ピーマン栽培で絶対気を付けなければならない病気、青枯病とは?
ピーマンは栽培時期が長いことから
さまざま害虫の被害にあう可能性が
高く、
前回の記事ではその中でも
ピーマンの果実に穴をあけ中を
食害するタバコガについて
お話しました。
タバコガの症状と対処法について
詳しく知りたい人はこちらの記事
をご覧ください。
⇒家庭菜園でピーマンを栽培するときに絶対に気をつけたい害虫とは
今回は栽培期間が長いピーマン
に襲いかかる数々の病気の中
から特に気を付けたい病気
「青枯病」について詳しく紹介
したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
植物の病気の原因は3つ
植物には〇〇病といった病気が
たくさんありまずが、各病気の
種類以前に、植物の病気の原因は
主に3つに分類することができます。
1、カビ
病気の中で最も多いのはカビ
によるものです。カビは糸状菌
といって菌の一種なのですが
胞子が空気や水で分散すること
により植物に寄生したりします。
カビは私たちにも馴染み深いの
でわかりやすと思いますが、
一部を除き高温多湿の環境
だと爆発的に繁殖します。
2、細菌
細菌は胞子で増え発芽し自ら植物
に侵入するカビと異なり、自ら植物
に侵入する手段をもっていません。
葉の気孔や植物の傷口から侵入し
発病すると農薬が効かないのが
特徴です。
ピーマンに発生する青枯病も
細菌によるものです。
3、ウイルス
ウイルスは昆虫によって運ばれて
植物に感染するものです。
ウイルスはカビや細菌と異なる特徴
として生きた細胞でしか増殖できません。
細菌と同じく農薬が効きません。
ピーマンには様々な害虫がつくので
病気にも気を付けなければなりません。
特に冒頭でも紹介したように
果実の中に侵入して食い荒らす
という恐ろしい害虫のタバコガもいます。
タバコガによる症状や対策については
こちらの記事をご覧ください
⇒家庭菜園でピーマンを栽培するときに絶対に気をつけたい害虫とは
青枯病(あおがれびょう)とは
青枯病は主に4月から9月に発生
しやすく特に夏の高温時に
要注意です。
湿度の低い場所で発生しやすく
急な気温上昇により気温20℃
くらいを超えてきたころが危ないです。
この青枯病は細菌による病気です。
そのため土壌中ではこの病原菌が
死なず長期間生き続け、一度
発生した場所では毎年発生しやすく
なる厄介な病原菌です。
また雨や水やり、耕作、害虫の媒介
などにより他の植物にも感染して
しまいます。
症状は元気だった株が急にしおれ
曇りの日や夜間には回復するのですが
また日中株がしおれるなどを
繰り返してるうちに枯れるのが特徴です。
対策はまず、そこで作ったピーマンは
処分してください。
青枯病は細菌なので農薬が効きません。
じゃあ放っておいてもいいの?って
思うかもしれませんが、その周りの
野菜にどんどん感染し
その場所自体が病原菌によって
汚染されてしまうので残念ですが
ピーマン栽培はそこでストップしましょう。
次にやることは土の消毒です。
日光消毒などの方法があります。
また、次の年は連作を避けたり
病気に強い接ぎ木苗などで栽培
しましょう。
畝を高くして排水性のよい
栽培をすることも大切です。
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