンジーやビオラは切り戻しはしてはいけないと言われています。
切り戻しとは草丈の1/2~1/3程度残して切る作業です。
したがって両方とも一年草であり次から次へと花をつけるためばっさり切ってしまうと花芽まで切ることになってしまうからです。
しかし、株が伸びきってしまい花がほぼ咲いていないようであれば切り戻してもOKです。
ちなみに摘芯に関してはビオラはOKだと説明しました。それはなぜかというとビオラはパンジーに比べて花も小さく花数も多く咲くからです。
したがって秋の早いうちであれば摘芯してもまたすぐに成長でき花芽も付けられます。
しかしパンジーの場合は花も大きくビオラに比べれば咲かせる花数も少ないです。
そのため摘芯をしてしまうと次に花芽をつけるまで時間がかかるためパンジーの場合は切り戻しだけでなく摘芯もするのもやめましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。切り戻しの原因は花芽までカットしてしまっていることが多いです。
そのため花が咲かないのです。
したがってあなたがパンジービオラの栽培初心者であるなら、11月~3月の成長期の切り戻しはしなくてもOKです。
ですが、もし株が十分成長し葉の密集が原因で株元の葉が黄色く枯れてたり日光がうまく当たらないことにより株が徒長・花が小さいほとんど咲かないようであれば切り戻しをしましょう。
ちなみにその状態が5月の終わり近くであれば、もう株自体の寿命なので再びバンバン旺盛に咲かせることは無理なので諦めましょう。
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