室内でできる土をつかわないハーブ、ミントの栽培方法

ミントはミントティーやカクテル料理やお菓子、デザートなどに使われることも多い、誰もが知っているバーブの一つです。

ご存知の通り、ミントはメントールの成分により“スーッ”としますよね？

ハッカっぽいなんて思う人もいると思いますが、ミントはハッカです。

厳密言うとミントは600種類以上あって、ハッカと呼ばれているのはその中の「ニホンハッカ」1種をさします。

またミントの香りには鎮静効果もあることから葉っぱ1枚お湯に浮かべるだけでも違いますよね。

今回はミントを栽培してみたいけど土は使いたくないという人のためにミントの水耕栽培についてご紹介したいと思います。

ミントの生態

水耕栽培でミントを育てる前に簡単なミントの特徴について知っておきましょう。

ミントはシソ科ハッカ属の多年草（一部一年草）でユーラシア大陸原産です。

ユーラシア大陸ということはアジアヨーロッパと非常に広範囲で生育できることがわかりミントの特徴として大変繁殖力が強いことが挙げられます

例えば以下のツイッターを見て下さい。

ミントの繁殖力の強さについてつぶやいていますが、事実ミントは他の植物まで食い荒らすほど生命力が強く雑草扱いをされています。

そのため花壇を作って最初はいろんな植物が植わっていたのに最終的にミントだらけになってしまったケースもあるほど恐ろしい植物なんです！

ほらこの通り・・・

ミントの水耕栽培

ミントの水耕栽培にはセラミス・グラニューなどの粘土を高温で焼いて発泡させたものを土の代わりとして使用するかコップなどで水栽培するかの２つがあります。

 コップでの水栽培

まずより簡単な方法としてコップなどでの水栽培についてお話ししたいのですが前の章で紹介したようにミントの
繁殖力はハンパないです・・

そのため写真のようにミントの茎を切って水につけておくだけで発根します！

ちなみにこの方法は「挿し木（さしき）」といってミントを増やす方法として使われるのですが、水耕栽培としてもＯＫです。

この方法を使えば土をつかわなくて済みますし毎日水を交換するだけでミント栽培を楽しむことができます。

しかし、デメリットとしてはこの状態で何年も育てることはできません。もちろん液体肥料を費やせば生育はよくなりますが

やはり

セラミス・グラニューなどの粘土を高温で焼いて発泡させたものを使った水耕栽培に切り替えたほうが新しい葉も出てきて長く栽培することができます。

挿し木の方法を使った水栽培は厳密にいうと“水耕栽培”にはあたりません。

水耕栽培やハイドロカルチャーといった呼び方をする場合は次に説明するセラミス・グラニューなどの粘土を焼いて発泡させたものを使って栽培することを指します。

 セラミス・グラニューを使った水耕栽培

セラミス・グラニューとは、ドイツで開発された粘土を高温で焼成発泡させた水耕栽培専用土で土のように微生物が存在しないことから室内やキッチンなどでも使用できる清潔な植え込み材として利用されています。

では、早速ホームセンターなどで市販されている土に植わったミントの苗を室内で水耕栽培するためのセラミスグラニューを使った植え替え方法を紹介します。

【材料】

このつづきは以下の詳しい植え替え方法の動画をご覧ください。

 動画は⇒こちら

※動画に出てくるインジケーターとは鉢の中の水量を測る道具ではなく根の中心部に挿すことにより水分が十分足りているかという湿度を測るための水分感知器です。

また成長に従い水やりと同時にセラミス液体肥料を与えましょう。

鉢花用と観葉植物用が販売されていますがミントの場合は葉を収穫するためなので葉を育てるチッ素成分の多い観葉植物用を選んで下さい。

まとめ

以上室内でミントを育てる方法についてお話ししてきましたがミントはお菓子やカクテルなど多くに利用されており特に最近は自家栽培のフレッシュミントをたっぷり使ったカクテル【モヒート】を自作して楽しんでいる方が増えています。

【モヒートに合うミントや栽培方法】【おいしい自家製モヒートの作り方】についても詳しくご紹介していますので詳しくはこちらを参考にして下さい。

⇒モヒートに使うミントはこれ！】おすすめ種類と自家栽培の方法

⇒スペアミントを使った美味しいカクテル【モヒートの作り方】

ミントの育て方の基本については
こちらの記事を参考にして下さい。

⇒【ミントの基本的な育て方】初心者がベランダで土を使う栽培方法

【閲覧注意】

ミントに虫がついて困っている方はこちらへお進みください。

⇒ベランダと室内で栽培しているミントに発生した虫を駆除する方法