アジサイ剪定位置|花が咲き終わった後から来年も咲かせる方法【万華鏡の図解画像】

母の日などに頂いたアジサイの鉢植えをそのままにしておいていも来年は花が咲きません。
来年もきれいな花を咲かせるためにアジサイを剪定(せんてい)する必要があります。
この記事では花後にどの位置で茎を切ればいいのか?アジサイの剪定位置について画像を図解にして解説しています。
もくじ(タッチすると移動します)
花後の剪定時期(せんていじき)はいつ?
アジサイは早いものだと2月くらいから出始め4月後半から5月の母の日あたりにかけて大量に流通します。
そしてアジサイは放っておけば秋色アジサイといってくすんだ色に変化していきます。
しかし秋色アジサイになる秋くらいまで何もせずに長期間放置しておくと、来年も花を咲かせるための芽を作ることができません。
ですので、花が咲いている5月中~株いっぱいに一通り咲く6月くらいに剪定作業をします。
花が完全に終わる前のなるべく早い時期に切ることがコツです。
そうすれば来年も花を咲かせることが可能です。
剪定(せんてい)する位置
下写真をご覧ください。
これはアジサイ「万華鏡」です。
剪定する位置は花の下から2節目のすぐ上です。
花が咲いていない枝は切りません。必ず花が咲いている枝を切ります。
花の下から2節目の“すぐ上”の部分は5㎜~1㎝程度残して切ればいいでしょう。
別の画像を使って同じことを解説します。
花の下から1節目は芽がでない場所です。仕組みとして花の下から1節目には花芽が付かないので、ここを切っても花芽は出ません。
一方、2節目からは新芽が出ます。
ご覧の通り、すでに小さい新芽が出ていますよね。
2節目のすぐ上でハサミでカットして下さい。
そうすると葉の付け根から新芽が伸びて枝に成長します。
※葉の付け根の部分を専門用語で「葉腋(ようえき)」と言います。
剪定した翌年5月の様子
ご覧ください。
昨年切った場所(去年咲いた花の下から2節目のすぐ上)がわかると思います。
新芽は木質化(もくしつか)といって柔らかい茎から硬い木に変化しています。
アジサイは草花ではななく花木といって樹木、つまり木なのでこのようになります。
青い丸印は今年咲く花です。
花芽の成長過程
5月前半になると小さい花芽が見えてきました。
横から見るとこんな感じ。
少しずつですが大きくなってきます。
5月下旬~6月にかけてどんどん花が成長します。
1つ1つの花に分かれて咲き始めてきています。
薄い緑色の花が青く色付いてきました。
「万華鏡」らしくなってきました。
まだ色が白っぽいです。
さらに青みが増していきました。
青紫色がかっています。
ちなみにアジサイの花には両性花と装飾花(中性花)があり、私たちが「花」だと思っている青やピンク、白の花は植物学的にはガクです。ですが、花に見えるのでこの部分を“装飾花”と呼んでいます。
そして今年もきれいに満開になりました!
まとめ
- 花後なるべく早く剪定する
- 剪定位置は花の下2節目のすぐ上
- 花の咲いていない枝は切らない
アジサイに限らず、株を疲れさせず来年も花を咲かせるためには、花は咲いたらすぐ切るのが鉄則です。
特にアジサイは一輪で大きく花を咲かせるので、その分エネルギーを使い養分も無くなります。
しかし、切り花として楽しむのは別として、鉢植えで花が咲いたらすぐ切るのは観賞する楽しみがありません。
そのため、完全にアジサイの花が茶色く枯れて誰が見ても終わったと感じるときまで咲かせ続けるのではなく、まだまだ観賞価値はあるけれど少し色あせてきたり、汚くなってきたと感じる“できるだけ早めの時期”に切ることを心掛けましょう。
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