家庭菜園 節約になる?食費を抑えられる野菜15選!
お給料は変わらないにもかかわらず、電気代、ガス代、水道代のライフライン料金まで値上がりしてしまい、物価上昇による節約生活を余儀なくされている方も多いのではないでしょうか?
そこで食費を抑える方法の1つとして挙げられる家庭菜園ですが、はたして本当に節約になるのか?気になると思います。
この記事では家庭菜園が節約になるのか、また食費を抑えられる野菜を紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
結論 作る野菜によって変わる
結論から申し上げますと、節約になります。
しかし、作る野菜によって節約になるケースとならないケースがあります。
というのは、まず全くゼロの状態から野菜を栽培しようと思っても、土や肥料、プランター、種や苗など初期費用がかかります。
また一口に“野菜”といっても、節約に向く野菜と向かない野菜があります。
以下では節約に向く野菜の条件を1つずつ紹介します。
節約に向く野菜の条件
・種、苗が安い
・1つの株でたくさん収穫できる
・成長が早い
・何度も収穫できる
・栽培がカンタン
・長期保存できる
種、苗が安い
野菜栽培には種から育てるか、苗から育てるかの2通りの方法があります。
節約という観点からいえば、種から栽培する方が安いです。
例えば、種であれば何粒も入って一袋100円程度のものがありますが、
苗の場合は最低1苗100円以上します。
ただ、一般的に種から育てるのは苗から育てる場合より難しいです。
1つの株でたくさん収穫できる
節約になるためには、1つの株でたくさん収穫できないと意味がないでよね。
例えば、小玉スイカ。畑で栽培する場合は3~4個収穫できますが、プランター栽培では1個収穫できれば良い方です。
一方、ミニトマト。畑で栽培する場合は100個以上、プランター栽培でも30~50個程度は収穫できます。
このように、節約目的であれば、同じ野菜でも1つの株で多く収穫できる野菜を選びます。
成長が早い
食費を浮かせるためには、頻繁に収穫できる野菜である必要があります。
つまり、種を播いたり苗を植えてから収穫できるまでの日数が早ければ早いほど良いです。
例えばラディッシュ。二十日大根という名称もある通り種を播いてから収穫まで25~30日です。
何度も収穫できる
節約を持続させるには、1株で何度も収穫できる野菜だとありがたいですよね。
例えば九条ネギなどは、一度バッサリ切って収穫しても根が残っていればまた生えてきます。
またミョウガは一度種芋を植えておけば、放置しておいても毎年収穫できます。
そうめんや冷奴の薬味として半永久的に使えます。
栽培がカンタン
節約目的で家庭菜園を始めたい人の多くは、家庭菜園初心者の方が多いのではないでしょうか。
やはり、長く栽培を続けるには栽培自体がカンタンでなければなりません。
例えば、コマツナは種を播くと直ぐに発芽しますし、シソ(大葉)は生育途中で花が咲き種がこぼれると翌年も芽が出てきます。
長期保存できる
家庭菜園では自宅で新鮮な野菜を収穫できるのがメリットですが、野菜の種類によっては長期間冷凍保存することもできます。
例えば、ネギ、タカノツメなどはジップロックのようなフリーザーバッグに入れて、冷凍庫に入れておけばOK!
またこれらの野菜はたくさん収穫できるので、当分の間スーパーで買う必要はなくなります。
食費を抑える!節約に向く野菜15選
以下は、普段から野菜を栽培している私が厳選した節約に向く野菜です。
■周年系
- ホウレンソウ
- コマツナ
- カラシナ・タカナ・ツケナ
- リーフレタス
- ラディッシュ
- パセリ
ホウレンソウ
お味噌汁やおひたしにできるホウレンソウ。
種まきから30~40日程度で収穫できます。
プランターでも大量にできるのでベランダ菜園におすすめです。
コマツナ
お味噌汁やおひたし、またシャキシャキ食感から炒め物にも最適なコマツナ。
こちらもホウレンソウと同じく種まきから収穫まで30~40日間と短期間です。
ホームセンターなどタネ売り場に行くと分かりますが、たくさんの品種が並んでいます。
いずれも育てやすいです。
カラシナ、タカナ、ツケナ類
ホウレンソウやコマツナと同じく栽培が簡単な野菜にカラシナ、タカナ、ツケナがあります。
以下はそれぞれの代表的なもの。育て方もホウレンソウ等と同様です。
総称 | 代表種 |
カラシナ | わさび菜 |
タカナ | 三池高菜 |
ツケナ | 野沢菜 |
リーフレタス
サラダを食べる習慣のある方にとっては節約できる野菜にうってつけです。
リーフレタスは種から育てるケースと苗から育てるケースがありますが、
苗からでも1苗200円程度と安いです。
また、リーフレタスは育てながら収穫できるのもポイント!
必要な分だけ外側の葉を採って収穫すれば節約になります。
ラディッシュ
空いた牛乳パックでも栽培できるほど簡単です。
ラディッシュは種まき~収穫まで30日弱できます。
サラダなどで使う場合は、1個まるごと食べるというよりもスライスして彩りに使えば2~3日持ちますよね。
パセリ
好き嫌いがあると思いますが、種からも苗からも育てられます。
苗から育てる場合はとても簡単!
病害虫にも強く丈夫でわさわさと増えます。
粉ふきいも等のジャガイモ料理やジェノベーゼソースとしてパスタなどにも使えます。
■夏野菜
- バジル
- シソ
- ミニトマト(千果)
- ピーマン
- シシトウ
- トウガラシ
- ニラ
- ワケギ/アサツキ
- 葉ネギ(九条ネギ)
バジル
ハーブの1種ですが、ご存知のようにピザ、パスタ、カプレーゼなどなどイタリア料理に欠かせない野菜です。
熱帯アジアなど暑い地域の植物のため、春から夏にかけて限定ですが、1つの苗で高さ50~80㎝程にもなり、軽く100枚以上の葉を収穫できます。
シソ(大葉)
おそうめんの薬味などに欠かせないシソ(大葉)。スーパーにも売っていますが、自宅で種もしくは苗から育てれば完全に元は取れます。
またシソは“こぼれ種”といって、こぼれた種が翌年発芽し成長します。
おうちによっては、毎年家庭菜園でシソの葉を収穫されている方もいるので大変お得な野菜です。
ミニトマト(千果)
5月くらいに苗を植えて7月~8月いっぱいまで大量に収穫できるのがミニトマト。
種から栽培することもできますが、初心者の方は苗のうち接ぎ木苗(つぎきなえ)と書かれているものを選びましょう。
また、様々な種苗会社から色々な品種が販売されています。
アイコ、純あまなどありますが、節約におすすめなのは定番中の定番品種(千果(ちか))です。
いわゆる昔からある“プチトマト”と呼ばれる小さく丸い品種で、栽培も簡単なうえ大量に収穫できます。
ピーマン
意外と苦手な人も多いですが、肉詰めやチンジャオロースなど様々な料理に使えます。
節約野菜としてお勧めな理由は、収穫までが早いことと、大量に実がなること。
青いピーマンというのは本来、未熟果といって完全に熟す前の状態です。
ですが、パプリカと違い色付く前に収穫する野菜なので栽培が簡単です。
シシトウ
焼き鳥などにも入っているシシトウ。ピリ辛がお好きな方にはたまらない野菜です。
ピーマンよりも実が小さいため、早く収穫できること、またたくさん収穫できるため節約向きの野菜です。
ただ、水やりを忘れて乾燥させすぎると激辛になってしまうので、注意が必要です。
トウガラシ
タカノツメとも呼ばれるトウガラシですが、基本的にこれ1つで食べる野菜ではありませんね。
ただ、豆板醤炒めなど中華料理を自宅で作る方は重宝します。
またトウガラシが節約に向いている理由は、冷凍庫で長期保存が可能なこと。
冷凍していても使用するときは火にかける野菜のため、味も落ちることない万能野菜です。
ニラ
食感がゴワゴワするため苦手な方もいらっしゃいますが、おひたしやレバニラ炒めとして活用できます。
ニラは1株一気に収穫しても良いのですが、必要なときに必要な分だけ切って収穫すれば、また伸びてきます。
夏の暑さを乗り切るスタミナ料理には欠かせない節約向きの野菜になります。
ワケギ/アサツキ
どちらもネギ科には変わりませんが、違いは以下です。
ワケギ | エシャロットとネギの交雑種 |
アサツキ | エゾネギの変種 |
ワケギとアサツキは和え物やお味噌汁などに重宝する野菜です。
ワケギとアサツキが節約に向く理由として、何回も大量に採れるなどもあるのですが、
最も良いのは球根を埋めるだけでOKなこと。
収穫するために必要なのは種でも苗でもなく、タネ球といって小さい球根です。
超がつくほど簡単な野菜なので、家庭菜園初心者にピッタリです。
葉ネギ(九条ネギ)
関東より関西の方の方が馴染みがある野菜です。
長ネギなどと違い、えんぴつくらいの太さの苗を植えて置けば、1本だけじゃなく株元からたくさん生えてきます。
焼きネギのようにネギだけを楽しむことはできませんが、お味噌汁や冷奴、炒め物などなど様々な料理に使えます。
また使う分だけ切れば、またそこから生えてくるので長期間収穫できるのもポイントです。
まとめ
家庭菜園は節約になるのか?という疑問と節約に向く野菜を紹介しました。
ご覧いただいたように、種類によって節約になるものとならないものがあります。
注意したいのは、節約になる野菜であっても各ご家庭によって、よく食べる野菜とほどんど食べない野菜があります。
例えば、私の場合はシュンギクですがほどんど食べません。
以前、家庭菜園で栽培しましたが収穫したところで食べない為、収穫せず花を観賞して終わったことがあります。
せっかく節約のために野菜を育てても、食べない野菜を選んでしまっては元も子もありません。
節約をするためには、自分がよく食べる野菜を選んでから栽培を始めましょう。
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