ジニアプロフュージョンが色あせる理由!切り戻しと追肥で秋まで咲かす
6月に買ったジニア・プロフュージョンが1ヶ月くらい経ったら、ピンク色が色あせて白くかすれたピンク色に変わってしまった等のトラブルは多いです。
理由と秋以降きれいに咲かせるために切り戻し作業まで紹介します。
もくじ(タッチすると移動します)
色あせる理由
- 乾燥させ過ぎた
- 直射日光による日焼け
- 花の終わりかけ
- 肥料不足
乾燥させ過ぎた
ジニア・プロフュージョンは過乾燥、つまり水やりを忘れるなど土を乾燥させ過ぎると色あせが起こります。
ジニアは過湿に弱いのでどちからといえば乾燥ぎみの方が良いのですが、極端に乾燥させると株全体も弱り、葉も黄色くしおれてしまうことがあります。
基本的に丈夫な花ですが、水やりを放置してしまうほど乾燥させないようにしましょう。
直射日光による日焼け
過乾燥にプラスして起こることが多いのですが、8月の猛暑などあまりに暑すぎると花も日焼けをして色があせます。
ジニアは暑さに強いとされていますが、生育適温は25℃前後です。
原産地であるメキシコの夏(6~9月)の平均気温は砂漠地帯40℃、中央高原地帯17℃前後と場所によって気温差が激しく必ずしもメキシコ原産だから日本の暑さよりも強いと言い切れません。
なので、基本的に日当たりの良い場所で管理しますが、真夏に直射日光がガンガン当たるような場所では色褪せるは仕方ないです。
花の終わりかけ
ジニアは6~11月にかけて長期間咲く花です。ですが、一輪の花が咲き続ける期間にも限りがありきれいに咲く盛りを過ぎるとタネを作るために枯れていきます。
花の色も咲きはじめと比べ終わりかけのときは色あせてきます。
色あせてきたら花がら摘みといって花を摘む(切る)作業をします。そうすることでタネを作ることを防ぎ次から次へと花を咲かせる株にします。
なぜ花を摘むのかというとタネを作る作業に栄養分を使ってしまうため、他の花を咲かせるための栄養分とパワーが弱ります。
花を観賞する人間にとっては困るのでタネを作らせないようにする必要があります。
肥料不足
花をきれいな色で長期間咲かせるためには追肥が必要です。
追肥に関しては記事下の対処法の中で説明していますのでこのまま読み進めて下さい。
ジニアの原産地と生育温度を知れば上手に栽培できる
- 原産地:メキシコ
- 生育温度:25℃前後
ジニア・プロフュージョンはオールアメリカンセレクション フローロセレクトで金賞を取ったサカタのタネが開発した品種のため、野生種ではないのですが、原種の性質は受け継いでいます。
ジニアの原産地は南米のメキシコです。
メキシコは南米といっても北半球にあるのでオーストラリアやニュージーランドのように日本と季節が逆転することはありません。そのため暑い時期と寒い時期は同じなのですが、雨季と乾季があります。
- 雨季:6~9月 気温:砂漠地帯40℃超・中央高原地帯25℃前後
- 乾季:10~5月 気温:砂漠&中央高原地帯とも10℃以下
降水量に関しても年間を通して東京の方が多いため過湿に弱い花だということもわかります。
つまり、ジニアの育て方のコツは気温25℃前後の日当たりと風通しが良いところで、乾かし気味にするけど過乾燥にならないようにすることです。
対処法は切り戻しと追肥で秋まで咲かせる
切り戻し
まず、色あせた花が少ない場合その花がらを摘みます。
6月に購入すると7月8月にかけて大きく成長していると思いますが、花の咲き具合が盛りを過ぎて一通り咲き終わったら切り戻し作業をします。
一般的に切り戻しの時期は梅雨入り前に行うと、株の中心に日が当たりその後の高温多湿時期でも蒸れずに成長が良くなると言われています。
ですが、ジニアは11月など霜が降りる前まで花は咲くので夏終わりに切り戻し作業をしても良いです。
切り戻す位置は草丈の半分くらいのところでカットします。
切り戻しをすることで株を休める効果と草姿を整え、枝数を増やし花芽をたくさんつかせることができます。
追肥
花壇など地植えで育てる場合とプランター栽培する2パターンがありますが、追肥に関してはまず植え付けるときに元肥が施されていることが前提です。
ジニアの追肥の基本は6~11月に2週間に1回のタイミングで液体肥料、または化成肥料を与えます。
化成肥料の方は液体と違いゆっくり効果が出るため与えるタイミングがもうちょっと空くこともあります。詳しい施肥量は購入した肥料のパッケージに記載されていますのでそちらを参考にして下さい。
プランター栽培で新しい培養土を使って植えた場合は土に肥料が配合されているため、最低30~180日くらい肥料効果があるとされていますが、
水やりの度に肥料成分も流れ出るため地植え栽培以上のちゃんと与える必要があります。
液体肥料は速効性があるので水やりを兼ねてやると良いでしょう。
追肥は花を長く咲かせるためには欠かせません。
一度色あせてしまった花は元には戻りませんが、花がら摘みや切り戻しをし、追肥をすれば9月10月11月の秋以降に発色のいいジニア・プロフュージョンを咲かせることができます。
ぜひトライしてみて下さい。
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