キャベツの育て方！プランター栽培で初心者が収穫できる方法

天候不順になるとすぐに値上がり対象になるキャベツですが、自宅のベランダのプランター栽培でも収穫することができます！

今回は初心者がプランター栽培できるキャベツの育て方のコツと方法を紹介します。

キャベツ栽培のスタートから収穫時期までの流れ

キャベツの原産地は地中海沿岸で生育適温が15~20℃と比較的涼しい気候を好みます。

キャベツ栽培のスタートタイミングは春と秋の2回ありますが、初心者におすすめは秋冬栽培です。

キャベツのプランター栽培のコツ

用意するもの

苗の種類

キャベツはタネからも育てられるのですが、初心者には正直難しいです。ですのでホームセンター等で販売されているキャベツの苗を購入し9月に入ったら植え付けるのがおすすめです。

そして畑栽培と違いプランターは栽培できるスペースが小さいのでソフトボール大のミニキャベツの品種苗を選びましょう。

本葉が4~5枚の虫が喰ってないきれいなしっかりとした苗を選んでください。

以下はプランター栽培に適したミニキャベツ品種です。大きさは小さくても食感は歯切れがよく甘みがあるので心配いりません。

初心者におすすめの主なミニ系キャベツ品種

植え付け

プランターサイズ

排水版など排水システムのあるプランターであればそのまま培養土(肥料配合済み)を鉢の上から2~3㎝まで入れます。

排水システムがないプランターを使う場合は鉢底石(軽石)を2㎝程度敷いてから培養土を入れて下さい。

横長深鉢のプランターで栽培するならば苗の植え付け間隔は20㎝ほど空けて植えつけましょう。

キャベツは葉を広げて成長するので間隔が狭いと日当たりや風通しが悪くなり病害虫発生の原因になります。

株間をしっかり空けることが大切です。

防虫対策

防虫対策はキャベツなど葉物野菜栽培の鉄則です。

レタスやハクサイなど葉物野菜はアオムシ・ヨトウムシ・アブラムシなどの虫に食われてしまうと一気に成長が悪くなります。

そのため植え付けと同時に必ず防虫ネットをかけて栽培して下さい。

以下のようなそのままプランターに被せるだけで良い防虫ネットセットが販売されているのでおすすめです。

外葉を守って結球させる

キャベツは外側の葉が20枚くらいになると結球(けっきゅう)といって球体を作ろうとします。

外葉が害虫に喰われてしまうと光合成が上手くいかず、ホルモンバランスが崩れ結球できなかったり、葉が小さくなるなどうまく成長できません。

結球しない原因についてはこちら
⇒結球しない！キャベツやレタス栽培で葉が巻かない８つの原因

病害虫が発生してしまったら、殺虫・殺菌剤散布の他にアオムシなどは割り箸などではさんで取り除く方法もあります。

追肥

植え付け後2週間に1回のペースで液体肥料かもしくは化成肥料10gを株元にまきましょう。

肥料切れを起こすと葉が堅くなってしまいます。

キャベツは結球するまでに外葉の枚数を多く、大きく育てることが重要です。

なぜかというと外葉が20枚程度付かないと結球しないという条件があるのと、外葉の大きさが収穫できるキャベツ全体の大きさに比例するためです。

外葉が大きければ内側にも葉がぎっしり巻くことができますが、外葉が小さければ当然、内側も葉が小さく少なくなってしまいます。

プランター栽培は限られたスペースの中での栽培になるため、肥料を切らさないことが大切です。

収穫

プランター栽培できるミニキャベツは畑で栽培する大きな品種と異なり、植え付けから収穫までの期間が40~60日程度と短いので失敗しにくいです。

ただ、収穫時期が遅れると内部の葉が成長し過ぎて「裂球(れっきゅう)」といって球が割れてしまう現象が起こります。

味もまずくなるのでその前に株の上を押して堅くギュッとした感覚を感じたら収穫適期です。

根元に包丁を入れて刈り取りましょう。

まとめ

ミニトマトやナス・キュウリ・ピーマンなど夏野菜の栽培が終わったらぜひキャベツのプランター栽培にチャレンジして下さい。

ミニ系キャベツなら初心者でもベランダで栽培できますよ！

最後にキャベツのプランター栽培のコツを復習しましょう。

キャベツのプランター栽培のコツ

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