なす栽培で花が咲かない・花が落ちる理由と実がならないわけ。
家庭菜園で栽培したい野菜の中でも
人気のある野菜の1つになすがあります。
なすは6月から10月まで収穫期が長く
楽しめるため育てる喜びもひとしおです。
収穫期が長いということは栽培管理において
それだけ多くの困難も待ち受けているわけですが
今回はなすの花が咲かない
花が咲いても落ちてしまう理由
についてお話ししたいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
なすの原産地の気候を知る
まず、栽培過程で何か問題がおきた場合
栽培環境の確認をしましょう。以外になんとなく
育て始めてしまうケースもありますので。
みさなん、なすの原産地はご存知でしょうか?
なすはインド原産の植物です。
なすに限りませんが植物の栽培環境を
考える場合、その植物の原産地の気候に
近づけた環境で栽培することが上手く育てられるコツです。
インドは国土が広いため場所によって気候が異なり
ますが、雨季と乾季があり、首都ニューデリーの
年間平均気温は約25℃くらいです。
平均最高気温30℃、平均最低気温19℃ほどです。
このことからなすの栽培に適している環境は
生育適温は25℃~30℃前後で日当たりがよく
乾燥していない保水力のある土壌だということ
がわかります。
インドの6~9月は雨季にあたるので日本で栽培する
場合も水が必要だということもわかりますよね。
だからなすは乾燥に弱いといわれているのです。
花が咲かない
なすの花が咲かない原因として考えられるのは
日照不足、低温による温度不足、水やり不足です。
例えば植え付けた場所や鉢の置き場が日陰であったり
特に北日本での栽培では気温が低いことにより
花が付かない、咲かないことがあります。
なすは気温15~16℃くらいでは花粉がうまく出ず
結実に支障がでます。うまく結実するには気温20℃
以上が必要といわれています。
しかし、35℃を超えるなど暑すぎても着果障害が
おこるので注意が必要です。
また、同じナス科だからといってトマトのように
乾燥に強くなく、むしろ真逆で水切れは厳禁です。
その他の原因は肥料不足や病害虫です。
なすは肥料好きであり、植え付けてから
2週間後には追肥を与える必要があります。
ペースとしては2週間に一回くらいで与えて下さい。
地植えの場合は1㎡あたり30gほど、直径30センチ
のプランターなら15gほどの化成肥料をやりましょう。
病害虫による原因は葉色が悪くなっていたり虫が
付いていたり目でわかるため野菜に施しても
OKな薬剤で対処しましょう。
花が落ちる
花が落ちる原因として、まずなすは生育旺盛期でも
約40%の花が自然落下してしまいます。
なすに限りませんが生育環境や管理に問題もなく
花や葉を落とすのは植物の生理現象ですので
仕方ありません。
しかし、やはり病気や害虫による問題や水やり不足
肥料不足によることが多いためまずこれらが
ちゃんと出来ていたかを見直して判断しましょう。
特に肥料の問題でチッ素成分の多い肥料は
株の成長を助けるので必要なのですが
ずっとそればかり与えていると花芽がつかない
ついても咲かない、落ちることがあります。
これはリン酸成分の不足により起こるためリン酸成分
を含んだ肥料を多く与えることが必要になります。
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