ヒヤシンスの花が咲きわった後の管理【花がら摘み】をする理由
ヒヤシンスの開花時期は多少の幅はありますが、だいたい秋に球根を手に入れ水栽培か地植えをしたとして2月~4月にたくさん花をつけ咲きます。
もし3月の今、まだ芽が出始めた場合でもこれから十分伸びて花を咲かせますので安心して下さいね!
今回は、花が咲いて上から花が枯れてきたときにこの咲き終わって枯れた花(=花がら)を摘む(つむ)作業(=花がら摘み)をしなければならない理由についてお話ししたいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
花がらはいつ摘む
ヒヤシンスに限らず花がら摘みは花を栽培する上でとても重要な作業なのですが、園芸ビギナーにとって花がら摘みをいつやればいいのかよくわからない人も多いと思います。
では、いつやるのかというと下の写真のように枯れている花を見つけ次第です。
ヒヤシンスのようにたくさん小さな花を付ける植物の場合すべての花が同時に枯れるということはありません。
ヒヤシンスの場合は上から咲いた順番に枯れていくのが普通です。
写真のヒヤシンスはわかりやすいように敢えて放っておいてありますが、実際はもっと早い段階でこまめに摘み取る必要
があります。
花がらはどうやって摘むの?
花がらは小さく、たくさんあるのでハサミでばっさりまとめて切り落としたいところですが、茎に傷がつくとそこから病気に感染してしまうこともあるので少々めんどくさいですが、一輪ずつ摘み取って下さい。
【花がらを摘むときの注意】
ヒヤシンスには蓚酸(しゅうさん)カルシウムといって花や葉、球根汁液に毒性成分が含まれているため素手で触ると手がかゆくなるなどの症状が表れる場合があります。
摘み取ると写真のように茎だけ残ってさみしい状態ですがこれでOKです!
なぜ花がらを摘む必要があるのか
最後に、今回のテーマである「花がらを摘む理由」についてですがズバリそれは“タネが出来て球根を弱らせないようにするため”です。
枯れた花にカビが生えて病気の原因になるケースもあります。
球根植物であっても花が終わればそこにタネができます。
植物はなぜ花を咲かせるのかという、子孫を残すためです。
花を咲かせ実を付けタネを作り風や鳥などに運んでもらい拡散させる。この行為には栄養分やエネルギーをたくさん使います。そのためタネを作らせるということは株自体が弱ってしまうんですね!
だからヒヤシンスを園芸植物として私達が楽しむためには、花がら摘みタネを付けさせない必要があるんですね。
ヒヤシンスからしてみれば咲かせど咲かせど花を摘まれるんですからたまったものではありませんが・・・。
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