ハボタンの寄せ植え!組み合わせ実例や使い方のコツを初心者に解説!
主に11月~4月の晩秋から春にかけて活躍する、冬のプランターや花壇を彩るハボタン!
昔から学校や公園の花壇などで見かけ、キャベツのような花が特徴的です。
そんなハボタンですが、以前と比較して色や形、大きさなど様々な品種が流通するようになっています。
しかし、独特な花形であるゆえにどうやって使ったらいいのかわからない!他の花との組み合わせ方が難しい!など寄せ植えで苦戦する人も多いです。
そこで、この記事ではハボタンの寄せ植えを作るときの、他の草花との組み合わせ実例や使い方のコツを初心者向けに解説したいと思います。
もくじ(タッチすると移動します)
どのタイプにする?ハボタンの選び方
- 大きさ
- 色
- 形
大きさ
一番大きいハボタンのサイズは楽器のシンバルくらいある花壇用のものから、リース状のハンギングバスケット等に使う極小サイズまで様々あります。
まず寄せ植えを作るときに決めるのが、どのくらいの大きさのプランターに植えるのか?です。
大きさにもよりますが、ハボタンは場所を取る植物ですので先に植えたいプランターの大きさを決めておきましょう。
それによってハボタンの大きさも変わってきます。
ハボタンは冬の間はほどんど成長しないため、購入時の大きさからほぼ変化しません。
そのため、植えたいプランターの大きさに合わせてハボタンのサイズを決めて下さい。
色
ハボタンの色は白か濃・淡のピンク、暗色系(紫~黒)が一般的です。
中には青や緑、黄色、オレンジなど着色したものやラメが付いているものまであります。
また最近では「光子シリーズ」など固定化された園芸品種も出てきました。
ハボタンの場合は白系、ピンク系、あるいは両方一緒に植えてもデザイン的に悪くないのですが、寄せ植え全体として白系でまとめたいのか?
それともピンク系にしたいのか?混色にしたいのか?
作りたい寄せ植え全体の色のイメージを決めてから、ハボタンの色を選びましょう。
例えば、濃ピンクのガーデンシクラメンや赤い実を付けるチェッカーベリー、黒い葉のオオバジャノヒゲ“黒竜”など渋い濃いピンク系でまとめたいなら、濃いピンクか暗色系のハボタンを選びます。
形
ハボタンの系統を教科書的に分類すると以下になります。
- 東京丸葉系(江戸ハボタン)
- 名古屋ちりめん系(名古屋ハボタン)
- 大阪丸葉系(大阪ハボタン)・・・丸葉系×ちりめん系
- 切れ葉系・・・ロシア産ケール×丸葉系
東京丸葉系や名古屋ちりめん系、大阪丸葉系、切れ葉系など色々あるのですが、正直今はウサギの耳のような形をした『バニー』や光沢のあるかっちりした『光子』など新しい品種も生まれているので、厳密な区分けにあまり意味はありません。
むしろ葉の持つイメージによって使い分けると良いです。
■葉の形のもつイメージ
- 丸葉系・・・かわいい、やさしい、まとまる
- ちりめん系・・・ふわふわ、ボリューム感
- 切れ葉系・・・かっこいい、スタイリッシュ、直線的
冬から春!ハボタンと組み合わせられる草花
ハボタンが店頭に並び始めるのはだいたい11月くらいからお正月にかけてがピークです。
同時期に出回る代表的な草花には以下のような種類があります。
- パンジー
- ビオラ
- ガーデンシクラメン
- プリムラ
- ストック
- スイートアリッサム
- イベリス
- ネメシア
- バコパ
- クリスマスローズ
- 実もの(チェッカーベリーなど)
- 葉もの(ヒューケラ、ダスティミラー、カルーナ等)
ハボタンの使い方実例
ハボタン1個メインとピンク系の花を組み合わせる
プランターの大きさ(直径)が20㎝程度(6~7号)なので、ハボタンは1つで十分です。
中心に光沢のあるハボタン“光子”を1つ置き、周りにピンク系のプリムラとスイートアリッサム、薄ピンクのネメシア、
そして赤い実を付けた斑入りのヤブコウジ、シルバーリーフのダスティミラー(シロタエギク)、背面にカヤツリグサ系のブロンズリーフ(銅葉)ウンシニア“ファイアーダンス”を寄せ植えしています。
ミニハボタン2種類との組み合わせ
すり鉢状のプランターの大きさが8号(直径24㎝)程度のものなので、大きなハボタンを植えるのではなく、小さめのハボタン白2個に同系色の黄色系のビオラを組み合わせ、
赤いハボタン1個に同系のスイートアリッサムを、濃いピンクのプリムラと背面にエリカ、ダスティミラーの“シルバーリーフ”でまとめています。
暖色と寒色を混ぜた寄せ植えですね。
寒色系ハンギングバスケット
写真は吊るすタイプのハンギングバスケットですが、寄せ植えでも組み合わせ方は同じです。
中心に1個赤系のハボタンを入れ、周辺に紫色に近い暗色系のハボタンを3つほど植えています。
その他は紫系のビオラ、白のスイートアリッサム、シルバーのダスティミラーなど全体的に寒色でまとめています。
大人っぽく渋めのチョイスです。
ミニミニハボタンと組み合わせる
ミニよりももっと小さいミニミニハボタン(白・赤)を使い、白いイベリスや紫系のプリムラ、黄色のビオラを使ったリースです。
ミニミニハボタンと複色のビオラのリース
小さいハボタン白・赤を2個+1個のように3つで1つにまとめ、それを点在させるように植えています。
複色のビオラを3か所に植え、ロータスなどの明るいグリーンを添えれば完成です。
紫×白×シルバーの寒色系
暗色系のハボタンを4か所に植え、その周りに明るい薄紫色のビオラ、白のバコパ、ダスティミラーのシルバーリーフを植えて、寒色系でまとめています。
寒いクールなイメージですね。
ハボタン×スイートアリッサム×ビオラ
小さいハボタン(白・赤)とスイートアリッサム(白・濃ピンク)、紫のビオラを植えています。
ハボタンとカラーリーフを組み合わせる
秋冬を彩るカラーリーフの1つにカルーナがあります。一見、草花のように見えますがカルーナは樹木です。
品種改良され、赤やピンク、オレンジ等々色とりどりです。
またピンクの花を咲かせる樹木のギョリュウバイと合わせ、ミニミニハボタンは脇役に使われています。
実ものとハボタン
暗色系のハボタンに赤い実が特徴のチェッカーベリーを組み合わせています。
チェッカーベリーはクリスマスなども演出でき、千両やヤブコウジなどを合わせればお正月のイメージが出せます。
高さのあるハボタンを使う
ハボタンは平べったいイメージがありますが、最近は切花用にも使われる丈の長い高さのあるサイズも流通しています。
高さのあるハボタンを使うことで奥行き感を出すことができ、シキミアなどと合わせればボリュームいっぱいの寄せ植えが完成します。
寒色系であるシルバーリーフやハボタンと同じく赤ピンク系のカラーリーフを添えることで、まとまりが出ています。
ちりめん系・切れ葉系のハボタンをメインにする
ちりめん系や切れ葉系のハボタン白、赤2色をメインに使い、白いガーデンシクラメンやピンクのネメシア、褐色のカラーリーフを脇役にします。
ハボタンだけでまとめる
ハボタンにはたくさんの種類があるので、ハボタンだけ集めて寄せ植えるのも良いです。
冬期は成長がほとんど止まるため、葉が大きくなったり茎が立ち上がるなどの成長がありません。
そのため、隣と隣の株をぎゅうぎゅうに植えることができます。
まとめ
ハボタンの寄せ植えをつくるときの実例や使い方のコツについて紹介してきました。
まず、ハボタンを先に選びあとは同時期に出回っているビオラやガーデンシクラメンなどを脇役として選び、最後に葉ものを添えればうまくいきます。
植えたいプランターの大きさに合わせてハボタンの大きさを決め、あとは色と形を好みで選ぶと良いですね。
虫も付きにくく、冬期は成長も鈍く、とても丈夫なので春まで長く楽しんでください。
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