チューリップの植え方！球根の深さと間隔と向きがきれいに見えるコツ

3月から5月にかけて可愛らしい花を咲かせるチューリップ。プランターや花壇などの地植えの両方で楽しむことができますが、ちょっとしたコツで花をきれいに見せる方法があります。

今回はチューリップをきれいに見せる球根の深さ・間隔・向きの正しい植え方についてご紹介したいと思います。

深さは地植えとプランターで異なる

鉢植えなどプランターは深さ2センチ

深さは2センチくらいで土が球根の先端にかぶるくらいです。

地植えと異なり浅く植えるのがコツです。

プランターの場合は容器自体の大きさが限られているので深く植えてしまうと根が伸びることができません。そのため浅く植えます。

また、容器自体の深さが浅い鉢の使用はやめましょう。

ただし、あまり浅すぎると根が下に伸びる力で逆に上に押し上げられ球根が地上部に出てしまうことがあります。

花壇など地植えは球根2個分の深さ

およそ球根2個分の深さです。

プランターや鉢植えとの違いは、球根を深く植えることです。

なぜ、プランターなどの鉢植えと異なるのかというと、地植えの場合は根が伸びても底につくことがないので深めに植えて球根を成長させます。

ただし、深ければ深いほど良いわけでないので注意しましょう。

間隔は球根1個分空ける

花壇などの地植えでは植えられるスペースは個人個人によって違いますが、

一般的な長さ65センチの横長プランターではだいたい10～20個の球根が植えられます。

球根の間隔に関しては葉が伸びることも考えて1個分空けて植えます。

欧米などの寄せ植えなどを見ると間隔をほとんど空けずギュウギュウに植えることもあります。

次で説明する向きをそろえれば密植することも可能ですが、成長後を考えるとやはり球根1個分くらい空けてあげるとチューリップものびのび成長できます。

向きは球根のお尻を自分に向ける

球根のふっくらしている部分(お尻)を自分の方に向けて植えて下さい。

そうすると自分に対して左右対称に葉が出てきます。

しかし、たくさん植えたいときは少しだけ向きを斜めにずらしましょう。

チューリップがきれいに見えるコツは植える向きをそろえることです。

向きをそろえて植えないと花向きがめちゃくちゃになります。

なぜかというと向きによって葉の出る方向が決まっているからです。

向きをそろえる理由はきれいにみせる目的もありますが、生育環境の問題も関係してきます。

葉があちらこちらでぶつかってしまえば株も十分に大きくなることもできませんし、密になることによって風通しが悪くなり病気を誘発する可能性もあるからです。

そうならないためにも、球根の向きをそろえて植え付けることが大切です。

繰り返しますが球根のふっくらしている部分(お尻)を自分の方に向けて植えましょう。

以上を踏まえて実際に綺麗に見えるチューリップの植え方、並べ方の花壇植栽計画を紹介します。

チューリップがきれいに見える並べ方

球根のお尻を自分の方に向けてさらにやや斜めに並べる

横から見るとこんな感じ。

きれいに並んでいるのがわかると思います。

花壇などの地植えでは球根2個分を掘っているはずですから、掘った分の土をかぶせて終了です。

この時に掘った分以上に盛り土をするなどしてしまうと、芽が出にくくなるので注意しましょう。

チューリップの植える時期を間違えると育たない

チューリップは10月～11月、地温が10℃以下になったら球根を植え付けます。

どんなに深さや間隔、向きを気を付けてもそもそも植える時期が遅れるとちゃんと成長しません。

そして、

球根は傷がついてなく黒くなっていたりしないものを選びましょう。

チューリップやヒヤシンスなどのような球根植物を育てる場合は植え付け時の球根選びが最初の重要なポイントです。

重要！以下記事必ず読んでください。

＞＞チューリップを花壇や地植えできれいに咲かせる育て方のコツ

チューリップの植え付けから花が咲くまでの月別の成長過程を紹介しています。

今回はチューリップの花をきれいに見せるためのちょっとしたコツについてお話ししてきました。

チューリップはチューリップは1本でも美しいですがたくさんの花が並んで咲くとより感動するほどの美しさを感じられます。

栽培方法も難しいのでぜひ球根の向きを意識して植え付けてみてはいかがでしょうか。