シソの葉が茶色くしおれて元気がない。枯れる前のシソ栽培のコツ
「初心者向きで簡単に育てられるって聞いたから栽培しはじめたのに!」とシソの苗を買ってきて植えたのに葉の先が茶色くなってきた。
元気がない、もう少しで枯れそう!と夜も寝られない状態ではありませんか?
今回はシソの葉が茶色くなってしまう、元気がないなど枯れる前の対策についてご紹介したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
シソが元気がない
本来シソは大変丈夫な野菜であり、放っておいてもこぼれダネが発芽するほど強健な植物です。
しかし、次にあげるような理由で元気がなくなることがあります。
水のあげすぎ
まず、水の与えすぎです。
シソは乾燥に弱いのでたしかに水はいっぱい欲しがります。
ですからたっぷりあげるのはいいのですが、勘違いしてはいけないのが毎日日課のように与えたり週〇回必ず水やりをするというような水のあげ方はしてはいけません。
もし今このような水のあげ方をしていて、シソに元気がないからさらに水をあげて元気にさせようとしていたら、間違いなく枯れてしまいます。
それは、植物の根というのは水を求めて伸びていきます。
根が伸びることによって自分の体をしっかりと支えることが出来るようになり、大きな葉や花や実を付けることができるのです。
しかし、毎日水を与えていると根も「あ~頑張って伸びなくても水には困らないから伸びるのやめよっ」と成長をやめてしまいます。
でも最初のうちはいいですが、人間だって毎日大量の水を飲んでいたらお腹壊しますよね?それと同様に植物も体をこわし最終的に枯れてしまいます。
それに対し、土がしっかり乾いてから、たっぷり鉢底から水が出るまであげるやり方をすると、土中の根は水分が少なってくると水をもとめて鉢の中いっぱいに根を張ります。
畑の場合も同じく根が伸びます。
葉が茶色くなるのは
引き続き元気がなくなる理由として水のあげすぎ以外には肥料過多(肥料のあげすぎ)、温度障害・病気などが考えられるのですが、
葉が茶色くなる理由は総じて根に問題があります。
例えば植替えの際に根を痛めてしまうと生長が悪くなります。そしてシソの葉が茶色くなるのも根に原因があります。
暑さによる根の傷み
畑など地植えで栽培している場合は違うのですが、ベランダなどプランターで栽培していると、置いている場所が原因で暑さによって根が傷むことがあります。
真夏など朝から高温で、日中から夕方にかけて強い日差しを浴び、夕方の西日が当たる場所にプランター(鉢)を置いておくとプランター内の温度が上がり、根もダメージを受けます。
基本的にシソは夏の暑さにも耐える丈夫な野菜(ハーブ)なのですが、特にコンクリートの上に置いておくと地熱と日差しの照り返しで株もぐったりします。
ですので、置き場所を変えて様子を見るのも1つの方法です。
ただ、深夜になっても30度を超えるような夏もあるため、シソの根が暑さによってダメージを受けるのは避けられないこともあります。
日中の水やりによる根の傷み
夏野菜の水やりは朝や夕方に行うのが鉄則です。
なぜなら水を与えてもすぐにお湯に変わってしまい根を傷めるからです。
可愛そうなのでやらないで欲しいのですが、植物にお湯を与え1~2日程度経つとその部分だけ葉も茶色く枯れます。
これはお湯によって根が傷んでしまった証拠なのですが、夏場の水やりはこれと同じことになり兼ねないため、お昼ぐらいにシソの葉が水不足によってぐったりしているからといって、無理に水を与えないようにしましょう。
夕方以降、日が沈みやや気温が下がって涼しくなってきたら水をたっぷり与えて下さい。
直射日光による葉焼け
シソの葉もガンガンに夏の日差しを受けると葉が焼けることがあります。
特にプランター栽培でコンクリートの上など日差しの反射を受ける場所で起こることがあります。
葉焼けしてしまって茶色くなったところは葉緑素が破壊されてしまっているため、そのままにしていても元には戻りません。
葉焼けした葉は取り除きましょう。
根詰まり
シソは環境が良いとどんどん大きくなります。
したがってその分、根も鉢いっぱいに広がるんですね。
そのため根詰まりが原因で葉が茶色くなることがあります。
幼苗のときに植えた鉢のままだと、株に対して鉢が小さいので根がぎゅうぎゅうの状態になります。
そうすると皆さん、満員電車を想像して下さい。酸素も薄くなって息苦しいですよね?
シソの根も同様で鉢中が根でいっぱいになると水も吸いにくいですし、酸素も入っても鉢底から抜けないため窒息状態です。
そうなるとシソは葉先を茶色く(黒く)することにより根詰まりのサインを出すのです。
まとめ
植物はどこかに障害がでるとなんとしてでも子孫を残そうと無駄なエネルギーを使わないように葉っぱを落としたりして生き延びようとします。
でも私たちが面倒をみてあげることにより回復・改善することがあるんですね。
シソの場合、今までよりもすこし大き目の鉢に植え替えてあげたり植替え手葉を間引いたり芽かきをしたりして根への負担を減らすことに
より茶色くなって枯れていくことを避けられますのでぜひ参考にしてみてください。
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