ハクサイの育て方!初心者がプランター栽培できる方法
冬、あったかーい鍋に入れる野菜の定番といえばハクサイです。鍋だけでなく、漬物にしたり、炒めものにしたり、日本人にはお馴染みの食材ですね。
ベランダ菜園的でもミニハクサイなら初心者でも栽培・収穫することが可能です。
ミニハクサイをプランターで栽培するコツをご紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
プランター栽培でのポイント
- 植え付け時期を守る
- ミニハクサイの極早生~早生品種を選ぶ
- 防虫ネットをかけて栽培
用意するもの
- 苗 極早生~早生品種(2~3株)
- プランター 幅70㎝×奥行30㎝×深さ30㎝ 容量35~40ℓ
- 鉢底石(軽石)
- 培養土(肥料配合済み)
- 肥料(主に追肥のため)
- 防虫ネットセット
- 殺虫剤&殺菌剤
- スコップ&ジョーロ
- 軍手
品種選び
最も大事なのは品種選び。ハクサイには多様な品種がありますが、タネまきから収穫までにかかる日数によって極早生(ごくわせ)品種~晩生(おくて)品種まであります。
初心者でも簡単にプランター栽培できるのはミニハクサイで収穫までの栽培期間が短くて済む極早生~早生品種です
極早生は、タネまきから収穫までが50~60日くらいのものです。
プランターにむいている品種を使うのが、まずは成功のコツです!
初心者におすすめのミニハクサイ品種一覧表
品種名 | 重さ | 収穫目安 |
娃々菜(わわさい) | 300~500g | 55~60日 |
黄味小町(きみこまち) | 800g | 50~55日 |
CRお黄に入り | 600g~1㎏ | 50日 |
極意 | 1㎏前後 | 30~40日 |
舞の海 | 1~1.5㎏ | 60日前後 |
ゆめいろハクサイ・タイニーシュシュ | 200g~1.2㎏ | 45~65日 |
プチヒリ | 800g~1㎏ | 45~55日 |
上記一覧表のうち、娃々菜(わわさい)・黄味小町・CRお黄に入りの3つはミニハクサイの定番品種なので超初心者におすすめです。
ミニハクサイの具体的な栽培手順と方法
まず、ミニハクサイは種からも育てられるのですが、初心者は苗から育てた方が簡単です。この記事では8月中旬~9月中旬に販売されている苗からの栽培方法を紹介します。
植え付け
本葉5~6枚の虫に食われていないきれいで葉がしっかりした苗を2~3株購入しましょう。
植え付け時期は8月中旬~9月中旬。この時期を逃すと成長が悪くなりますので9月になったら確実に植えてある状態にして下さい。
幅70㎝×奥行30㎝×深さ30㎝ 容量35~40ℓのプランターに培養土(肥料配合済み)を入れます。
ハクサイは加湿に弱いので排水性が重要です。なので排水システムのあるプランターがおすすめです。
もしなければ鉢底石(軽石)を高さ3㎝以上入れてから培養土を入れます。
プランターの上から2~3㎝まで培養土を入れて下さい。
苗を株間20㎝空けて2株なら横並びに、3株なら交互に植えます。
ちゃんと株と株との間を空けて植えないと茂ってきたときに風通しが悪くなり、病気や害虫発生しやすくなるので守りましょう。
害虫対策
ミニハクサイに付きやすい害虫
- アオムシ
- アブラムシ
- コナガ
- ヨトウムシ
ミニハクサイなどの葉物野菜はアオムシやアブラムシなどの害虫被害に遭いやすいため、植え付けと同時に防虫ネットを被せる必要があります。
ハクサイは外側の葉が17~20枚になり、ある程度の大きさになると結球といって形が丸くなってきます。
しかし、外側の葉が害虫被害に遭うと結球するためのホルモンバランスが乱れてしまい丸くなりません。
なので植え付け時の害虫対策が必要になります。
防虫ネットに関しては以下のようなネットと支柱がセットになっている商品を購入した方が割安ですし便利です。
|
鉢のサイズに合うものを購入して下さい。
水やり
ハクサイの生育適温は18~20℃と冷涼な気温を好むので、高温に弱い野菜です。
そのため8月中旬~9月中旬の夏場は朝や夕方など涼しい時間帯に水やりを済ませましょう。
夏場の日中の水やりはお湯に変わるため注意が必要です。
また株の上から水をやるのではなく株元から水をやりましょう。鉢底から水が出るまでたっぷりやります。
追肥
追肥のタイミングは外側の葉が大きく成長し、中心の葉が立ち上がってきた頃に与えます。「花工場」や「ハイポネックス」等の液体肥料を水やりを兼ねて与えます。
化成肥料なら30gを株元に播きます。
尚、追肥はこの1回のみでOKです。
元々肥料入りの培養土に植えていますし、植え付けから収穫までの日数が2ヶ月程度の極早生品種を選んだため、繰り返し追肥をする必要はありません。
この時期に与えると葉っぱが増えて結球しやすくなります。結球とは葉が増えて丸くなっていく現象です。
収穫
10月上旬~12月上旬にかけて収穫時期に入ります。
植え付けから2ヶ月程度経ち、ハクサイの頭を押して葉がしっかり巻いていて堅くギュッと締まっていたら収穫のタイミングです。
反対にふかふかしていたらもうちょっと待ちましょう。
収穫の仕方は、ハクサイの根元に包丁かハサミを入れて刈り取ります。
もしうまく結球しなくても春先まで育てて、菜の花のようなつぼみを食べるという手もあります。
まとめ
ミニハクサイであれば初心者でも短期間で栽培・収穫することができます。
トマトやナス栽培の次はぜひハクサイを育てて美味しいお料理を作ってみて下さいネ!
■ハクサイが結球しない原因についてはこちらの記事を参考にして下さい。
▼秋から栽培できる葉物野菜▼
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