母の日に貰ったあじさい【万華鏡】がしおれた時の水やりと育て方

今、母の日ギフトのアジサイの中でも特に大人気で売り切れ続出の「万華鏡」。
前回の記事では現役花屋の私が個人的に感じた「万華鏡」の良い点悪い点についてお話しました。
今回は、実際に贈りたい、貰った方に向けて、贈る側も貰う側も納得できる万華鏡の育て方
特に株がしおれてしまったときの水やりの仕方について解説したいと思います。
万華鏡の育て方
「万華鏡」は島根県アジサイ研究会を中心として作出されたアジサイですが
具体的に何と何の品種を掛け合わせて生まれたのか具体的な情報は発表されていません。
まぁ企業秘密でしょうから仕方ありませんが、ハイドランジア(西洋アジサイ)であり
突き詰めればガクアジサイで間違いありません。
そして西洋アジサイといってもアジサイは元々日本特産の植物であるため栽培環境は日本の気候に適合しています。
なので、ガクアジサイの育て方を実践しましょう。
ガクアジサイの育て方
アジサイの特性は、水を好み肥沃で湿潤な土壌と半日陰を好みます。
しかし、日光は当たった方がよくあまり日が当たらないと花付きが悪くなります。
真夏は葉がしおれたり、葉焼けをおこしたりするので鉢植えの置き場所は梅雨明け以降は半日陰がいいです。
地植えの場合は乾燥した土壌でなければ比較的どこでも丈夫に育ちます。
万華鏡がしおれたら
アジサイの基本的な水やり方法は「鉢土の表面が乾いてきたら鉢底から水がでるまでたっぷり水やりをする」です。
しかしうっかりしていると母の日にもらったアジサイが、しなっと花も葉もしおれてしまったということはよくあります。
それは直径15㎝に植えられた5号鉢の「万華鏡」では、すぐに水切れしてしまうからです。
アジサイは水が好きなの特にこのようになちがちです。
そして、アジサイの花がぐったりしおれてしまった場合は次のような回復方法があります。
アジサイを元気に戻す2つの方法
1.水に浸ける
アジサイの鉢を全部ぐるっと筒状に包んで直射日光の当たらない場所で30分~2時間ほど水を張ったバケツにどっぷり鉢ごと浸け、葉がシャキッと元に戻ったら新聞紙を外します。
しかし、この方法は花屋さんの現場でも広く行われているのですが、ある生産者さんによると長時間根を水に浸けていると根が傷んでくるからそうです。
根が傷むということは生育不良につながりますのでここでは次の2の方法をおすすめします。
2.葉水を含めてたっぷり水やり
②株元から水をやり鉢底から水が出るまで行います。次にホースにてシャワーかミスト状にして花と葉に水をかけてあげてください。
これを“葉水”といいいます。
この作業が終わったら日陰の涼しい場所に置いておけば元に戻ります。
「万華鏡」は翌年以降も成長すれば株も大きく茎も太くなりますが、母の日ギフトで出回る株の中には促成栽培のため茎が細いうちに大きな花を咲かせた株があります。
アジサイなので基本的に丈夫ではありますが、そのような事情により「万華鏡」は繊細な部分もありますので
なるべく水切れさせないうちに日々株を観察して水やりをすることが大切です。
次は来年も花を咲かせるために必ず必要な剪定作業(せんていさぎょう)について解説します。
>>アジサイ剪定位置|花が咲き終わった後から来年も咲かせる方法【万華鏡の図解画像】
・あじさい【万華鏡・ダンスパーティー】を来年も咲かせる剪定方法
もし、花が咲かないなら理由はコレ
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