バジルの育て方!室内でプランター栽培する簡単なコツ
バジルをキッチンや窓辺やテーブルなど室内栽培に特化した育て方のコツを紹介したいと思います。
まずバジル栽培で覚えておくべき超基本事項を簡単に確認しましょう。
もくじ(タッチすると移動します)
バジルは蒸し暑い環境が好きなハーブ
- バジルの原産地:熱帯アジア・インド
- 生育適温:15~30℃
インドの気候データを参考にしてもらうとわかりますが、年間を通して高温で雨が多い地域原産のハーブです。
つまり、高温(暑さ)と過湿には強いけど、低温(寒さ)と乾燥には弱いということです。
日本でバジルが雑草のように生えていないのは日本の気候条件下では越冬できないからです。
バジルは一年草である!
バジルもミントも同じシソ科のハーブなのになぜバジルだけは枯れてしまうのですか?と質問されることがあるのですが、
そもそもミントは多年草なのに対しバジルは一年草だからです。
- ミント:多年草 冬は地上部は枯れるが根は生きていることあり
- バジル:一年草 3月~種まき/苗植え付け~10月まで収穫できる
一年草は種をまいて成長し、花を咲かせ実を付けたら枯れる運命の植物です。
なので一年草であるバジルがある程度育ち、白い花を咲かせ実を付けたら枯れるのは当たり前のことなんです。
じゃあ日本ではどのように栽培するのか?というと新しく種をまくか、苗を購入して成長が終わるまで育てるしか方法がありません。
実験室のような場所でインドの気候条件を再現し続ければ長く株が持つと思われますが、一般の家庭栽培レベルでは現実的ではないですね。
バジルの室内栽培のパターン
培養土を使って栽培する
室内でも培養土など普通の土を使って植え付ける手順は屋外で栽培するときと同じなのでこちらを参考にして下さい。
⇒【バジルの育て方がわかる!】初心者の簡単ベランダプランター菜園
水耕栽培
水耕栽培といってもバジルは観葉植物を育てるときに使うようなハイドロボールやセラミスグラニューで栽培することはできません。
一般的に“バジルの水耕栽培”と言われているものは、単にコップに水を入れて茎を入れておくだけの方法です。
根は出ますがどちらかというと簡単にできる短期的な栽培方法と考えた方がいいです。
土を使わないので微生物や害虫被害に遭うこともほぼ無いので清潔な栽培方法といえます。
ただ、家電量販店で販売されている特殊な室内栽培システムを除き、水挿ししているだけでは土での栽培と同じような成長の仕方はしません。
室内のバジル栽培で気を付けたいこと
- 日当たりと置き場所
- 室内温度
- 水やり
日当たりと置き場所
高温に強いということは室内でも日当たりの良い場所に置く必要があります。
なので北向きで日光の当たらない場所、日陰では元気に成長しません。
日の当たらない場所で育てると徒長(とちょう)といってモヤシのように茎が細くひょろ長く成長します。
なぜ日当たりの良い場所じゃないとダメなのか?というと葉っぱで光合成(こうごうせい)することで養分を作れるからです。
栄養なら肥料をあげれば良いのでは?と思うかもしれませんが、光合成によってつくる養分と肥料で得られる養分は別物です。
人間に例えるならば暗闇でも食事だけ食べていれば健康か?というと違いますよね。イメージ的にはそんな感じです。
室内温度
バジルを室内で栽培する場合は15~30℃を保てれば生育できます。
春先から秋まで栽培する分には北海道や東北などの寒冷地を除き、室内でれば朝昼晩15~30℃を保てるので寒さによって枯れることはありません。
反対に暑すぎると成長が鈍ります。またバジルの葉は柔らかいので真夏の直射日光に当たると葉焼けといって茶色く枯れてしまいます。
葉のヤケドです。
真夏は窓辺よりもレースのカーテン越しなど直射日光をさけて管理して下さい。
また葉焼けしてしまった葉は元に戻らないので摘み取りましょう。
水やり
バジルの室内栽培の水やりのコツは鉢・プランターサイズに合わせたやり方をする必要があります。
土の表面が乾いたらだけでなく、実際に鉢・プランターを持ち上げてみて乾いている時と水やり直後の重さを比較して、乾いているときの重さに近づいた時が次の水やりのタイミングです。
またバジルを観察していれば水が不足したときは葉がややくたっとして元気がありません。
水やりのコツは鉢・プランターの重さの比較とバジルの観察によって体感で覚えるしかないので訓練しましょう。
バジルを室内で鉢やプランター栽培するときは、おそらくほとんどの人が直径10.5㎝(3.5号ビニールポットサイズ)~大きくても直径15㎝(5号鉢)程度の鉢サイズで育てていると思います。
小さい鉢で栽培するということは、根が伸びづらかったり水が乾きやすいなど本来株張り30㎝、高さ50~80㎝程度まで成長するバジルにとっては良い栽培条件ではありません。
一般的に小さい鉢は入れる土の量も少ないので乾きやすいのですが、同時に根も成長するスペースが狭いことから発達していないので吸収する力が弱く、すぐに乾かないことがあります。
もちろん日光により土も乾くのですが、表面だけが乾いているとついつい、すぐにまた水やりをしたくなってしまうので、結果的に根が腐り枯れてしまうケースがよくあります。
バジルを室内でこんもり大きく増やす方法
室内栽培では鉢・プランターを大きくしない限り高さ80㎝くらいまでの大株に育てることは難しいです。またそこまでは求めていないと思います。
そこでバジルを室内で横にこんもり大きく育てる方法として、茎が伸びてきたら伸ばしっ放しにするのではなく、収穫も兼ねて伸びすぎた分をパツンと節(ふし)の上でカットします。
そうすると節の両脇から新しく芽が出て茎になりそこからまた葉がたくさん出てきます。
茎を低めにカットし続けることでどんどん脇芽を出させ、上にではなく横にこんもりと広がるように仕立てることが可能です。
まとめ
バジルの室内栽培は日当たりと置き場所などの点で屋外栽培よりも気を使うポイントが多く、その分栽培難易度が上がります。
生育適温を守ってたくさん収穫にチャンレジして下さい!
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