チューリップを初心者が鉢植え植えっぱなしで咲かせられる育て方

チューリップは誰もが知っていて誰もが簡単に育てられる花のひとつですが、肝心な“簡単”といわれる育て方のコツについては自分で調べなければならないことが多いと思います。

今回は初心者が失敗することのない球根からのチューリップの鉢植えの育て方について植えっぱなしでも咲かせられるコツをご紹介したいと思います。

最低限気を付けなければならない栽培ポイント

チューリップを育てるには最低限、管理しなければならず日々忙しくてほぼ放ったらかしで春にどうしてもチューリップを鑑賞したい場合は鉢植えでは難しく地植えしかありません。。

そのため以下は鉢植えで最低限気を付けなければならない栽培ポイントを解説していきます。

球根選び

地植えの場合も共通していますが、まず良い球根を選ぶことが重要です。それはどんなに水や肥料を与えても元の球根が悪ければ限界があるからです。

では良い球根とはどんなものを指すのかというと

植え付ける時期

チューリップの球根が出回るのが9月の終わりから11月中です。購入してこの時期に植えると品種により3月～5月にかけて開花します。

植え付ける用土

球根を選んだら、用土を選びましょう。土には色々な種類がありますが初心者の場合は配合してオリジナル用土を作るよりも、「培養土」と呼ばれる最初から花や野菜を育てる用に様々な用土や堆肥が配合されているものを購入して下さい。

培養土の中にも値段に差がありますが安すぎるものは避けた方がいいです。

肥料

肥料に関しては「元肥」と「追肥」があります。

元肥とは

植え付ける際に用土に混ぜて使うもので有機質肥料（油かす、骨粉等）などゆっくりと植物の根に効いていく緩効性肥料・遅効性肥料と呼ばれているもの。

元肥は培養土に堆肥とともに一緒に配合されていることが多いので、間違って肥料配合なしの用土を購入しなければ心配する必要はありません。（花壇用の土には肥料が入っていないものもあるため注意）

※ちなみに堆肥（たいひ）は肥料ではあるのですが成分の分解過程の問題で異なるので厳密にいうと有機肥料とは異なります。この辺は難しいのでまだ意識しなくてOKです。

私たちが注意すべきは「追肥」の方です。

追肥とは植物の生長段階に応じて与えるもの。主に速効性の液体肥料を使います。チューリップの芽が出たら10日に1回くらいのペースで与えましょう。

容量は肥料の容器に書かれていますので必ず容量を守って使って下さい。早く咲かせたいからといって大量に与えると「肥料焼け」という症状で枯れてしまいます。

 重要！芽が出ていない冬に水やりを忘れると咲かない

チューリップの水やりは毎日！なんて与えていないですよね？？チューリップにも正しいの水やりの方法があります。

大切なのは11月以降の冬に、芽がまだ全く出ていない土だけの状態でも水やりをする必要があります。

球根を植えたばかりの10月～12月は当然芽なんか出ていないわけですが、この時期に水やりを忘れると春になってもちゃんと芽が出なかったり茎が曲がるなど生育不良で花が咲かないこともあります。

初心者の人は以下の水やり項目をしっかりと覚えておきましょう。

⇒チューリップの水やりの方法についてはこちら

チューリップの球根を植える深さは頭が隠れるくらいの浅植えで！

球根には花の種類によって植え付けるのに適した深さがあります。

チューリップの球根は頭のてっぺんの尖ったところが隠れる程度に浅く植えることがポイントです。

深く植えてしまうと芽が出ないので注意しましょう。

5号鉢(直径15㎝)で3球が目安と言われていますが、７～８球くらい植えて密植しても花は咲きます。

だいたい球根1個分空けて植えるのが最適な間隔ですがぎっしり咲かせたい場合はおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

簡単、簡単と言われるチューリップの育て方についてですが、何が簡単なのか？

そしてどうすれば簡単に育てきれいな花を育てれば良いのかについてはイマイチよくわからない場合も多いと思います。

今回はその簡単に育てられる方法をすべてまとめたのでぜひ実践して春にはたくさんのかわいいきれいなチューリップを咲かせて下さい。