ベビーリーフの育て方|プランター栽培で種から初心者が収穫できる方法

ベビーリーフは家庭菜園の中でも育てやすい野菜ですが、
この記事では特に超初心者でもカンタンに栽培できるベビーリーフの育て方のコツを紹介しています。
実際に私がプランターで種まきから収穫するまでの写真をふんだんに使っています。
もくじ(タッチすると移動します)
ベビーリーフの種類
驚くかもしれませんが、ベビーリーフという野菜は存在しません!
ベビーリーフとは若くて葉が柔らかいうちに収穫する葉物野菜の総称です。
ただ、一般的にサラダなどでよく利用されるベビーリーフにも科名によって分類することができます。
カラシナ | アブラナ科 |
コマツナ | |
タアサイ | |
ミズナ | |
ベカナ | |
ルッコラ | |
ホウレンソウ | ヒユ科 |
スイスチャード | |
テーブルビート | |
リーフレタス | キク科 |
サニーレタス | |
ロメインレタス | |
サラダ菜 |
販売されているベビーリーフの種
- ベビーサラダミックス(サカタのタネ)
- ガーデンレタスミックス(サカタのタネ)
- リーフレタスミックス ガーデンベビー (タキイ種苗)
ベビーサラダミックス
種まき時期 | 周年 |
収穫時期 | 周年 |
発芽地温 | 20~25℃ |
ガーデンレタスミックス
種まき時期 | 3~6月 |
8~10月 | |
収穫時期 | 4~6月 |
11~2月 | |
発芽地温 | 20℃前後 |
リーフレタスミックス ガーデンベビー
栽培基本データ
科名 | キク科 |
種類 | 非結球レタス |
食用部分 | 葉 |
発芽適温 | 15~20℃ |
発芽日数 | 3~5日 |
生育適温 | 18~23℃ |
スタート方法 | 種 |
株サイズ | 10~15㎝で収穫 |
害虫 | アブラムシ・ハダニ |
病気 | 軟腐病など |
栽培時期と収穫までの流れ
地域 | 種まき | 収穫 |
中間地(関東甲信・東海・近畿・中国・九州北部) | 3月下旬~10月上旬 | 4月中旬~11月下旬 |
四国・沖縄・九州南部 | ||
北海道・東北 | 5月上旬~8月下旬 | 6月上旬~10月中旬 |
初心者向け!ベビーリーフの簡単な育て方手順
■用意するもの
- 種(リーフレタスミックス ガーデンベビー)
- 培養土(肥料配合済み)
- 鉢底石(排水システムがあれば不要)
- プランター 小さくても可
小さいプランターでもOK!
ベビーリーフは葉が若いうちに収穫してしまうため、根が深く張ることもありません。
そのため、長さ、深さとも小さいサイズでも構いません。
今回使用したプランターは容量7~8ℓ。たくさん種がまけるようにやや大きめのものを使用しています。
種まき
プランターの上から3㎝くらいのところまで培養土を入れます。
鉢底石(軽石)は入れなくてOKです。
種をパラパラとランダムにまきます。
土を薄く(2~3㎜)被せます。
リーフレタスの種は好光性種子(こうこうせいしゅし)といって、光に当たらないとうまく発芽しません。
そのため、土を厚くかけてしまうと失敗する確率が上がってしまいます。
勢いよく水をやるとせっかくまいた種が偏ってしまうため、ジョーロのシャワーを使って優しく水を与えます。
発芽するまでは土を乾かしてはいけません!
しかし、付きっきりで見ているわけにはいきませんよね。
そこで、水を張った受け皿にプランターを置きましょう。
こうすることで、常に土が湿っている状態を保つことができます。
種まきから4~5日程度で発芽します。
良~く見るとかわいい双葉が出ているのが分かると思います。
種まきから8日後
種まきから10日後
間引き(1回目)
間引きとは収穫も兼ねて葉が混み合っている状態から、何株か抜き、整理すること。
間引くことで残った株が大きく成長します。
種まきから10日後(下写真)の状態はちょっと新芽が混み合っていますよね!
なので、ここで1回間引き作業を行います。
やり方は簡単!
隣と隣がギュギュウにならないように、こんな風に芽を摘み空間を設けます。
あまり難しく考えなくて大丈夫ですよ!
多少重なっても問題ありません。
種まきから23日後
ベビーリーフらしくなってきました。
種まきから26日後
たった3日しか経っていませんが、葉が成長しているのがわかると思います。
種まきから28日後
このようにプランターの空間がベビーリーフで埋まってきます。
間引き(2回目)
種まきから30日後
この辺りでまた間引きも兼ねて収穫しても良いですよ!
収穫
種まきから38日後
このくらいプランターいっぱいに成長すれば、確実に収穫です。
調理
ベビーリーフは青菜なので色々な料理にも使えますが、最も手軽なのはサラダですね。
自宅のプランターで育てた野菜で食卓を彩りましょう!
間引き(3回目)
とりあえず、一度収穫しましたが全て収穫せずまた間引きをして栽培を続けることもできます。
そうすると、またプランターいっぱいに葉が茂ります。
水やり
水やりに関して種の発芽前と後では変わります。
発芽前はとにかく土を乾かしてはいけません。
常に湿った状態を保つため、毎日観察するか難しいようであれば、水を張った受け皿にプランターを置いておきます。
発芽してある程度、新芽が出てくれば常に土が湿っていなくても構いません。
新芽が成長したり、葉がたくさん茂って成長しているときは、
土が乾いたらたっぷり与える方法に切り替えましょう。
水不足になれば自然と葉がしんなりしてきますので、そのタイミングから水を与えても大丈夫です。
肥料
ベビーリーフ栽培では追肥という形で栽培途中に肥料を与える必要はありません。
なぜなら、栽培期間が短いため、初めから培養土に含まれている肥料で十分足りるからです。
間引きを繰り返し、長期間収穫したい場合は追肥として液体肥料を与えます。
病害虫対策
ベビーリーフの栽培で起こる被害のうち、最も多いと思われるのは害虫による食害です。
柔らかい葉は虫も大好物!
春の時期など虫が活発な時期は一夜にして食べつくされてしまうこともあります。
そういった場合は、プランターに防虫ネットを被せておくと良いです。
ただし、これは1回食べられた経験をしないと分かりません。
栽培環境によっては、ネットを被せなくても害虫被害に遭わないことも多いからです。
ですので、害虫対策については初めはあまり気にしなくて大丈夫です。
もし、被害に遭ったら一旦、諦めてまた新しく種を播きましょう。
今度は防虫ネットを使えば良いですね。
ベビーリーフのプランター栽培のコツ
- 種まき時、土は薄く被せる(レタス系)
- 発芽するまで土を乾かさない
- 間引きを繰り返す
ベビーリーフの栽培に成功したら、次はちょっとレベルアップをしてリーフレタス栽培にチャレンジすることをおすすめします!
本格的なサラダ野菜が収穫できますよ
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